オーストラリア・高配当株ファンド(毎月決算型)の評価

オーストラリア・高配当株ファンド(毎月決算型)は、配当利回りの高いオーストラリア株式やリートに投資する、オーストラリア株式・リートアクティブファンドです。経済的に関係の深い隣国ニュージーランドの株式に投資することもあります。2012年6月15日に設定されました。
オーストラリア・高配当株ファンド(毎月決算型)

オーストラリアの高配当株式に投資する」と聞くと魅力的に感じる人も多いと思いますが、信託報酬が年1.45%(税抜)と高く、ベンチマークも参考指数もない欠陥アクティブファンドです。しかも税金分、非効率な毎月分配型ファンドです。投資価値はありません。

ノーロード(購入手数料無料)では購入できませんでしたが、2016年1月20日よりSBI証券楽天証券にてにてノーロード化されました。

(2016年1月30日)


 


オーストラリア・高配当株ファンド(毎月決算型)の基本的情報

・購入単位:販売会社により異なりますがSBI証券では最低500円より積立購入可能。
・信託報酬:年率1.45%(税抜)
信託財産留保額:0.3%
・決算:毎月5日。毎月150円の分配金を出して無駄に税金を取られています。
・資産配分比率: オーストラリアの株式やリート計30銘柄に投資(2015年12月30日時点)

組入上位10銘柄の構成比率は以下の通りです。全体の20.9%は、豪州最大のリート銘柄であるセンター・グループ等リート銘柄に投資しています。ニュージーランド株式には0.4%だけ投資しています。ファンド全体の配当利回りは年5.2%です。

オーストラリア・高配当株ファンド(毎月決算型) 組入上位10銘柄の構成比率


・償還日:無期限
・運用:三井住友アセットマネジメント
・為替ヘッジ:なし

オーストラリア・高配当株ファンド(毎月決算型)の評価は?

オーストラリアの高配当株式やリートに投資する毎月分配型のアクティブファンドです。信託報酬が年1.45%と高く、非効率な毎月分配型という時点で投資価値はありません

アクティブファンドの存在意義は、ベンチマークを上回ること1点のみですが、そもそもベンチマークも参考指数も設定されておらず、運用手腕を判定することもできず、その時点で欠陥ファンドです

あえて無理やり他のファンドとリターン比較する場合、比較候補としてはオーストラリア株式のインデックスファンドであるi-mizuhoオーストラリア株式インデックス(信託報酬0.57%)があります。

以下が、2013年8月26日から約2年3か月間のオーストラリア・高配当株ファンド(毎月決算型)(信託報酬1.45%)と、i-mizuhoオーストラリア株式インデックス(信託報酬0.57%)とのリターン比較です。

i-mizuhoオーストラリア株式インデックスのベンチマークは、オーストラリア株式200銘柄で構成されるS&P/ASX200であり、当ファンドと違ってリートは17銘柄のみしか入っていないため、あくまで参考比較となります。

オーストラリア・高配当株ファンド(毎月決算型)とi-mizuhoオーストラリア株式インデックスのリターン比較


オーストラリアのリートが比較的好調だったこともあり、リートを20%以上含むオーストラリア・高配当株ファンド(毎月決算型)の方が過去のリターンが良かったですね。

ただし、毎月200円もの分配金を出して、税金分がほんとに無駄な商品設計です。上のグラフのリターンは、分配金にかかる税金がゼロと言うあり得ない条件で再投資した場合であり、実際のリターンは税金分、下がります。分配金に百害あって一利なしです。

というか、その肝心の分配金も、毎月の収益の半分程度しかねん出できておらず、残りの大半は投資家自身の元本を取り崩す「元本払戻金」の可能性が大であり、そんなもんは投資とは言えません。この点でも、欠陥投信と言えるでしょう。

オーストラリア・高配当株ファンド(毎月決算型)の分配原資の内訳


また、運用報告書記載の費用明細より実質コストを確認します。以下が運用報告書記載の1万口当たりの費用明細(半年分)です。

これより年間の実質コストは0.897%×2 =年1.79%(税込)と計算できます。これだけの高コストが、今後も毎年重くのしかかることになり、投資信託のリターンを容赦なく削ってゆく負の効果があります。

オーストラリア・高配当株ファンド(毎月決算型) 1万口当たりの費用明細


アセットアロケーションの先進国株式部分は、オーストラリア株式にこだわることなく、国際分散投資を基本に低コストのたわらノーロード 先進国株式(信託報酬0.225%)や、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(信託報酬0.24%)等の超低コストファンドをメインにするべきでしょう。

オーストラリア株式を多めに保有したい方も、本ファンドでなく、よほど低コストのi-mizuhoオーストラリア株式インデックスを、アクセント代わりに持つ程度で十分です。



オーストラリア・高配当株ファンド(毎月決算型)の購入先

オーストラリア・高配当株ファンド(毎月決算型)をノーロードで購入できる銀行・証券会社は、以下の通りです。

SBI証券楽天証券

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管理人的には、 SBI証券 の利用がコストを徹底的に抑えられるのでベストだと思います。



 


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