キャピタルオープン・・・10年に渡り好成績が続く日本株投資信託

キャピタルオープンは、日経平均参考指標とする日本株式アクティブファンドで、1979年1月11日に設定された、運用歴が実に39年に及ぶ非常に息の長いファンドです。成長性や収益性などを勘案して選定した成長株を主要投資対象としています。

キャピタルオープン


中型株から大型株を中心に銘柄を絞り込み、かつ、猛烈に売買を繰り返すことで、ここ10年に渡って日経平均株価を明確に上回るリターンを上げ続けており、その意味ではおススメできる存在価値のあるアクティブファンドと言えます。

本ページでは、キャピタルオープンがどのような特徴を持って、過去にどんなリターンを上げてきているのかをチェックして、評価を下しています。


(2018年8月10日更新) ・・・本ページの情報の更新を希望される方は、Q&Aページより管理人までお知らせください。すぐに対応したいと思います。


 


キャピタルオープンの基本的情報

このファンドの基本情報

購入単位:1口以上1口単位(金額指定購入はできません)
信託報酬年0.72%(税抜)
信託財産留保額:なし
決算:年1回(1月10日決算)
償還日:無期限
運用:日興アセットマネジメント株式会社
為替ヘッジ:なし(投資対象の日本株式に為替リスクはありません。)


このファンドのポートフォリオなど

2018年7月31日時点で、以下のようなポートフォリオとなっています。2015年当初には55銘柄に投資していたものが、現在は92銘柄と、銘柄数を大きく増やしています。

キャピタルオープンのポートフォリオ


その2015年当初の、投資先の10銘柄です。上記の2018年とは顔ぶれが全く異なっており、いかにもアクティブファンドらしい運用をしている印象ですね。

キャピタルオープンの組入上位10銘柄



キャピタルオープン、管理人の感想と評価

長期に渡り市場平均を大きく上回る高いリターン

まず第一に、キャピタルオープンは、参考指数の日経平均(配当抜き)に対して、非常に良好な成績を収めています。以下が、キャピタルオープンとニッセイ日経225インデックスファンドの過去のリターン比較です。

キャピタルオープンとニッセイ日経225インデックスファンドの過去のリターン比較


直近3年間で、日経平均インデックスファンドを大きく上回るリターンを上げているだけでなく、5年や10年の、より長期のスパンで見た場合でも明確にインデックスファンドよりも良い成績ですから、存在価値のあるアクティブファンドと言えます。

なお、ここでは図を載せませんが、日本株投信として非常に有名なひふみ投信と、直近1年間では同等の成績を上げています。・・・そのように表現すると、「けっこう凄いアクティブファンドなのだな」と、感覚的に分かると思います。


驚くほどの高コストである点には留意

ところで、キャピタルオープンのポートフォリオをご覧いただくと分かる通り、2015年と2018年では投資先企業の顔ぶれが全く変わっているのが特徴と言えます。

アクティブファンドは有望な銘柄に長期で投資をしてゆくタイプのものが多い印象ですが、本ファンドはそれとは逆の運用を行っているようです。

以下はキャピタルオープンの目論見書に書かれている文言で、「選定したファンドに対して機動的な売買を行う」旨が記されています。要は、投機的な短期売買も積極的にやるよと言っている訳で、これがこのファンドの大きな特徴です。

ちなみに、海外の市場に上場している海外企業にも投資すると書かれておりますが、現在はそのような投資はしていない模様です。


キャピタルオープンの特色


そして、機動的な売買の結果、どのような数字が運用報告書に残されているのか、見る事ができます。以下は、2018年1月版の最新の運用報告書に記載された費用明細です。何と、実質コストが税込みで2.5%近くもかかっている事が分かります。

キャピタルオープンの信託報酬は年0.72%(税抜)と、日本株式アクティブファンドとしてはそれほど高くはなく、むしろ良心的なコストなのですが、そんなものをはるかに上回る2.5%という数字は、実は恐ろしく高コストなファンドである事を物語っています。

キャピタルオープンの実質コスト


先ほど名前を出したひふみ投信では、直近1年で同等の成績で実質コストは1.358%ですから、キャピタルオープンは倍のコストをかけて同じリターンを出してきている事になりますね。

そして、このコストが非常にかかる原因が、以下のような売買高比率に起因している事が分かります。14.2という数字は、驚くほど高い数字です。

1年間で、保有銘柄が14回以上も変わるほどの金額の取引をしているという意味であり、まさに運用が「機動的な売買」を繰り返す事でリターンを叩き出している事が想像できます。

キャピタルオープンの売買高比率


単純に、コストがかかるファンドの成績は落ちる傾向にありますが、キャピタルオープンはこの戦略が長期間、機能している訳ですから、けっこう凄い事ではあります。ファンドマネージャーのデイトレやスイングトレードのテクニックは、相当なものなのかもしれません。


積み立て投資には利用できない点は注意

ただし、なぜか1口単位でしか購入できず、金額指定の購入ができない時点でドルコスト平均法も使えず、積み立て投資には不向きです。NISA口座での注文もできません。

その時点に投資できる口数を計算して、いちいち手動でネット証券に注文を出して買い付けるのは、投資が趣味の人以外はやりにくいと感じるでしょう。

日常的に積み立て投資を行っている人の場合は、本ファンドの買い付けには、日本株式クラスへの積み立てを一時停止して、この部分だけ手動で買い付けるなどの工夫を強いられます。

あるいは、積み立て投資以外にスポット的に日本株を買い増す場合に、キャピタルオープンを買うと良いですね。リバランス作業の際に日本株ファンドを買い付ける場合に、キャピタルオープンを買うというのも良いでしょう。

いずれにせよ、キャピタルオープンの買い付けには多少の強い意志が必要になります。今のところ、その価値があると判断できますので、興味があれば頑張って買ってみて下さい。

ただし、それでもキャピタルオープンの買い付けは資産の一部のみにとどめておくのが無難です。日本株式ファンドを選ぶ場合は、やはり信託報酬の安い国内株式型ノーロード投信の、eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)(それぞれ信託報酬0.159%)等の、低コストかつ幅広く投資対象が分散されたファンドを選ぶべきでしょう。

参考日経平均連動型とTOPIX連動型ファンド、日本株式としてはどちらが有利?




キャピタルオープンの購入先

キャピタルオープンをノーロードで購入できる銀行・証券会社は下記の通りです。

SBI証券楽天証券


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