クルーズコントロールの評価・解説

クルーズコントロールは、日本、先進国、新興国の株式、債券の6資産クラスのインデックスマザーファンドに現金比率を市況に合わせて大きく変化させながら投資するバランス型のインデックスファンドです。

機動的に相場局面に応じて現金比率を変化させることで、資産価値上昇時には現金比率を減らすことで値上がり益を獲得することを目標にし、資産価値下落時は現金比率を上げることで基準価額の下落を一定水準(3ヶ月毎に決定する下値基準値)までに抑えることを目標にしています。

(2014年8月10日更新)

クルーズコントロールの特徴・評価

・購入単位:証券会社により異なりますがSBI証券では積立で最低500円より購入可能。
・信託報酬:年率1.40%(税抜)
・信託財産留保額:なし
・決算: 年2回 (1月11日、7月11日)。設定来、分配金は一度も出していません。
・資産配分比率: リスク資産分の6資産配分比率は年1回の見直しですが、ファンド全体のリスク資産比率は1割未満~9割超と大きく変化させます。

以下は2014年6月30日時点の投資比率です。
2月末時点では、6資産合計にわずか7.3%だけ投資し、92.7%は現金または短期国債でしたが、現在は現金比率がわずか5.4%で約95%を6資産に投資しています。

    
マザーファンド 投資比率 ベンチマーク
国内債券パッシブ・ファンド・マザーファンド  23.2% NOMURA-BPI総合
国内株式パッシブ・ファンド(最適化法)・マザーファンド  18.5% TOPIX(配当込み)
外国債券パッシブ・ファンド・マザーファンド  23.5% シティ世界国債インデックス(除く日本)
外国株式パッシブ・ファンド・マザーファンド  9.8% MSCIコクサイ・インデックス(配当込み)
エマージング債券パッシブ・マザーファンド  9.7% JPモルガン・エマージング・マーケット・ボンド・インデックス・プラス
エマージング株式パッシブ・マザーファンド  9.8% MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み)
短期国債 0%   -
現金 5.4%   -


・償還日:無期限
・運用:アセットマネジメントONE株式会社
・為替ヘッジ:なし

   


クルーズコントロール・管理人の感想

基準価額の下落はある程度抑えられていますが、現金比率が90%超と、ほとんど何も投資していない時にも、年1.40%(税抜)の高い信託報酬が「現金部分」にもかかるのは痛いです

クルーズコントロールの設定来の基準価額とリスク資産投資比率の推移


上記は、クルーズコントロールの設定来の基準価額とリスク資産比率(水色の合計資産比率)の推移です。

それにしても2013年のアベノミクス相場による円安株高にも関わらず、基準価額はほぼ横横で、わずかにしか上昇していません。

よくありがちな、下落を恐れるあまり、上昇相場も見事に逃がしている、という事が分かります。これでは現金部分にも高い信託報酬がかかり大変非効率です。

やはりファンド内で現金比率を調整するのではなく、投資家自身で現金比率を調整し、投入してもよいリスク資産のみを、ファンドに投入すべきです。

バランスファンド1本で済ませたいのであれば、世界各国(日本を含む先進国・新興国)の株式と先進国債券(日本含む)に50%ずつの比率でおおむね時価総額比率で国際分散投資ができるセゾン・バンガード・グローバルバランスファンド)や、GDP比率を参考に固定比率の世界経済インデックスファンド等、低コストで幅広く分散されたフルインベストメントのものがあります。

わざわざ本ファンドのように高コストでトリッキーなファンドを選ぶ必要はありません。

クルーズコントロールの購入先

クルーズコントロールをノーロードで取り扱っているのは下記の証券会社です。

SBI証券 カブドットコム証券 マネックス証券楽天証券

証券口座選びに迷った場合は、 管理人神推しの証券口座のページ を参考にして下さい。
徹底的にコストにこだわるなら SBI証券 を選ぶと良いでしょう。

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