DIAM米国リート・オープン(毎月決算型)の評価

DIAM米国リート・オープン(毎月決算型)は、米国REIT(リート)に投資する米国リートアクティブファンドです。2015年3月30日に設定されました。

ベンチマークも参考指数もなく、その時点で欠陥アクティブファンドです。2025年2月償還期限と長期投資にも不向きでに、信託報酬も年1.52%(税抜)と高く、投資価値はありません。

アメリカのシアトル


マネックス証券のみでの取扱いということもあり、運用開始1年で純資産総額はわずか400万円と散々な状況となっています。


(2016年3月26日)


 


DIAM米国リート・オープン(毎月決算型)の概要

・購入単位:マネックス証券にて最低1000円より積立購入可能。  
信託報酬年率1.52%(税抜)
信託財産留保額:0.3%
・決算:毎月8日。設定から1年は分配金を出さない方針のためまだ分配金はゼロです。
・資産配分比率:米国リート計35銘柄に投資(2016年2月29日時点)

業種別構成比率は以下の通りです。

DIAM米国リート・オープン(毎月決算型) 業種別構成比率


組入上位10銘柄の構成比率は以下の通りです。

DIAM米国リート・オープン(毎月決算型) 組入上位10銘柄の構成比率


・償還日:2025年2月10日
・運用:アセットマネジメントONE
・為替ヘッジ:なし



DIAM米国リート・オープン(毎月決算型)・管理人の感想と評価

ベンチマークも参考指数もない欠陥アクティブファンド

「米国リートに投資するアクティブファンド」と明確な運用が決まっている以上、ベンチマークを定め、そのベンチマークを上回るリターンを得られるように、銘柄選定や組入比率を決めていくのがアクティブファンドです。

米国リートに投資するファンドのであれば、例えばS&P米国リートインデックス(配当込み)をベンチマークとするべきです。

DIAM米国リート・オープン(毎月決算型)は、「米国のリートへの投資を通じて、信託財産の着実な成長と比較的高い配当利回りを安定的に獲得することを目標とします。」と言っているだけで、ベンチマークも参考指数もなく、この段階で運用手腕を判定できない欠陥アクティブファンドです。

DIAM米国リート・オープン(毎月決算型)のように、ただなんとなく運用してその結果を報告する月報や運用報告書なども、必要ありません。


高コストかつ非効率な毎月分配型であることが問題

以下が、運用報告書記載の1万口あたりの半年分の費用明細です。半年分の実質コストは0.633%なので、年間の実質コストは0.633%×2 = 約1.27%(税抜)となります。

DIAM米国リート・オープン(毎月決算型) 運用報告書記載の1万口当たりの費用明細


ただ、信託報酬自体が年1.52%(税抜)なので、実質コスト(=信託報酬+その他費用)が信託報酬より低くなることはあり得ないので、上記費用明細は数値が間違っている(数値が低すぎる)可能性が高いです。

いずれにしろ、信託報酬1.52%は海外リートファンドとして高すぎます。決して手を出してはいけない高コストファンドです。

また、お約束過ぎる毎月分配型ファンドです。設定当初から1年間は分配金を出さない方針のため、今のところは分配金を出していませんが、今後は毎月分配金を出し、課税分さらにコストが上がります。

分配金は利益ではなく、出した分、資産が減ることに注意が必要です。(自分で解約するのと同じです。分配金の中に、多額の元本払戻金が含まれているので、自分で解約するよりもはるかに質が悪いです)

もっとも、償還日も2026年2月に設定されており、ファンドの方も最初から長期投資用とは考えておらず、分配金を利益と勘違いする情報弱者向けの高コストファンドと割り切っている姿勢が見て取れます。

ただ、運用開始から約1年経っても純資産総額はたった400万円で、このままでは2026年どころか早期に繰上償還の危惧もあります。マネックス証券でしか購入できず、一体なんのためのファンド設定なのか疑問です。


米国リートに限定せず、世界のリートに低コストで分散投資すべき

アセットアロケーションの中の海外リート部分は、米国に限定せずにお勧めのインデックスファンドにもある、はるかに低コストのたわらノーロード 先進国リート(信託報酬0.35%)を有力候補にファンドを選ぶのが理に適っています。

米国リートは、その中の約70%を占めており、それ以上アメリカに偏重投資する必要性も薄いです。アメリカの不動産に集中投資したいというニーズがある時のみ、検討しても良いでしょう。

しかしその場合でも、S&P米国リートインデックス(配当込み)をベンチマークとする、SMT 米国REITインデックス・オープン(信託報酬0.55%)を選ぶだけで、本ファンドよりも約1%もコストを引き下げることができます。


DIAM米国リート・オープン(毎月決算型)の購入先

DIAM米国リート・オープン(毎月決算型)をノーロードで購入できる証券会社は、以下の通りです。

マネックス証券

あわせて、 管理人神推しの証券口座のページ を証券会社選びにお役立て下さい。
管理人的には、ポイント利用でコストを徹底的に削減する効果のある、SBI証券楽天証券の利用がベストだと思います。(どちらでもお好みのところを利用ください。)



 


★この記事が参考になりましたら、ブックマークもしくはシェアをお願いいたします

ページトップへ戻る