朝日ライフ・MSCI・グローイング・アセアン株式ファンド・・・ユニークな部分があって魅力的だが、コストが想像よりも高すぎる

朝日ライフ・MSCI・グローイング・アセアン株式ファンドは、MSCIオールカントリーアセアンGDPアロケーション指数ベンチマークとする東南アジアインデックスファンドです。2013年3月27日より運用されています。

MSCIオールカントリーアセアンGDPアロケーション指数は、当ファンド専用にカスタマイズされた指数です。インドネシア、タイ、マレーシア、シンガポール、フィリピンの5ヶ国のMSCI株価指数を各国の名目GDP比をベースに合成した指数です。

MSCIオールカントリーアセアンGDPアロケーション指数 名目GDP比率をベースに国別構成比率を決定


そのため、国別構成比率が5ヶ国の浮遊株時調整価総額比率のMSCI東南アジア指数よりも、MSCIオールカントリーアセアンGDPアロケーション指数の方が成長性を先取りした国(インドネシア、タイ)へ高めの比率で投資できます。

当初はマイナーな証券会社でしか販売されておらず、しかも販売手数料がかかっていましたが、2014年9月4日以降はSBI証券など大手ネット証券でのノーロードでの取扱いが始まりました。


(2019年7月18日更新)・・・本ページの情報の更新を希望される方は、Q&Aページより管理人までお知らせください。すぐに対応したいと思います。



 


朝日ライフ・MSCIグローイング・アセアン株式ファンドの基本的情報

このファンドの基本情報

項目 内容
購入単位 証券会社により異なりますが、楽天証券SBI証券などでは100円より購入可能。
信託報酬 年率1.35%(税抜)
信託財産留保額 0.3%
運用期間 無期限
決算 年4回(1月18日、4月18日、7月18日、10月18日)
ファンド運用方式 「アセアン株式マザーファンド」にファミリーファンド方式で投資しています。

朝日ライフ・MSCIグローイング・アセアン株式ファンド ファミリーファンド方式構造
運用会社 朝日ライフ アセットマネジメント株式会社
為替ヘッジ なし


このファンドのポートフォリオなど

インドネシア、タイ、マレーシア、シンガポール、フィリピンの5ヶ国の計156銘柄に投資(2019年5月31日時点)。国別構成比率と業種別構成比率は以下の通りです。ベンチマークとほぼ同一の組入れを行っていることがわかります。

国別構成として、GDP比率の高いインドネシアに約41%、タイに約19%と2ヶ国で約60%を占めていることが特徴です。

朝日ライフ・MSCI・グローイング・アセアン株式ファンド 国別構成比率と業種別構成比率


組入上位10銘柄の構成比率は以下です。

朝日ライフ・MSCI・グローイング・アセアン株式ファンド 組入上位10銘柄の構成比率



朝日ライフ・MSCI・グローイング・アセアン株式ファンド、管理人の感想と評価

インドネシア、タイに重点的に投資できる東南アジア株式ファンド

東南アジア5ヶ国の株式に名目GDP比率が高い(=成長性の高いと考えられる)インドネシアやタイに高めの比率で投資できるインデックスファンドとして評価できます。

東南アジア株式に投資することを考え、MSCI東南アジア指数をベンチマークとするインデックスファンドに投資すると、浮動株調整時価総額比率で構成されているため、シンガポールの比重が40%以上と高くなります。

朝日ライフ・MSCI・グローイング・アセアン株式ファンドは、MSCI東南アジア指数では最も比重の高くなるシンガポールを約13%に抑え、名目GDPの高いインドネシアに約41%、タイに約19%投資しています。

新興国の中でも、今後の伸びしろの期待できるインドネシアやタイに大きめの比率で投資したい方には気になるファンドになります。


インデックスファンドにも関わらずコストが高いのが欠点

ただ、インデックスファンドでありながら信託報酬が年1.35%(税抜)と高いのは問題です。また、下記は運用報告書記載の1万口当たりの費用明細です。

朝日ライフ・MSCI・グローイング・アセアン株式ファンド 1万口当たりの費用明細


上記は半年分のコストなので、年間の実質コストは0.916%×2 = 約1.832%(税込)と計算でき、かなりの高コストです。


毎年の配当分をほぼ失ったリターンしか出せていないのは問題

また、朝日ライフ・MSCI・グローイング・アセアン株式ファンドの設定来のリターンとベンチマークの騰落率グラフは以下となります。

朝日ライフ・MSCI・グローイング・アセアン株式ファンドの設定来のリターンとベンチマークの騰落率グラフ


設定来の本ファンドのリターン(+0.1%)とベンチマークのリターン(-1.7%)とほぼ変わらないように見えます。

しかし、ベンチマークのMSCIオールカントリーアセアンGDPアロケーション指数は「配当抜き指数」であり、一方で本ファンドのリターンには配当分も含まれています。

これは、前述の高コストの影響によって、配当分を全て失うほど、リターンがコストに食われている事が理由ではないかと思います。コストの重要性が分かります。


東南アジアに限らず、新興国株式全体にはるかに低コストで投資すべき

東南アジア株式に特化した投資は、まだコストがかさみがちです。東南アジアなどの特定地域にこだわらず、お勧めの新興国株式インデックスファンドにあるような、新興国全体に幅広く投資できて信託報酬も年0.189%と、超低コストのファンドを選ぶべきでしょう。

以前の管理人のように、どうしても東南アジアに投資したい気持ちを持っている人においてのみ、DIAM アジア消費&インフラ関連株式ファンド(愛称:アジアンドライバー)のようなアフォなファンドから、当ファンドに切り替えるメリットが出ますね。

朝日ライフ・MSCI・グローイング・アセアン株式ファンドは大変ユニークなファンドだけに、コストが高いのが残念です。 例えばこれが0.6%程度に下がってくれれば、もう少々インデックス投資家からの注目を浴びるのではないかと思うのですが・・・。



朝日ライフ・MSCIグローイング・アセアン株式ファンド購入先

朝日ライフ・MSCI・グローイング・アセアン株式ファンドは、以下証券会社にてノーロードで購入できます。

SBI証券楽天証券マネックス証券

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管理人的には、ポイント利用でコストを徹底的に削減する効果のある、SBI証券楽天証券の利用がベストだと思います。(どちらでもお好みのところを利用ください。)


 



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