DLIBJ公社債オープン(短期コース)の評価・解説

DLIBJ公社債オープン(短期コース)は、NOMURA-BPI国債短期(1-3)をベンチマークとする日本債券アクティブファンドです。

NOMURA-BPI国債短期(1-3)は、NOMURA-BPI総合の満期までの残存期間が1年以上3年未満の債券について抽出した指数です。

DLIBJ公社債オープン(短期コース)はBBB-(マイナス)格以上の国内の国債、円建の普通社債、転換社債を投資対象とし、ベンチマークを上回るリターンを目標としています。

1999年12月の設定来のリターンはベンチマークを上回っている存在価値のあるアクティブファンドの1つです。

なお、より残存期間が長い債券を投資対象とするDLIBJ公社債オープン(中期コース)もあります。

(2014年8月29日更新)

DLIBJ公社債オープン(短期コース)の特徴・評価

・購入単位:証券会社により異なりますが、SBI証券では最低500円より積立購入可能。
・信託報酬:年率0.30%(税抜)
・信託財産留保額:0.05%
・決算:年2回(3月21日、9月21日)
・資産配分比率: 組入構成比率は以下の通りです。(2014年7月31日時点)

組入債券の種別構成比は以下。
ベンチマークが国債100%であるのに対し、ファンドは利回りが国債より高い社債にほぼ100%投資しています。

DLIBJ公社債オープン(短期コース) 債券種別構成比率


組入債券の残存年限別構成比率は以下。
ベンチマークが1年以上3年未満の満期までの期間の債券のみで構成されているのに対し、ファンドは、満期までの残存年数が3年以上7年未満の債券も保有することでリターン向上を狙っています。

DLIBJ公社債オープン(短期コース) 残存年限別構成比率


組入上位10銘柄は以下の通りです。(保有銘柄合計は65銘柄)
東芝社債など国内の社債はもちろん、メキシコ円建社債や韓国輸出入銀行の円建社債など円建外債も含まれています。


DLIBJ公社債オープン(短期コース) 組入上位10銘柄の構成比率


・償還日:無期限
・運用:DIAMアセットマネジメント株式会社
・為替ヘッジ:なし(投資対象に為替リスクはありません)

 



DLIBJ公社債オープン(短期コース)・管理人の感想

DLIBJ公社債オープン(短期コース)は、信託報酬も年0.30%(税抜)と低く、ニッセイ日本インカムオープンと同様、社債に分散投資できる数少ない日本債券ファンドです。

ベンチマークが残存期間3年未満の日本国債のみで構成されているのに対し、残存期間が3年以上7年未満と長い債券かつ、国債より利回りの高い社債に投資しています。

結果として以下のように、ファンドの最終利回りも年0.45%とベンチマークの年0.07%より高くなっています。

DLIBJ公社債オープン(短期コース) ポートフォリオの状況


ベンチマークよりも満期までの残存年数が長いということは、それだけ世の中の金利に左右されやすくなるというリスクがあります。

また国債ではなく社債を保有することは、企業の信用リスクを取る見返りとして利回りの高さが得られることになります。

それを理解した上であれば、以下のように設定来のリターンはベンチマークを上回っており、投資価値のあるアクティブファンドの1つです。

DLIBJ公社債オープン(短期コース)の設定来の基準価額とベンチマークの推移


ただし、2012年に大きく基準価額が年間2%も落ちています。

これは、当時経営危機に陥ったシャープの第20回シャープ転換社債 (利率0%、2013年9月30日満期)を約5%保有しており、大幅に価値が下落したシャープ転換社債を全額損切りの売却を行ったためです。

結果としてこのシャープ転換社債は無事に満期償還し、損切りする必要はありませんでしたが、DLIBJ公社債オープン(短期コース)は、2013年1月の月報にも以下のように書かれていましたが全額売却し、大きく基準価額が下がることになりました。




2013年~2014年は特に波乱もなく、順調にベンチマークよりもファンドのリターンは良いのですが、個別企業による突然の基準価額急低下が今後もありえることについては理解しておく必要があります

日本債券クラスとしては、国債を主な投資対象とするSMT 国内債券インデックス・オープン(信託報酬0.37%)をメインとし、社債を対象とするDLIBJ公社債オープン(短期コース)に資金の一部を投資する方法はありでしょう。

DLIBJ公社債オープン(短期コース)の購入先

ノーロードでDLIBJ公社債オープン(短期コース)を買い付けるには、以下の証券会社や銀行などの金融機関を利用する必要があります。

SBI証券カブドットコム証券楽天証券マネックス証券SMBC日興証券 、立花証券、 ジャパンネット銀行イオン銀行


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