ディープバリュー株オープン・・・実態は「チープなバリューファンド」だ

ディープバリュー株オープンは、Russell/Nomura Total Market Value インデックスをベンチマークとする、日本株式に投資できるアクティブファンドです。2000年9月28日より運用が始まりました。

ディープバリュー株オープン


ポートフォリオ全体の70%~80%は、Russell/Nomura Total Market Value インデックスを構成する時価総額上位70%~80%の銘柄を組み入れるインデックス運用、ポートフォリオの残り20%~30%はアクティブ運用を行うことで、中長期的にベンチマークを上回るリターンを目標としています。

ディープバリュー株オープン ポートフォリオ構築プロセス


ただし、アクティブファンドとしての肝心のリターンは、配当抜きのベンチマークにも劣るダメアクティブファンドです。信託報酬も年1.25%(税抜)と高く、投資価値は全くありません。

(2016年11月6日)


 


ディープバリュー株オープンの基本的情報

購入単位:証券会社により異なりますが、SBI証券では最低500円より購入可能。
信託報酬年率1.25%(税抜)
信託財産留保額:0.3%
決算:年1回(2月20日)。直近の2016年2月には150円の分配金を吐き出しています。
資産配分比率:日本株式計207銘柄に投資(2016年9月30日時点)

業種別構成比率は以下の通りです。

ディープバリュー株オープン 業種別構成比率


組入上位15銘柄の構成比率は以下の通りです。

ディープバリュー株オープン 組入上位15銘柄の構成比率


償還日:2024年2月5日
運用:アセットマネジメントOne
為替ヘッジ:なし(投資対象に為替リスクはありません)


ディープバリュー株オープンマザーファンドに、ファミリーファンド方式で投資しています。

ディープバリュー株オープン ファミリーファンド方式構造



ディープバリュー株オープン、管理人の感想と評価

配当抜きベンチマークにもリターンが劣るダメアクティブファンド

アクティブファンドとして最も肝心なリターンが、配当分を含んでいないベンチマークである、Russell/Nomura Total Market Value インデックスよりも低く、典型的なダメダメアクティブファンドです。

ディープバリュー株オープンとRussell/Nomura Total Market Value インデックスの設定来の騰落率比較


ディープバリュー株オープンのリターン(上図の青色)は、分配金にかかる税金をゼロとしたありえないほど有利な分配金再投資の場合であり、ベンチマーク(上図のピンク色)は、配当を全く含んでいないリターンです。

それでも本ファンドの設定来リターン+32.2%は、ベンチマークの騰落率69.5%よりリターンがはるかに低い、超絶ダメアクティブファンドです。

本当は「配当込みのRussell/Nomura Total Market Value インデックス」をベンチマークにすべきであり、ベンチマークとのリターン差はさらに大きくなります。

ここでも「アクティブファンドの多くはインデックスファンドに勝てない」という冷酷な現実をみることができます。

本ファンドはポートフォリオの70%~80%がインデックス運用であり、わずか20%~30%程度のファンドマネージャの運用手腕によるアクティブ運用で、この惨敗ぶりです。

であれば、そのダメ運用手腕を捨てて、機械的に100%インデックス運用したRussell/Nomura Total Market Value インデックスファンドを組成した方が、よほどリターンが良いことになります。

Russell/Nomura Total Market Valueに投資できる インデックスファンドはまだ無く、東証一部だけでなく、東証二部やマザーズ市場等の日本の全市場のバリュー銘柄に低コストで投資できるのであれば、一定の需要はありそうです。


単純にTOPIX連動のインデックスファンドを買えば良いだろう

Russell/Nomura Total Market Valueのような聞いた事のない指標をベンチマークにしなくても、普通の個人投資家であれば、日本株の部分はTOPIXに連動するインデックスファンドを買っていれば、もうこれで十分です。

だいたいディープバリュー株オープンは、TOPIXをベンチマークとするSMT TOPIXインデックス・オープンと比べてみると、こんな状態です。余分な事を考えずに、淡々とTOPIX連動のインデックスファンドを買っていた方が報われていましたね。

ディープバリュー株オープンと、SMTトピックスインデックスファンドとのリターン比較


信託報酬1.25%は日本株式ファンドとして高コスト

この低いリターンは、コストの高さも一因です。日本株式ファンドとして信託報酬1.25%(税抜)はコストが高すぎます。今では、TOPIXインデックスファンドとして、

三井住友・DC日本株式インデックスファンドS(信託報酬0.19%)
<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド(信託報酬0.18%)


が購入できるようになっています。余計なコストをかけることによってリターンを引き下げるような愚かなことをせず、アセットアロケーションの日本株式部分には、紹介したようなはるかに低コストの日本株式インデックスファンドをメインにしていれば、十分なのです。


ディープバリュー株オープンの購入先

ディープバリュー株オープンをノーロードで購入できる証券会社・銀行は下記の通りです。

SBI証券楽天証券


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