ダイワ/ブラックロック グリーン・ニューエネルギー・ファンドの評価

ダイワ/ブラックロック グリーン・ニューエネルギー・ファンド(略称:ダイワ・BRグリーンニューエネルギーファンド)は、米国、「環境ニューディール政策」の主要テーマの一つである代替エネルギーに関連する企業に投資する日本を含む世界株式アクティブファンドです。

環境ニューディール政策とは、代替エネルギーや環境分野への投資により、短期的には雇用創出や景気刺激を図り、長期的には環境への負担を削減するための産業構造・社会構造の変革を目指す政策を言います。

ニューディール政策で世界に投じられる金額は、50兆円と言われていたため、巨額な金額の投入により恩恵を受けるはずの代替エネルギーの分野に重点投資する典型的なテーマ型のファンドです。

2009年8月26日の設定からわずか2ヵ月で270億円以上の資金を集めましたが、ブームが過ぎた現在は純資産はわずか約35億円しかなく、すっかり忘れられた存在となっています。

日本を含む先進国株式指数であるMSCIワールド指数を参考指数としていますが、リターンは劣っており、高コストで投資には不適なファンドと言えます。

(2015年7月11日更新)



ダイワ/ブラックロック グリーン・ニューエネルギー・ファンドの概要

・購入単位:1000円以上1円単位 または、1000口以上1口単位
・販売手数料:3%(税抜) ノーロードではありません)
信託報酬年率1.69%(税抜)
信託財産留保額:なし
・決算:年1回(8月23日)。2014年8月に設定来初の分配金500円を出しています。
・資産配分比率:世界の株式に以下比率で投資(2015年5月29日時点)

以下2つのファンドにファンドオブファンズ形式で投資しています。
これより世界株式を投資対象とするBGFニュー・エネルギー・ファンドと日本株式に投資するダイワ・エネルギー・テクノロジー・マザーファンドに約80:20で投資しています。

ダイワ/ブラックロック グリーン・ニューエネルギー・ファンド 組入ファンドの構成比率


・償還日:2019年8月23日まで
・運用会社 大和証券投資信託委託
・アドバイザー ブラックロック・ジャパン株式会社
・為替ヘッジ:なし

 

ダイワ/ブラックロック グリーン・ニューエネルギー・ファンド・管理人の感想

グリーンエネルギーやニューエネルギーと言ったエコファンドは、サブプライムローン問題の前にもブームになりました。ブームに乗ったエコファンドも、株価低迷に加え、円高の影響で一時的なブームに終わってしまいました。

ダイワ/ブラックロック グリーン・ニューエネルギー・ファンドは、新たなトレンドして2009年8月の募集時点で173億円、10月時点では277億円まで増えていました。その後の基準価額と純資産の推移は以下の通りです。

ダイワ/ブラックロック グリーン・ニューエネルギー・ファンド  設定来の基準価額と純資産残高の推移


リーマンショック後の低迷もあり基準価額は低迷を続け、純資産残高は減少の一途です。現在は純資産はわずか35億円まで減っています。投資家や販売側双方からすっかり忘れられてしまったファンドです。

ダイワ/ブラックロック グリーン・ニューエネルギー・ファンド(ダイワ・BRグリーンニューエネルギーファンド)は、なんと言っても購入手数料3.0%(税抜)、信託報酬が1.69%(税抜)もかかる超高コストファンドです、

証券会社側は投資家と違って、完全ノーリスクで1年で4.69%の確定リターンが得られるわけです。証券会社の担当者がニヤリとしている顔が目に浮かびます。

証券会社や運用会社が儲けるための投資信託かどうかの目安は、手数料(購入手数料、信託報酬等)の高さで見分けることが可能です。手数料の高いファンドは、証券会社のカモになることが多いです。

「手数料が高くても見合ったリターンが得られればOK」という声も聞きますが、そんなことがわかれば証券会社側も売ったりせずに自分で購入しています。

言い方を変えると、環境関連銘柄はこのファンドが設定される前にもうとっくに注目を集めてしまって、すでにかなり高値圏に達してしまっていることが多いです。

そんな高値の株を集めて組成されたファンドが、ダイワ/ブラックロック グリーン・ニューエネルギー・ファンドなのです。

参考指数よりリターンも低く、アクティブファンドとしての存在価値はありません。そんな所に資金の大半を突っ込む事だけは、避けた方が賢明です。

投資は、徹底的な国際分散投資によるリスク低減と低コストが基本です。

グリーンエネルギーなどと言った耳触りのよい言葉に騙されず、世界株式に投資する場合は、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(信託報酬0.38%)を中心にご自分のアセットアロケーションに合わせてインデックスファンドを購入するだけでOKです。

くれぐれも販売側のカモにならないよう注意しましょう。



ダイワ/ブラックロック グリーン・ニューエネルギー・ファンドの購入先

ダイワ/ブラックロック グリーン・ニューエネルギー・ファンド大和証券のみでの発売です。販売手数料も3%(税抜)かかり、購入価値はありません。

管理人神推しの証券口座のページ も証券会社選びにお役立て下さい。
管理人的には、 SBI証券 の利用がコストを徹底的に抑えられるのでベストだと思います。



 


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