マニュライフ・米国銀行株式ファンド(愛称:アメリカン・バンク)の評価

マニュライフ・米国銀行株式ファンド(愛称:アメリカン・バンク)は、S&P総合 1500銀行株指数(配当込み)を参考指数とし、米国の銀行に投資するアクティブファンドです。2015年11月20日に設定されました。

銀行の資本構成、資産の質、経営陣の能力、収益率、流動性および金利感応度などを精査し、中長期的に持続的な成長が見込めると判断される米国の銀行・金融機関の株式に投資」ことで、中長期的に参考指数を上回る運用成果をあげることを目標としています。

マニュライフ・米国銀行株式ファンド(愛称:アメリカン・バンク)


設定から約7ヵ月のリターンは参考指数を上回っていますが、運用期間がまだ短いため、運用手腕は様子見と言ったところです。

それよりも、米国の銀行・金融機関に集中投資しており、金融危機時の下落には注意が必要です。さらに、信託報酬も年1.70%(税抜)と高く、資産形成には不向きなファンドです。

(2016年12月24日)


 


マニュライフ・米国銀行株式ファンド(愛称:アメリカン・バンク)の基本的情報

購入単位:証券会社により異なりますが、SBI証券では最低500円より購入可能。
信託報酬年率1.70%(税抜)
信託財産留保額:0.2%
決算:年4回(1月20日、4月20日、7月20日、10月20日)。
資産配分比率:米国株式計111銘柄に投資(2016年11月30日時点)

業種別組入比率は以下の通りです。地方銀行、都市銀行の他、貯蓄、抵当、不動産金融企業に投資しています。

マニュライフ・米国銀行株式ファンド(愛称:アメリカン・バンク) 業種別構成比率


組入上位10銘柄の構成比率は以下の通りです。

マニュライフ・米国銀行株式ファンド(愛称:アメリカン・バンク) 組入上位10銘柄の構成比率


償還日:2026年7月21日
運用:マニュライフ・アセット・マネジメント株式会社
為替ヘッジ:なし


マニュライフ・米国銀行株式マザーファンドにファミリーファンド方式で投資しています。

マニュライフ・米国銀行株式ファンド(愛称:アメリカン・バンク) ファミリーファンド方式



マニュライフ・米国銀行株式ファンド、管理人の感想人の感想と評価

短期間ながら、リターンはベンチマークを上回るアクティブファンド

アクティブファンドは、ベンチマークや参考指数を上回る実績こそが求められます。現在のリターンは、ベンチマークであるS&P総合1500銀行株指数(配当込み)を上回っており、評価できます。

下記が、2016年1月21日以降の本ファンドと、配当込みベンチマークのリターン推移(設定日の2015年11月20日を基準)です。設定来のファンドのリターン(黒線)は、参考指数(破線)を上回っており、うまく運用できています。

2016年1月21日以降のマニュライフ・米国銀行株式ファンド(愛称:アメリカン・バンク)とベンチマークのリターン推移


ただ、設定からまだわずか7カ月での話であり、今後のリターンがどうなるかは運用次第といったところです。過度にアクティブファンドを信用せず、ジックリとお手並み拝見ですね。


実質コストが年2.78%(税込)の超高コストであることが問題

問題なのは、信託報酬が年1.70%と驚くべき高さであることです。

さらに、運用報告書記載の1万口当たりの費用明細(半年間)は以下の通りです。半年間の実質コストは1.392%(税込)なので、年間実質コストは年2.78%(税込)と超高コストです。

マニュライフ・米国銀行株式ファンド(愛称:アメリカン・バンク) 1万口当たりの費用明細(半年間)


年間2.78%もかけて米国の銀行や金融機関に選別投資することが理に適っているとはとても思えません。というか、こんなにもコストをかけていたら、長期的に参考指数を上回る実績を残せるとはとても考えにくく、投資を躊躇する原因にもなりますね。


米国金融株だけでなく、先進国全業種に幅広く分散投資すべき

銀行等の金融機関は、リーマンショックのような金融危機の際は大きく下落する恐れがあります。その際の下落はすさまじいものになることが予想され、幅広く分散投資を行うという資産形成の基本からは外れたものになります。

資産形成の観点では、米国金融株だけでなく、先進国株式全体の幅広い業種に分散投資する方がリスクも抑えられ、ベターと言われます。

そのため、アセットアロケーション決定後の先進国株式部分には、お勧めのインデックスファンドにある<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(信託報酬わずか0.20%(税抜))のような、低コストインデックスファンドを選ぶべきでしょう。

もしも当ファンドのように分野を決め打ちして投資をするならば、どのタイミングで投資をして、いつそこから撤収するのか、自分なりのシナリオをきちんと組み立てられる人のみが、投資に値する人と言えるでしょう。



マニュライフ・米国銀行株式ファンド(愛称:アメリカン・バンク)の購入先

マニュライフ・米国銀行株式ファンド(愛称:アメリカン・バンク)をノーロードで購入できる銀行・証券会社は以下の通りです。

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