欧州連続増配成長株オープン・・・参考指数に大きく劣るダメな運用

欧州連続増配成長株オープンは、MSCIヨーロッパ・インデックス参考指数とするヨーロッパ株式に投資できるアクティブファンドです。

MSCIヨーロッパ・インデックスの構成国である15ヶ国の欧州株式のうち、一定期間(原則5年以上)にわたって連続増配している企業の中から成長性が高いと判断される50銘柄前後に投資する」ことが特色です。

先進国連続増配成長株オープン同様、岡三アセットマネジメントが運用する「連続増配成長株オープンシリーズ」の1つとして、2013年11月29日より運用されています。ポートフォリオ構築プロセスのイメージは以下の通りです。

ポートフォリオ構築プロセス


「連続増配銘柄」、「成長株」といった魅力的な単語が並びますが、肝心のファンドの設定来リターンは配当抜きの参考指数の騰落率同等以下であり、たいしたリターンは出していません。信託報酬が年1.55%(税抜)と高いのが残念なアクティブファンドです。


(2017年5月21日)


 


欧州連続増配成長株オープンの基本的情報

購入単位:販売会社により異なりますが、SBI証券では最低500円より積立購入可能。
信託報酬年率1.55%(税抜)
信託財産留保額:なし
決算:年2回(5月8日、11月8日)。
資産配分比率: 欧州株式計50銘柄に投資(2017年3月31日時点)

業種(セクター)構成比率や、組入上位10ヶ国の国別構成比率は以下の通りです。

欧州連続増配成長株オープン 業種(セクター)構成比率や、組入上位10ヶ国の国別構成比率


組入上位10銘柄の構成比率は以下の通りです。

欧州連続増配成長株オープン 組入上位10銘柄の構成比率


償還日:2023年11月8日
運用:岡三アセットマネジメント
為替ヘッジ:なし



欧州連続増配成長株オープンの評価は?

配当抜きの参考指数にすら負けるリターンしか出せていないダメファンド

アクティブファンドとして、参考指数であるMSCIヨーロッパ・インデックスに含まれる銘柄の中から、「連続増配している企業」、「成長性が高いと判断される企業」に投資すれば、なんとなく良いリターンが出そうなイメージがあります。

ただ、以下のように肝心な本ファンドの設定来のリターンは+10.23%と、参考指数の騰落率+10.83%に劣っています。

欧州連続増配成長株オープン 設定来のリターンと参考指数の騰落率比較


しかもこの参考指数は、配当抜き指数であり、実際は参考指数に配当分の年3.3%程度も含めた場合は、この差はさらに広がります。

本ファンドは配当込み参考指数どころか、配当抜き参考指数にリターンが負けている残念なアクティブファンドとなっています。

この低リターンの要因の一つが、信託報酬が年1.55%と高く、自らのリターンをその高いコストで自滅させている点でしょう。いつもながら言うように、コストはその分確実にリターンを削ります。本ファンドのような、高コストファンドを検討対象にする必要はありません。


純資産が減り続ける不人気ファンド

このふがいない成績のためか、下記のように純資産総額も設定直後の30億円超から、現在は約6億円まで右肩下がりに減っています。

欧州連続増配成長株オープン 設定来の基準価額と純資産の推移


2023年11月の満期償還を待たずに突然の繰上償還の可能性もあります。このようなファンドに購入価値は全くありません。


よりコストの低いインデックスファンドへの投資が基本

本ファンドの参考指数であるMSCIヨーロッパ・インデックスをベンチマークとするインデックスファンドはまだありません。

しかしヨーロッパ株式のみに投資するのではなく、日本を除く先進国株式に幅広く投資できるMSCIコクサイ・インデックス(配当込み)をベンチマークとする、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(信託報酬0.20%)等、今では超低コストでより幅広い地域、国々に投資できるファンドがあります。

アセットアロケーションを決めた後の外国株式部分は、本ファンドのような高コストかつ地域限定のものよりも、お勧めのインデックスファンドの中の先進国株式ファンドをメインにするのが基本です。



欧州連続増配成長株オープンの購入先

欧州連続増配成長株オープンをノーロードで購入できる証券会社・銀行は、以下の通りです。

SBI証券岡三オンライン証券

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管理人的には、ポイント利用でコストを徹底的に削減する効果のある、SBI証券楽天証券の利用がベストだと思います。(どちらでもお好みのところを利用ください。)


 


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