ブラックロック・ワールド債券ファンド(為替ヘッジなし)の評価・解説

ブラックロック・ワールド債券ファンド(為替ヘッジなし)は、世界主要国の国債、政府機関債、国際機関債を中心に投資適格格付(BBBマイナス、Baa3または同等の格付、 またはそれ以上の格付)の国債、社債、ABS(資産担保証券)にも投資する日本も含む世界債券アクティブファンドです。

シティ世界国債インデックスベンチマークとし、ベンチマークを上回ることを目標にしていますが、肝心のリターンはベンチマークを下回っており、アクティブファンドとしての存在価値はありません。

(2015年7月10日更新)



ブラックロック・ワールド債券ファンド(為替ヘッジなし)の特徴・評価

・購入単位:証券会社により異なりますがSBI証券では積立で最低500円より積立購入可能。
信託報酬年率1.50%(税抜)
信託財産留保額:なし
・決算:年2回(3月16日、9月16日)
・資産配分比率: 日本(約20%)を含む先進国の債券161銘柄に投資(2015年5月29日時点)

国別構成比率、通貨別構成比率は以下の通りです。

ベンチマークと大きな違いはありませんが、社債やABS(資産担保証券)も組入れているところが異なります。

ブラックロック・ワールド債券ファンド(為替ヘッジなし) 国別通貨別構成比率とベンチマークとの比較


また、修正デュレーションは、ベンチマークの7.19年に対し、当ファンドは年7.25年と少し長くしています。 (満期までの期間がベンチマークより0.06年だけ長くなっています)

・償還日:無期限
・運用:ブラックロック・ジャパン株式会社
・為替ヘッジ:なし

 

ブラックロック・ワールド債券ファンド(為替ヘッジなし)・管理人の感想

アクティブファンドにも関わらず、リターンは一貫してベンチマークを下回っており、信託報酬が高い割にアクティブファンドとしての存在価値は全くありません。決して購入してはいけないファンドの1つです。

日本債券を約20%含んだ先進国債券ファンドで、信託報酬1.50%(税抜)は高すぎます。(外国株式ファンドの部類で比較したとしても、かなりの高コストファンドの部類になります。)
年1.50%も信託報酬がかかると、、株式より期待リターンが低い債券ファンドとして割に合いません。

また、コストがリターンを食いつぶし、設定来のリターンはベンチマークを下回っています。以下は月報に記載されている設定来の本ファンドのリターン(青)とベンチマーク(緑)の比較です。

ブラックロック・ワールド債券ファンド(為替ヘッジなし) 設定来のリターンとベンチマークの比較


継続して、リターンがベンチマークを下回っていることがわかります。アクティブファンドの価値は、当ファンドの目論見書や月報に記載されているように「ベンチマークを上回ること」のただ1点のみです。

それがまったくできていない、ダメアクティブファンドの典型的な事例です。(青いグラフは、分配金にかかる税金がゼロと都合よく仮定した場合なので、実際は税金分さらに下回ります。いかに分配金が無意味な存在かよくわかります)

これでは何もこんなアクティブファンドを買わなくても、ベンチマークにほぼリターンが追随できる低コストの外国債券インデックスファンドを選択すれば済む話です。

本ファンドの為替ヘッジ版であるブラックロック・ワールド債券ファンド(為替ヘッジあり)もありますが、同様にベンチマークを下回っており、同じく購入価値は全くありません。

日本債券を除く外国債券部分は、シティ世界国債インデックス(除く日本)をベンチマークとする<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国債券インデックスファンド(信託報酬0.38%)や外国債券インデックスeSMT グローバル債券インデックス(信託報酬0.50%)に投資したほうが年1%以上もコストが低く、リターンもよほど良いです。

日本債券ファンドも購入したい場合は、同様に低コストのSMT 国内債券インデックス・オープン(信託報酬0.37%)や<購入・換金手数料なし>ニッセイ国内債券インデックスファンド(信託報酬0.31%)を好きな比率で組み合わせるだけでOKです。

できるだけ、低コストの投資を徹底的に心がけるべきでしょう。


ブラックロック・ワールド債券ファンド(為替ヘッジなし)の購入先

ブラックロック・ワールド債券ファンド(為替ヘッジなし)をノーロードで購入できる銀行・証券会社は、以下の通りです。

SBI証券楽天証券
マネックス証券

証券口座選びに迷った場合は、 管理人神推しの証券口座のページ を参考にして下さい。
徹底的にコストにこだわるなら SBI証券 を選ぶと良いでしょう。



 


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