DIAMパッシブ資産分散ファンド(愛称:三本の矢)の評価
DIAMパッシブ資産分散ファンド(愛称:三本の矢)は、国内株式、先進国債券、先進国リート3資産のリスク量が等しくなるように基本投資比率を決める、バランス型のインデックスファンドです。2005年12月28日より運用されています。
均等配分ではなく、3資産間の相関関係を考慮してリスク量が等しくなるように基本配分比率を決めているのが特徴です。これにより、「相対的にリスクの高い資産の構成比は低くなり、相対的にリスクの低い資産の構成比は高くなる」との運用方針をとっています。
(2018年7月4日更新)・・・本ページの情報の更新を希望される方は、Q&Aページより管理人までお知らせください。すぐに対応したいと思います。
DIAMパッシブ資産分散ファンド(三本の矢)の基本的情報
このファンドの基本情報
・購入単位:証券会社により異なりますが、楽天証券やSBI証券では100円より購入可能。・信託報酬:年率1.00%(税抜)
・信託財産留保額:0.3%
・決算:年6回(奇数月の6日)。毎回40円の分配金を出して税金分非効率な決算です。
・償還日:無期限
・運用会社:アセットマネジメントONE
・為替ヘッジ:なし
このファンドのポートフォリオなど
以下3資産に以下比率で投資(2018年5月31日時点)。組入資産(インデックスマザーファンド) | ベンチマーク | 組入比率 |
---|---|---|
国内株式 | 日経平均 | 24.3% |
先進国債券 | FTSE世界国債インデックス(日本除く) | 47.5% |
先進国リート | S&P先進国REIT指数(除く日本)(配当込み) | 27.3% |
3資産の各マザーファンドにファミリーファンド方式で投資しています。

DIAMパッシブ資産分散ファンド(三本の矢)の感想と評価
国内株式、先進国債券、先進国リートの3資産のリスク(値動きの大きさ)が等しくなるように基本配分比率を決める珍しいバランスファンドです。そのため、国内株式、先進国リートのようなリスクの高い資産クラスの投資比率は低く、逆に先進国債券のような株式、リートよりはリスクの小さい資産への投資比率は高くなります。
ただ、先進国債券に約48%、国内株式24%、海外リートに約27%と、本ファンドだけでは資産配分のバランスが悪くなってしまう印象です。
投資対象を国内株式、先進国債券、先進国リートの3資産に限定することなく、国際分散投資に必須の先進国株式クラスも最低含めるべきでしょう。それにより、期待リターンのUPだけでなく、投資先の分散によりリスクも抑えることができます。
また、DIAMパッシブ資産分散ファンド(三本の矢)の信託報酬1.00%(税抜)は、今となっては高すぎます。投資対象が偏っており分散が十分にでないこと、コストが高いことから、特に魅力はありません。
また、ファンドの純資産総額も下記のように右肩下がりに減っています。魅力がなく資金流出が続いている証拠です。

バランスファンドであれば、お勧めのバランスファンドにあるような、超低コストのバランスファンドの中から好きな配分比率のものを選べば良いでしょう。
それにしてもこのような不思議なバランスファンド、どんな人がどのような興味関心の元で購入しているんですかね? 純粋に、それを聞いてみたいです。
DIAMパッシブ資産分散ファンド(三本の矢)の購入先
DIAMパッシブ資産分散ファンド(愛称:三本の矢)をノーロードで取り扱っているのは下記の証券会社です。
あわせて、 管理人神推しの証券口座のページ を証券会社選びにお役立て下さい。
管理人的には、ポイント利用でコストを徹底的に削減する効果のある、SBI証券か楽天証券の利用がベストだと思います。(どちらでもお好みのところを利用ください。)
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