DIAM アジア消費&インフラ関連株式ファンド(アジアンドライバー)の評価・解説

DIAM アジア消費&インフラ関連株式ファンド(愛称:アジアンドライバー)は、アジア各国(除く日本)の「インフラ関連企業株式」と「消費関連企業株式」にほぼ均等比率での投資を目標とする新興国株式アクティブファンドです。

アクティブ型、しかもテーマ型の新興国株式クラスということで、信託報酬も年1.70%(税抜)と非常に高コストのファンドです。

(2014年6月28日更新)

DIAM アジア消費&インフラ関連株式ファンド(アジアンドライバー)の特徴・評価

・購入単位:1万円以上 またはSBI証券では積立で最低500円より購入可能。
・信託報酬:年率1.70%(税抜)
・信託財産留保額:0.3%
・決算:年1回(4月12日)。 2013年は2000円、2014年は1500円と多額の分配金を切り崩している意味不明のファンドです。
・資産配分比率: 上位10業種別投資比率、国別投資比率 は以下の通りです(2014年5月30日時点)

業種別投資比率

業種 分類 比率
半導体・半導体製造装置  インフラ  9.79%
食品  消費  8.06%
コングロマリット  インフラ  6.19%
ホテル・レストラン・レジャー  消費  5.23%
自動車  消費  4.90%
インターネットソフトウェア・サービス  インフラ  4.88%
エネルギー設備・サービス  インフラ  4.78%
電子装置・機器・部品  消費  3.91%
ガス  インフラ  3.61%
 石油・ガス・消耗品  インフラ  3.32%

国別構成比率は以下の通りです。
DIAM アジア消費&インフラ関連株式ファンド(アジアンドライバー) 国別構成比


・償還日:2018年4月27日まで
・運用:アセットマネジメントONE
・為替ヘッジ:なし

 


DIAM アジアンドライバー・管理人の感想

アジア各国の株式に投資する新興国株式クラスのアクティブファンドとしてアセアン成長国株ファンドなどと同様信託報酬1.70%(税抜)と非常にコストの高いファンドです。

新興国株式ファンドとして、このコストの高さは一昔前までは標準的でしたが、現在は新興国株式全体にずっと低コストで投資できるEXE-i 新興国株式ファンド(信託報酬0.417%)やFunds-i新興国株式(信託報酬0.60%)等があり、わざわざ高コストの本ファンドを選ぶ必要はありません。

また、当ファンドの投資比率が高い東南アジア株式への投資も、2013年8月に運用が開始されたi-mizuho 東南アジア株式インデックス(信託報酬0.63%)に投資することで解決できます。

モーリシャスやルクセンブルグと言った投資しにくい国に投資できるのはよい点ですが、それを踏まえても高コストのDIAM アジア消費&インフラ関連株式ファンド(アジアンドライバー)に投資する意味が薄くなっています。

DIAM アジア消費&インフラ関連株式ファンド(アジアンドライバー) 1万口あたりの費用明細


また、信託報酬以外の投資信託のコストを調べよう!にてお伝えした信託報酬以外にかかる取引コストや保管コストその他費用を含めた実質コストは、上記の運用報告書記載の費用明細から、1.70%×(381円/207円)= 約3.13% (税抜)と驚きの超高コストです。

年間3%以上コストがかかり、さらに多額の分配金により税金が引かれていてはリターンなどでるはずもありません。(分配金は単なる資産の取り崩しで利益でもなんでもありません)

アジア消費&インフラ関連株式ファンド(アジアンドライバー)の株式売買比率


信託報酬以外にかかる費用が高くなっている理由の一つに、売買手数料が高い点があります。(株式の売買手数料も信託報酬以外にかかる費用で、当然全て投資家の負担になります)

運用報告書記載の売買高比率をチェックすると、2.08と大変高い値となっています。

保有している株式が全て入れ替わると売買高比率は1.0なので、売買高比率2.08とは1年間に保有株式を全て売却し、新銘柄2回以上丸ごとに入れ替える以上の激しい売買を行っていることがわかります。

インデックスファンドのようなホールドを基本にすることでできるだけ売買コストを下げる手法とは真逆です。

実質コストは変動するとは言え、毎年3.1%以上削られていては長期的な資産形成などできるわけはありません。

分配金も直近で1万口あたり1500円も吐き出しており、言うまでもなく税金が取られる分コストはさらに上がります。正直、投資には全くの不向きの高コストファンドです。

償還期限も2018年4月までとなっており、今後解約が相次ぐことも懸念されます。

また、本ファンドはベンチマーク(指数)が指定されていません。インデックスファンドであればベンチマークに連動することをめざし、アクティブファンドであれば、ベンチマークを上回ることをめざすことになります。

本ファンドは新興国株式アクティブファンドなので、何らかのベンチマークを設定すべきですが、比較するベンチマークもないため、アクティブファンドとして優れた運用をしているかどうか判断が難しくなります。

正直、何が良いのかサッパリ分からない投資信託の代表格と言え、素直に前述した低コストのインデックスファンドに投資するのが基本ですね。

ただし、当記事を記述した2014年6月末現在、管理人はこのノーロードファンドを保有しています・汗。(現在数万円を投資)

コスト高えな~~!」とは思いましたが、東南アジア諸国とインドと中国を同時に保有できる投資信託が他に無かったからです。

まあでもそれにしてもコストが高すぎるし、i-mizuho 東南アジア株式インデックスも発売になったので、時期を見て移し替えてゆこうかと思っています。(やるとしても来年春以降かな、ちょっと多忙につき)

DIAM アジア消費&インフラ関連株式ファンドの購入先

DIAM アジア消費&インフラ関連株式ファンド(アジアンドライバー)は、以下証券会社にてノーロードで購入できます。

SBI証券カブドットコム証券楽天証券マネックス証券

証券口座選びに迷った場合は、 管理人神推しの証券口座のページ を参考にして下さい。
徹底的にコストにこだわるなら SBI証券 を選ぶと良いでしょう。

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