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ありがとうファンド『愛称:ファンドの宝石箱』の評価・解説
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セゾン投信、さわかみ投信と並び、日本で投資信託の直販を行っている数少ない会社の1つが、ありがとうファンドです。ノーロード投資信託 『愛称 : ファンドの宝石箱』を運用・販売しています。
設立から3年を経過しています。トヨタグループ株式ファンドを高率で組み入れているのが特徴で、トヨタグループ全体が大きく成長しているのに連動し、設定来24%の基準価額の伸長を果たしています。
●ありがとうファンド『愛称 : ファンドの宝石箱』の特徴・評価
ファンドオブファンズ方式で運用。複数のファンドに分散投資を行い、長期的な信託財産の成長を目指しています。
実質的な主要投資対象は国内外の株式。組入ファンドの選択に当たっては、運用方針が明確で、一貫性があることを重視しているようです。
07年以降、組み入れファンド数が増えています。
(9月15日更新)
・購入単位:1万口以上1口単位(最低投資金額1万円)
・信託報酬:年率1.89%(税込み)
・信託財産留保額:0%
・分配金の取扱:
無分配再投資型。分配せずに、すべて再投資。
・資産配分比率
さわかみファンド:29%
トヨタグループ株式ファンド:27%
社会貢献ファンド:22%
TMA長期投資ファンド:9%
朝日グローバルバリュー株オープン:2%
ニッポンコムジェスト・ヨーロッパファンド・SA:0.43%
ニッポンコムジェスト・エマージングマーケッツ・SA:1.1%
ALAMCOハリスグローバルバリュー株ファンド2007:0.6%
現金:8%
・償還日:無期限
・運用:ありがとう投信
・為替ヘッジ:なし
・レーティング:★★
・運用成績(下記表を参照ください)

赤線は基準価額の推移(左側の数字は基準価額、単位は円)、青い部分は総資産の推移(右側の数字は総資産額、単位は百万円です)
・PR:
●ありがとうファンド『愛称:ファンドの宝石箱』・管理人の感想
まず率直な意見ですが、信託報酬が高すぎます。せっかくノーロードで、銀行や証券会社を経由せず、直販方式を採用しているにもかかわらず、信託報酬が2%弱もあるのでは、期待リターンに対して、大きなビハインドを背負っていると言ってよいでしょう。
しかも、組み入れているファンドをどのような基準で採用しているのかが、イマイチよく分かりません。(基本的に、長期運用の理念がしっかりしたファンドを組み入れているようです。それぞれのファンドの特徴は、ありがとう投信ホームページから確認できます)
特にトヨタグループの組み入れ比率が、相当に高いような気がします。

さわかみファンドなどのトヨタグループへの投資分も合わせると、およそ4割を輸送用機器向けで占めており、現代ポートフォリオ理論の重要な要素である「分散効果」が働かないのではないかと危惧します。
設定から3年では長期投資の真価を問う事は出来ませんから、これから10年20年のスパンで、どのように値動きするかが、見ものです。
信託報酬と言う意味では、組み入れられているファンドを個別に購入した方が格段に安上がりです。例えば
・さわかみファンド:1.05%
・トヨタグループ株式ファンド:0.7%
となっており、わざわざ非常に高い信託報酬をかけてありがとうファンドで購入しなくとも済む話です。
分散効果と言う意味では、資産の9割ほどを日本株で運用している点で疑問ですし、社会貢献ファンドなどのテーマ型ファンドも、長期的には安定しているとは言い難いです。
このあたりの事情を投資家たちも理解しているのか、最近は純資産の伸びも鈍く、後発のセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドやマネックス資産育成ファンドなどに純資産を完全に抜かされています。
トヨタファンドの好調に支えられていますが、管理人からすると、あらゆる意味でバランスに欠いたファンドと言えます。
長期投資を考えているのであれば、上述のセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドなどの信託報酬の安いバランス型ファンド、もしくはインデックスファンド選んだほうが賢明かもしれません。
(⇒参考記事:がんばれ!直販型ファンド・完全比較)
●ありがとうファンド 『愛称:ファンドの宝石箱』の購入先
ありがとうファンド 『愛称:ファンドの宝石箱』は、こちらから購入が出来ます。
⇒ありがとう投信「ファンドの宝石箱」
だいたい1週間くらいで、口座開設キットがお手元に届きます。
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