BDC(ビジネス・ディベロップメント・カンパニー)

BDC(Business Development Company、ビジネス・ディベロップメント・カンパニー)とは、米国の中小企業や新興企業の事業開発を金銭面や経営面からサポートする投資会社(プライベート・エクエイティ)の形態の1つです。米国の中小企業や新興企業への資金供給推進を目的として1980年に作られた仕組みです。

BDC自体はクローズド・エンド型のファンドですが、取引所に上場しているために通常の株式同様に取引できます。

また収益の90%以上を配当として出すことで法人税はかかりません。その意味では、REIT(不動産投資信託)MLPと仕組みが似ています。一方、REITと異なり、負債比率は1倍まで(つまりレバレッジは2倍以下)の借入制限があります。

BDCはMLP同様に、株式や債券に比べて市場規模がはるかに小さく、取引量も少ないことから値動きも大きく、資産運用としての投資対象としては問題が多いです。

(2016年1月1日更新)


 


リスクの高さや流動性のなさと引き換えの高利回り

BDCが投資する中小企業や新興企業は、銀行からの融資を受けるのが難しいような信用リスクの低い企業が多く、そのリスクの高さと引き換えの高い利回りであることには注意が必要です。

BDC自体は悪い仕組みではなく、新興企業にとっての重要な資金の出し手です。かつてはグーグルや、今や時価総額世界一位のアップルも初期はBDCから資金供給を受けています。

ただ、市場規模が小さいため、流動性が低く、金融危機などで投資家が資金を引き揚げるとすぐに価格が急激に下がりやすいです。また日本から投資する場合、当然ですが米ドル円の為替リスクを負います。

世の中のビジネスの発展にはBDCは必要ですが、そのリスクの高さから個人のアセットアロケーションにBDCを入れる必要性は少ないと考えます。


BDC関連の指数 S&P BDC指数

BDCを投資対象とする代表的な指数としてはS&P BDC指数があり、インデックスファンドBDC(毎月分配型)のベンチマークとして利用されています。


 



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