朝日ライフ SRI社会貢献ファンド(愛称:あすのはね)・・・成績は比較的良好、コストが高過ぎなければもっとリターンが良さそうなのに

朝日ライフ SRI社会貢献ファンド(愛称:あすのはね)は、TOPIX参考指標とする日本株式のアクティブファンドです。国内株式の中から、ビジネスを通じて社会的活動に積極的に取り込むことで社会に貢献している企業を、銘柄選択基準の1つとしています。

朝日ライフ SRI社会貢献ファンド(愛称:あすのはね)


選定プロセスとして、国内の上場・店頭登録企業のうち、社会貢献度調査(環境、雇用、顧客対応、市民社会貢献、企業倫理・法令遵守等、企業のステークホルダーの視点から調査・分析・評価)を行い、選定した約300社の中から中長期にわたり持続的な成長が見込まれる企業に投資しています。

投資銘柄は、社会貢献度と本来の投資魅力度の両面から、評価の高いとファンドが考える50~100銘柄程度まで絞り込んでいます。

リターンについてはそこそこ良好であり、社会的責任投資を行いたい人にとっては一つの選択肢です。ただし、コストが非常に高い事だけは頭に入れておく必要があります。


(2019年10月2日更新)・・・本ページの情報の更新を希望される方は、Q&Aページより管理人までお知らせください。すぐに対応したいと思います。



 


朝日ライフ SRI社会貢献ファンド(愛称 : あすのはね)の特徴

このファンドの基本情報

項目 内容
購入単位 証券会社により異なりますが、楽天証券SBI証券など主要ネット証券では100円より購入可能。
信託報酬 年率1.78%(税抜)
信託財産留保額 0.3%
運用期間 無期限
決算 年1回(9月20日)
ファンド運用方式 本ファンドが直接投資をする形です。
運用会社 朝日ライフアセットマネジメント株式会社
為替ヘッジ なし(投資対象に為替リスクはありません)


このファンドのポートフォリオなど

2019年8月30日時点で、39銘柄に集中投資しています。業種別組入比率、組入上位10銘柄の構成比率はそれぞれ以下の通りです。ただし、常に日本株にフルインベストメントしている訳ではなく、現金相当物に10%~20%程度を振り向けているようです。





ファンドの利回りや分配金について

ファンドの投資先の配当利回りは不明です。分配金は、ファンドの基準価額が上昇基調の時に、年に1回、比較的多額の分配金が出るようです。定期的に分配され無いので、分配金利回りは算出しても意味の無い数字になりますから、ここでは省略します。





朝日ライフ SRI社会貢献ファンド(愛称:あすのはね)、管理人の感想と評価

リターンが良いのか悪いのか?

社会貢献度の高い企業に集中投資を行うと言っても、それが長期的に良好なリターンにつながるかどうかは別問題でもあり、しっかりとその成績を見ていかねばなりません。

まずは月報に記載の、参考指数との対比です。これを見ると、TOPIXとは比較にならないほどの大差で、優秀な成績を収めているものかと勘違いしてしまいます。

朝日ライフSRI社会貢献ファンド(愛称:あすのはね)の基準価額と参考指数との対比


上記のTOPIXには配当が含まれていません。それに対してファンドの基準価額には投資先企業からの配当等が含まれているので、これは公平な比較ではありません。

それであれば、同じTOPIXをベンチマークとしているインデックスファンドと比較すれば良く、10年超の運用歴のあるSMT TOPIXインデックス・オープン(信託報酬0.37%)とリターン比較をしてみます。

過去3年のリターンでは、朝日ライフSRI社会貢献ファンド(愛称:あすのはね)のリターンがやや良好の様です。また、5年や10年のスパンでも、朝日ライフSRI社会貢献ファンドのほうが成績が良い事が分かります。

朝日ライフSRI社会貢献ファンド(愛称:あすのはね)とTOPIXインデックスファンドとのリターン比較
(直近1年が悪い成績なので、おすすめアクティブファンドには入れておりません)


SRIに取り組む企業とか、あるいは最近耳にする事の多いESG投資については、長期的なリターンが期待できるとする声もチラホラ聴きます。一方で、そういった投資はアクティブ投資の側面が強く、常に機能する訳ではないという声も聞きます。

当サイト管理人の意見としては、そういった投資は意義のある事だと思いますが、それが本当にリターンに結びつくのかは全く分かりません。したがって、こういった投資に興味があったとしても、過度に期待するのではなく、インデックスファンド主体の投資姿勢で良いのではないかと思っています。



非常に高コストな点には留意

本ファンドのリターンが、良い事は良いのだけど突き抜けるほどではない点については、相当程度、コストが異様に高い事も影響しているのではないかと推定します。

日本株式ファンドとして信託報酬が年1.78%(税抜)と、あまりにもコストが高すぎますし、運用報告書から実質コストを確認すると、税込みの数字ですが、2%を超える数値が出てきています。

朝日ライフSRI社会貢献ファンド(愛称:あすのはね)の実質コスト


毎年2%と言えば、TOPIXの配当利回りの数値にも近く、これを毎年確実に失う訳ですから、自分で自分の足を引っ張っている訳です。コストはその分、確実にリターンを削ります。

アクティブファンドの大半が、長期的にはインデックスファンドに勝てない大きな理由が、このコスト体系にあります。要は、自滅して滅んでいく事になっています。

本ファンドは、純資産総額の0.1%~0.2%を以下のような団体に寄付をするという点については素晴らしいと思いますが、ここまで高コストだと、どうも釈然としないものを感じます。

朝日ライフSRI社会貢献ファンド(愛称:あすのはね)の寄付先


アセットアロケーションの日本株式部分には、信託報酬の安い国内株式型ノーロード投信ランキングにもある、下記いずれかのファンドを選ぶ方が良いでしょう。

ファンドの名称 信託報酬(税抜) ベンチマーク、他
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) 0.14% TOPIX(配当込み)
<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド 0.14% TOPIX(配当込み)
Smart-i TOPIXインデックス 0.155% TOPIX(配当込み)
三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド 0.16% TOPIX(配当込み)
たわらノーロード TOPIX 0.17% TOPIX(配当込み)



朝日ライフSRI社会貢献ファンド(愛称:あすのはね)購入先

朝日ライフSRI社会貢献ファンド(愛称:あすのはね)をノーロードで購入できる銀行・証券会社は下記の通りです。

フィデリティ証券SBI証券楽天証券マネックス証券カブドットコム証券ジャパンネット銀行 、オリックス銀行


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管理人的には、ポイント利用でコストを徹底的に削減する効果のある、SBI証券楽天証券の利用がベストだと思います。(どちらでもお好みのところを利用ください。)


 


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