EXE-i グローバルREITファンド・・・想定よりリターンが低く出る問題が

EXE-i グローバルREITファンドは、S&Pグローバルリート指数参考指標とし、日本含む先進国と新興国REIT(不動産投資信託)に1本で投資する全世界REITパッシブファンドです。

EXE-iシリーズの1つとしてEXE-i 先進国株式ファンドEXE-i 新興国株式ファンド等と共に2013年5月13日より運用されています。

グローバルREITファンド


EXE-iシリーズは、信託報酬の低い複数の海外ETFファンドオブファンズ方式で投資することで、二重にかかるトータルの信託報酬を低く実現できることが特徴です。

ただし、参考指標より大きく下方乖離したリターンとなっており、トラッキングエラーが大きいことが問題です。


(2019年5月3日更新)・・・以降、気が付いたら本ページを更新しますが、最新情報を確認したいという人がおられたら、管理人までお知らせください。更新作業を致します。



 


EXE-i グローバルREITファンドの基本的情報

このファンドの基本情報

項目 内容
購入単位 証券会社により異なりますが、楽天証券SBI証券など主要ネット証券では100円より購入可能。
信託報酬 年率0.328%(税抜)(=運用管理費用0.23%(税抜)+投資対象ETFの信託報酬0.098%)
信託財産留保額 なし
運用期間 無期限
決算 年1回(5月12日)。設定来、分配金は出さず効率的に運用されています。
運用会社 SBIアセットマネジメント
為替ヘッジ なし

2014年2月より、以下2つの海外ETFにファンドオブファンズ形式で投資しています。投資比率も以前の米国:米国以外が50:50から、60:40に変更されています。それに伴い、参考指標もS&P先進国不動産指数から現在のS&Pグローバルリート指数に変更されています。

EXE-i グローバルREITファンド ファンドオブファンズ形式構造


このファンドのポートフォリオなど

以下2つの海外ETFに投資(2019年3月29日時点)。

海外ETF 投資対象  ETFのベンチマーク 投資比率  基本投資比率
シュワブ US REIT ETF (SCHH)  米国REIT ダウジョーンズ U.S.セレクト REITインデックス 59.42% 60%
バンガード・グローバル(除く米国)不動産 ETF (VNQI)  日本を含む先進国、新興国のREIT(米国除く) S&Pグローバル(除く米国)不動産インデックス 40.58% 40%


組入上位5ヶ国、組入上位5銘柄の投資比率はそれぞれ以下の通りです。米国約59%を筆頭に日本約9%の他、新興国である中国のリートにも約2.8%投資しています。

EXE-i グローバルREITファンド 組入上位5ヶ国、組入上位5銘柄の投資比率



EXE-i グローバルREITファンド、管理人の感想と評価

参考指標に比べてリターンが低すぎる運用が問題

EXE-i グローバルREITファンド1本で、日本を含む先進国、新興国のREIT全体に投資できる唯一の全世界リートファンドです。

ただ、パッシブファンドにも関わらず、参考指標であるS&Pグローバルリート指数よりもはるかに低いリターンしか出せていない(下方乖離が大きい)点が問題です。

以下が設定来(2013年5月13日から約5年10ヵ月)の本ファンドの基準価額と参考指標の推移グラフと、騰落率推移です。

EXE-i グローバルREITファンド 設定来の基準価額と参考指標の推移グラフ

EXE-i グローバルREITファンド 設定来の基準価額と参考指標の推移の数値


設定来(運用期間約5年10ヵ月)の本ファンドのリターンは+46.58%と、参考指標の騰落率+55.00%に比べ、8.42%も下方かい離しています。

しかも参考指標であるS&Pグローバルリート指数は配当抜き指数です。本来はS&Pグローバルリート指数(配当込み)と連動性(トラッキングエラー)を比較するべきです。

リートは、投資対象不動産の賃料を原資とする比較的高い配当が魅力の1つです。しかし、本ファンドを保有していると、この配当分を全て失った上、配当抜き指数より8.42%も低いリターンしか得られないという事であり、上手く参考指数に連動できていない(=トラッキングエラーが大きい)ことが問題です。

低コストのETFに投資するパッシブ運用というアイデア自体は良いのですが、ここまでうまく連動できていないことは、何か仕組みに問題があると考えた方がよさそうです。


実質コストは年0.38%(税込)と低コスト

コストについて、もう少し見てみます。以下が運用報告書記載の1万口当たりの費用明細です。




ファンド自体の運用管理費用(信託報酬)の実質コストは年0.282%(税込)となり、投資対象ETFの信託報酬0.098%と合わせ、トータルの実質コストは年0.38%(税込)となります。

参考EXE-iシリーズの実質コストについて


かかるコストに比べて参考指標との下方かい離がはるかに大きく、現在のように純資産総額がたかだか34.6億円程度では、連動させる運用が難しい可能性があります。


低コストの海外リートインデックスファンドの選択が無難

本ファンドとベンチマークは異なりますが、今では更に信託報酬が低い、以下の海外リートインデックスファンドが購入できます。

項目 投資先 信託報酬
Smart-i先進国リートインデックス (日本を除く)先進国リート 0.20%
<購入・換金手数料なし>ニッセイ グローバルリートインデックスファンド (日本を除く)先進国と新興国リート 0.27%


新興国リートも含むか含まないの違いにより、アセットアロケーション決定後の海外リート部分には、上記のどちらかを選んでおけば十分です。



EXE-i グローバルREITファンドの購入先

EXE-i グローバルREITファンドは、販売会社に無関係にノーロードです。以下証券会社で購入できます。

楽天証券SBI証券マネックス証券カブドットコム証券SMBC日興証券(ダイレクトコース)松井証券、高木証券、立花証券ストックハウス、エイチ・エス証券、むさし証券


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