アクティブファンドにするか、インデックスファンドにするか? 管理人も大いに悩む

08年10月より、非常にコストの安い、本格的な長期運用型の直販投信、ひふみ投信の運用が開始されます。10年以上、長期に渡ってファンドを応援して欲しいとの思いから、5年以上保有すると、信託報酬が実質値引きされるという、非常に画期的な仕組みを有しています。

ひふみ投信ホームページ

当初の信託報酬もほぼ1%程度、さわかみ投信と同様、ノーロードのコストの安いアクティブファンドです。

投資信託の長期保有を志向している管理人も大いに触発され、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドとともに、積み立て運用するつもりでいました。

しかし、ふとした事で信託報酬が0.5%を切るインデックスファンド、STAM TOPIXインデックスオープンの事が頭をよぎりました。

そうなるともともと投資信託は「感情よりもコストが大事!」と考えている自分としては、なんだか落ち着かない。一体どちらのファンドを選べば良いのか、悩みに悩みました。

管理人の悩みポイントはどんな点にあるのか??ちょっとまとめてみましたので、ファンド選びの参考にされてはいかがでしょうか?



実績の無いファンド

ひふみ投信は、その熱い思いは抜群だと感じましたが、なにせ運用実績が無いので、選ぶ基準が無い。国内外の割安な株に投資との姿勢ですが、当面は日本株中心の運用をするらしいです。

私としては、外国株にも投資してくれれば、すぐにもこの話に乗ったのですが、(ほぼ)日本株のみとなると、たぶん、イメージとしてはさわかみファンドと非常に似たようなファンドとなるのではないか?と想像しました。

とすると、さわかみファンドとSTAM TOPIXインデックスオープンを比較すれば良いのですが、STAMの方も非常に新しいファンドで、またもや比較できない・・・・。

となれば、管理人が今まで積み立てていたインデックスファンド225と比べる事にして、「さわかみファンド VS インデックスファンド225」を、「ひふみ投信 VS STAM TOPIXインデックスオープン」の代理戦争とする事にしました。


 

代理戦争でさわかみファンドとインデックスファンドを比べてみる

両者は古くから運用されているので、過去の運用成績の比較が出来るのが有りがたいですね。早速比べてみます。

まずは基本情報の比較。

比較項目 さわかみ インデックスファンド
購入手数料 0% 0%
信託報酬 1.05% 0.546%
信託財産留保額 0% or 1.5% 0%
基準価額 2090億円 363億円
スターレーティング ★★★ ★★★★
償還日 無期限 無期限


ちょっとちょっと! 
インデックスファンドの方がレーティングが良いじゃありませんか!!

国内株式インデックスとの差異について見ても、

●さわかみファンド

●インデックスファンド225

9月下旬時点で、やっぱりインデックスファンドの方が、良好な成績じゃないか!

じゃあ、もっと長いスパンで見た時に、どうなんだろうか??と言う事で、下記の表をご覧ください。

比較項目 さわかみファンド インデックスファンド
過去のリターン 5年 5.9% 5.4%
3年 -0.1% 2.4%
1年 -22.5% -20.3%
半年 -4.8% -3.3%
3ヶ月 -10.2% -8.9%
シグマ 5年 14.82 16.28
3年 15.56 17.79
1年 15.05 15.71
シャープレシオ 5年 0.39 0.32
3年 -0.03 0.12
1年 -1.54 -1.33
ベータ 5年 0.86 0.96
3年 0.85 0.96
1年 0.86 0.88
アールスクエア 5年 90.65 93.03
3年 92.45 93.99
1年 92.77 94.16


赤く書いた部分は、それぞれで最もメリットのある数値。)

おいおいおい!! コストが約半額のインデックスファンド225の方が、全体的に優れているじゃないですか!!! 唯一、5年のスパンで見た時に、さわかみファンドの方が0.5%、インデックスファンドよりもリターンが大きい。

いやあ、かなり明確にさわかみファンドの運用成績が期待通りではない事が分かって、ちょっとショックでした。澤上代表のおっしゃる「美意識」だけでは、ちょっと納得がいかない運用成績です。

ただし、少しさわかみファンドを擁護すると、純資産が1千億円を超える規模の株式ファンドは、運用がかなり難しくなる、と言う事も頭に入れておかねばなりません。

動かす資金の量がデカイので、自分の出す売り買いだけで、市場価格がかなり乱高下してしまうために、自然と大型の優良株への投資比率が高くなってしまって、運用成績が限りなく市場平均に近づいてきてしまうんですよね。

と言う事は、当面の間、ひふみ投信は小回りを利かせて、インデックスファンドを上回る成績を収められる可能性は、大いにあるでしょうね。


 

結論:じゃあ一体どっちを選べばいいのさ!?

ひふみ投信は1.029%、STAM TOPIXインデックスオープンは0.483%の信託報酬。その差は0.546%!!

上記の表で、代理戦争をやった時の5年間の運用成績の差が、0.5%!!!

いや~、見事なまでに数字がピッタリ!!! 世の中、上手く出来ているんだなあと、感心してしまいます。

ひふみ投信で長期運用するならば、5年目以降の信託報酬が0.829%、10年目以降はさらに低くなって0.629%になります。

この部分は、かなりひふみ投信にアドバンテージがありますね、もしもきちんとインデックスファンドよりも、0.5%程度、運用成績が良いのであれば。

もしかしたら、10年後にはファンドの規模が大きくなり過ぎて、アクティブファンドがインデックスファンド化するという現実(さわかみファンドのように)までを想像して、こんな仕組みを考えているのか??と、少々勘繰りたくもなってきます。

あーあ、「外国株への投資も行うアクティブファンド」であれば、ひふみにするんだけど、・・・・なんとなくSTAMにしちゃいそう。。。。

ひふみ投信の運用が始まったら、もう一度運用先をチェックして、それから決める事にします。

(⇒関連記事:STAMインデックスファンドは素晴らしい

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