イーストスプリング・インドネシア株式オープンの評価

イーストスプリング・インドネシア株式オープンは、インドネシア株式に投資するインドネシア株式アクティブファンドです。2009年11月30日に設定されました。

ルクセンブルグ籍外国投資法人である「イーストスプリング・インベストメンツ-インドネシア・エクイティ・ファンド」(信託報酬0.425%)にファンドオブファンズ形式で投資しています。

そのため、当ファンドの信託報酬1.33%と合わせ、二重の信託報酬1.755%(=1.33%+0.425%)と高コストであることが問題です。

イーストスプリング・インドネシア株式オープン ファンドオブファンズ形式構造


ノーロード(購入手数料無料)では従来はスルガ銀行のみの取扱いでしたが、2016年1月20日よりSBI証券楽天証券にてノーロード化されました。

(2016年2月8日更新)


 


イーストスプリング・インドネシア株式オープンの基本的情報

・購入単位:販売会社により異なりますがSBI証券では最低500円より積立購入可能。
・信託報酬:年率1.755%(税抜)(=運用管理費用1.33%+投資対象ファンド0.425%)
信託財産留保額:0.3%
・決算:年2回(5月12日、11月12日)
・資産配分比率: インドネシアの株式計46銘柄に投資(2015年12月30日時点)

組入上位10銘柄の構成比率は以下の通りです。

イーストスプリング・インドネシア株式オープン 組入上位10銘柄の構成比率


・償還日:無期限
・運用:イーストスプリング・インベストメンツ株式会社
・為替ヘッジ:なし

イーストスプリング・インドネシア株式オープンの評価は?

高コストかつ単一国に投資している分散の甘いファンド

まず、ファンドオブファンズ形式という、投資家にとって無駄な仕組みのせいで信託報酬が年1.755%(税抜)と、新興国株式ファンドとしてもかなり高いです。

さらに投資対象はインドネシア一か国の株式のみで、銘柄もわずか46銘柄のみに投資しており、分散が甘いです。

政治的、経済的に不安定になる新興国には、なおさら各国の株式に幅広く投資するのが基本です。ましてやこのような高コストかつインドネシアのみに投資しているファンドを購入する必要はありません。

ベンチマークも参考指数もない欠陥ファンド

さらに本ファンドにはベンチマークも参考指数も設定されておらず、アクティブファンドとしての銘柄選定、運用手腕を判断できない欠陥ファンドであることが問題です。

月報や運用報告書には、インドネシアの代表的な株価指数の1つであるジャカルタ総合指数の推移が掲載されてはいますが、ファンドのリターン比較もなく話になりません。

(そもそも本ファンドがファンドオブファンズ形式で投資している、「イーストスプリング・インベストメンツ-インドネシア・エクイティ・ファンド」のベンチマークが「ジャカルタ総合指数」なのに、ベンチマークとの比較がないという投資家をバカにしたファンドです。

アクティブファンドである以上、本来はジャカルタ総合指数(配当込み)をベンチマークとし、それを上回るリターンをめざすべきです。その意味でも全く購入に値しないファンドと言えます。

実質コスト(信託報酬+その他費用)の確認

運用報告書記載の費用明細より、実質コストを確認します。以下が、運用報告書記載の1万口当たりの費用明細(半年分)です。

イーストスプリング・インドネシア株式オープン 運用報告書記載の1万口当たりの費用明細


年間の運用管理費用分の実質コストは、0.732%×2 =年約1.46%(税込)と計算できます。ファンドオブファンズ形式で投資しているファンドの信託報酬0.425%と合わせ、合計の実質コストは、1.46%+0.425%=約1.89%(税込)となります。

これだけの高コストが、今後も毎年かかります。とてもそれだけの価値のあるファンドとは思えず、購入検討不要のファンドと言えます。

アセットアロケーションの新興国株式部分は、インドネシア株式にこだわることなく、新興国各国の株式に幅広く投資するべきです。

基本的にはインデックスファンドのおすすめにある低コストの野村インデックスファンド・新興国株式(Funds-i新興国株式)(信託報酬0.60%)をメインにすれば良いでしょう。


イーストスプリング・インドネシア株式オープンの購入先

イーストスプリング・インドネシア株式オープンをノーロードで購入できる銀行・証券会社は、以下の通りです。

SBI証券楽天証券、スルガ銀行

あわせて、 管理人神推しの証券口座のページ を、証券会社選びにお役立て下さい。
管理人的には、 SBI証券 の利用がコストを徹底的に抑えられるのでベストだと思います。



 


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