EXE-i 新興国株式ファンド・・・利用機会が大幅に減少しています

EXE-i 新興国株式ファンドは、FTSE・エマージング・インデックス参考指標とする、新興国株式パッシブファンドです。信託報酬の低い2つの海外ETFに投資するファンドオブファンズ方式のファンドで、2013年4月にEXE-iシリーズの1つとして運用が開始されました。




組み込まれる海外ETFが設定当初から変更になっている関係で、現在の信託報酬が年0.361%になっており、数年前の感覚からするとかなりの低コストです。

しかし、今では更に低コストのものがあり、EXE-iシリーズにも信託報酬0.19%のEXE-i つみたて新興国株式ファンドが登場しています。従って、今現在は、本ファンドの役割は一部の口座を除いて、ほぼ終了しかかっていると言って良いでしょう。


(2018年3月20日更新)・・・以降、気が付いたら本ページを更新しますが、最新情報を確認したいという人がおられたら、管理人までお知らせください。更新作業を致します。



 


EXE-i 新興国株式ファンドの基本的情報

購入単位SBI証券楽天証券では100円から積立購入可能。
信託報酬年率0.361%(税抜・運用管理費用も含む)
信託財産留保額:なし
決算:年1回(5月12日)
基本資産配分比率: 以下2つの海外ETFに分散投資(2018年2月28日時点)

海外ETF 投資対象  ETFのベンチマーク  比率 基本配分比率
シュワブ エマージング・マーケッツ エクイティETF (SCHE)  新興国株式 FTSE・エマージング・インデックス 90% 90%
iシェアーズ コア MSCI エマージング・マーケッツ ETF(IEMG)  中小型株も広く含む新興国株式 MSCI エマージング・マーケット IMI インデックス 10% 10%


現在のポートフォリオ:組入上位10ヶ国、上位10業種、組み入れ上位10銘柄などのポートフォリオについては以下の通りです。




償還日:無期限
運用:SBIアセットマネジメント
為替ヘッジ:なし



EXE-i 新興国株式ファンド、管理人の感想と評価

EXE-iシリーズには「同類」の2つの新興国株式ファンドが存在する事に

冒頭にも記した通り、現在はEXE-i 新興国株式ファンド以外に、更に信託報酬が大幅に安い、EXE-i つみたて新興国株式ファンドが登場しています。

EXE-iシリーズの中にFTSE・エマージング・インデックスを運用目標にする2つのインデックスファンドが存在することとなり、非常に混乱すると思います。違いは以下の通りです。

EXE-i つみたて新興国株式ファンド EXE-i 新興国株式ファンド
運用目標 FTSE・エマージング・インデックスがベンチマーク FTSE・エマージング・インデックスが参考指数
信託報酬 0.19% 0.361%
つみたてNISA口座 SBI証券のみ可能 取り扱いなし
一般の証券口座(積み立て投資) 複数のネット証券で可能 複数のネット証券で可能
一般の証券口座(積立以外での投資) 複数のネット証券で可能 複数のネット証券で可能
iDeCo口座 取り扱いなし SBI証券のみ可能
ファンドの仕組み(次の項参照) ファミリーファンド方式 ファンドオブファンズ方式


信託報酬の差があまりにも大きく異なり、今後は旧来のEXE-i 新興国株式ファンドは使う必要は無く、EXE-i つみたて新興国株式ファンドに決まりです。

ただし、iDeCo(個人型確定拠出年金)を利用する場合には、EXE-i つみたて新興国株式ファンドのラインナップが存在しない事は問題です(SBI証券のiDeCo口座)。

この場合は、コストが高いほうのEXE-i 新興国株式ファンドを使うしかありません。当サイト管理人も、SBI証券のiDeCoでは仕方なくEXE-i 新興国株式ファンドを利用しています。

また、 EXE-i 新興国株式ファンドがファンドオブファンズ方式なのに対し、EXE-i つみたて新興国株式ファンドはファミリーファンド方式となっています。


EXE-i つみたて新興国株式ファンドとEXE-i 新興国株式ファンドのファンドの仕組み


これは、複数のETFに資産を分けて投資するファンドはファンドオブファンズ方式にしなければならないという決まりがあるからで、実際には両者ともに海外ETFを通じて新興国株式に投資していますから、実態的には同じ形式だと言って良いでしょう。


EXE-i 新興国株式ファンドは、参考指数に大きく劣る乖離が発生

コスト以外にも、EXE-i 新興国株式ファンドには問題があります。コストよりもむしろ、こちらの方が大きな問題と言えます。下記は、参考指数に対してのリターンの推移です。

見て頂くと分かる通り、運用目標たる参考指数に対して、EXE-i 新興国株式ファンドのリターンは大きく下方乖離してしまっています。

EXE-i 新興国株式ファンドと参考指数とのリターン比較


ファンドの運用成績には、投資先株式からの配当が含まれています。それに対して参考指数には配当が含まれていません。その指数に対して設定来(約5年)で8.6%もの下方乖離(要はマイナス)を出しているのですから、非常に大きな乖離があって問題だと言えます。

どうも、本ファンドのように、海外ETFに対してファンドオブファンズ形式、あるいは実質的にその形式に近い運用を採用しているファンドは、この現象が起きやすいようです。

ETFに投資する形のファンドについては、今人気の楽天バンガードシリーズも同様の問題を抱えていそうであり、困った問題と言えます。

現在のところ、EXE-iシリーズの2つの新興国株式ファンドのリターンを並べてチェックすると、EXE-i つみたて新興国株式ファンドのほうが、リターンが良い傾向にあるようです。

2つのETFに投資するよりも、1つのETFに投資しているEXE-i つみたて新興国株式ファンドのほうが、ベンチマーク(あるいは参考指数)との乖離は穏やかになる可能性が有るのかもしれません。当然、コストの分だけ投資家の手元に残るリターンも増えます。

EXE-i つみたて新興国株式ファンドとEXE-i 新興国株式ファンドのリターンの比較


EXE-i つみたて新興国株式ファンドの運用期間が4か月程度しかない今現在の状況としては、2つのファンドのリターンの差はまだ何とも言えませんので、今後注意深く観察しようと思っています。

いずれにせよ、今現在はEXE-i 新興国株式ファンドを敢えて選ぶ必要性は薄く、EXE-i つみたて新興国株式ファンドか、あるいは同じく信託報酬が0.19%のeMAXIS Slim 新興国株式インデックスを選択すると良いでしょう。



EXE-i 新興国株式ファンドの購入先

EXE-i 新興国株式ファンドは、以下の証券会社などでノーロードで購入できます。

SBI証券楽天証券SMBC日興証券オンライントレードむさし証券、他に地方銀行や証券会社など多数で販売


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管理人的には、ポイント利用でコストを徹底的に削減する効果のある、SBI証券楽天証券の利用がベストだと思います。(どちらでもお好みのところを利用ください。)


 


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