AAAソブリン・ファンド(愛称:トリプルアクセル)の評価

AAAソブリン・ファンド(愛称:トリプルアクセル)は、世界主要国の投資適格債(ムーディーズ社によるAaa、またはS&P社によるAAAの格付けを有する国債や政府機関債)に投資する先進国債券アクティブファンドです。1998年12月1日より運用されています。

信託報酬も年1.05%(税抜)と高く、投資銘柄もわずか3銘柄という分散がほとんんど効いていない点で話になりません。さらにベンチマークも参考指数もない欠陥アクティブファンドであり、運用手腕を判定しようがありません。ダメ押しで税金が取られる分非効率な毎月分配型ファンドです。お話にならない、低レベルなファンドです。

(2016年6月1日)


 


AAAソブリン・ファンド(トリプルアクセル)の基本情報

・購入単位:証券会社により異なりますが、SBI証券では最低500円より積立購入可能。
信託報酬年率1.05%(税抜)
信託財産留保額:なし
・決算:毎月16日。毎月30円ずつ分配金を吐き出して元本が減り続けています。
・資産配分比率:アメリカ、ニュージーランド、オーストラリア国債債券計3銘柄に投資(2016年4月28日時点)

組入全3銘柄は以下の通りです。平均残存期間は0.90年と満期まで比較的短い短期債に投資しています。

AAAソブリン・ファンド(愛称:トリプルアクセル) 組入銘柄


・償還日:なし
・運用:BNPパリバ インベストメント・パートナーズ株式会社
・為替ヘッジ:なし


AAAソブリン・ファンド(トリプルアクセル)の感想・評価

高コストかつ毎月分配型であることが問題

信託報酬が年1.05%(税抜)もかかる時点で高コストすぎ、先進国債券ファンドとして投資価値はありません。

そもそも米国、オーストラリア、ニュージーランドの3つの国債に投資してるだけで分散も何もありません。ファンドを利用しなくても、普通に外国債券を買っても同じことができるレベルです。こんな事に、信託報酬を年1.05%も取られる必要はありません。

さらに毎月の分配金にかかる税金分が非効率な、毎月分配型ファンドです。分配金は利益ではなくて、自分の資産から資産から単に税金分を引かれた後に、取り崩しをしているだけです。

実際に運用報告書記載の「分配原資の内訳」を見てみます。毎月の分配金30円に対して、そのうちの収益はわずか8円~13円程度で、大半の残りは「収益以外」からの分配であることがわかります。

AAAソブリン・ファンド(愛称:トリプルアクセル)の分配原資の内訳


ただの元本取り崩しであり、自分のお金をキャッシュカードでおろしてきて「わーい儲かった!」と言っているような事であって、何が嬉しいのかということです。分配金の額に騙されないよう、最低限の知識は身につける必要があります。


ベンチマークのない欠陥アクティブファンド

さらに、ベンチマークも参考指数もなく、何を目標に運用されているかさっぱりわかりません。(正確には投資家をなめていて目標すら目論見書や月報に載せないようにしています。)

ベンチマークが無いので本来比較できるものではありませんが、投資適格債券に分散投資しているなどと寝言を言っているので、試しに先進国債券全体に広く分散投資しているインデックスファンド、SMT グローバル債券インデックス・オープンとリターンを比べてみました。

AAAソブリンファンドとSMT グローバル債券インデックス・オープンの基準価額の比較


税抜きの信託報酬が0.5%と半分以下のSMTのファンドの方が、AAAソブリンファンドよりもダブルスコアで運用成績が良いです。何のためにAAAソブリン・ファンド(トリプルアクセル)に投資をするのか、完全に意味不明なファンドと言えますね。

このような、高コストかつ非効率な毎月分配型、さらにはベンチマークも無いという良いところのない外国債券ファンドに投資する必要はありませんのでご注意ください。


AAAソブリン・ファンド(トリプルアクセル)の購入先

AAAソブリン・ファンド(トリプルアクセル)は、以下証券会社にてノーロードで購入できます。

SBI証券楽天証券 カブドットコム証券SMBC日興証券(ダイレクトコース)

あわせて、 管理人神推しの証券口座のページ を証券会社選びにお役立て下さい。
管理人的には、 SBI証券 の利用がコストを徹底的に抑えられるのでベストだと思います。



 


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