フィデリティ・日本アジア成長株投信は、大変な好成績のアクティブファンド

フィデリティ・日本・アジア成長株投信は、MSCI ACパシフィック・インデックス(税引前配当金込)をベンチマークとするアジア株式アクティブファンドです。日本を含むアジアおよびオセアニアの株式を投資対象としています。2006年9月29日に設定されました。

フィデリティ・日本・アジア成長株投信


信託報酬は年1.49%(税抜)と高いですが、設定来のリターンはベンチマークを大きく上回る優秀なアクティブファンドです。

(2016年7月3日)


 


フィデリティ・日本・アジア成長株投信の基本的特徴

・購入単位:証券会社により異なりますがSBI証券では最低500円より購入可能。
信託報酬年率1.49%(税抜)
信託財産留保額:0.30%
・決算:年2回(6月10日、12月10日)
・資産配分比率:日本を含むアジア、オセアニア株式225銘柄に投資(2016年4月28日時点)

国別構成比率、業種別構成比率は以下の通りです。
先進国株式ファンドに分類しましたが、韓国のような新興国にも投資しています。

フィデリティ・日本・アジア成長株投信 国別構成比率、業種別構成比率

組入上位10銘柄の構成比率は以下の通りです。

フィデリティ・日本・アジア成長株投信 組入上位10銘柄の構成比率


・償還日:2026年6月10日
・運用: フィデリティ投信
・為替ヘッジ:なし


フィデリティ・日本・アジア成長株投信、管理人の感想と評価

設定来リターンは配当込みベンチマークを上回る優秀なアクティブファンド

アクティブファンドとしての最も重要なリターンは、設定来で配当込みベンチマークを上回っており、存在価値のあるアクティブファンドと言えます。

下記が、フィデリティ・日本・アジア成長株投信の設定来(2006年9月~2016年4月)のリターンと、ベンチマークであるMSCI ACパシフィック・インデックス(税引前配当金込)との騰落率の比較です。

フィデリティ・日本・アジア成長株投信 設定来のリターンとベンチマークの比較


設定来のファンドのリターンは、(分配金にかかる税金をゼロとした場合に)+74.08%と配当込ベンチマークの+31.48%を大きく上回っています。

分配金の税金分リターンは落ちますが、これだけ大差をつけてリターンがベンチマークに対し勝っており、優秀なアクティブファンドと言えます。

アクティブファンドの存在価値は第一に配当込みのベンチマークや参考指数を上回るリターンを出すことです。(そうでなければ、わざわざインデックスファンドより高い信託報酬を払う必要など全くありません。)

MSCI ACパシフィック・インデックス(税引前配当金込)をベンチマークとするインデックスファンドは存在しておらず、本ファンドのポートフォリオの組み入れも難しいですが、優秀なリターンを残しているのはすばらしいです。


高コストなのは問題

ただしアジア株式ファンドとして、信託報酬が年1.49%(税抜)もかかるのは高すぎます。

運用報告書記載の半年の費用明細は以下の通りです。これより実質コストは0.986%×2 =年1.97%(税込)と超高コストファンドです。このコストは今後のリターンを削りますので、約2%のコストを背負ってどこまで今後のリターンを出せるかは微妙なところです。

フィデリティ・日本・アジア成長株投信 運用報告書記載の半年分の費用明細


純資産総額は急速に減っている

ところで、純資産総額は過去、約800億円あったものが、今では約65億円に激減しており、人気のなさが伺えます。こんなにも優秀な運用成績でも資産がガタ減りするという事は、世の多くの人はベンチマークとの対比などはほとんど考慮していない事が伺えます。

また、いくら優秀であっても、年2回の分配では満足できない投資信託だという事も示唆しているかもしれません。

私も個人的にはこんな高コストな投資信託とはお付き合いしたいと思いませんが、それにしてもないがしろにされ過ぎていて、少々可愛そうだなと思います。

というか、このくらいの規模で余計な分配が無いからこそ、ファンドマネージャーは好きなように、思う存分、投資ができるのかもしれませんね。


アジア、オセアニアに限定せず、投資は幅広い分散投資が基本

本ファンドは、日本を含むアジア、オセアニア株式に投資していますが、日本、先進国、新興国が入り混じっており、アセットアロケーション決定後のファンドにするには難しいです。

素直に信託報酬の安い国際株式型ノーロード投信ランキングにあるような、低コストで幅広く分散投資できるファンドを使ってご自分のアセットアロケーションを構築すべきです。

日本およびオーストラリアを中心に投資比率を高めたい時に、一部をサテライト的に使用したい人にとってのみ、有用なファンドになるかもしれません。


フィデリティ・日本・アジア成長株投信の購入先

フィデリティ・日本・アジア成長株投信をノーロードで購入できる銀行・証券会社は以下の通りです。

SBI証券

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管理人的には、 SBI証券 の利用がコストを徹底的に抑えられるのでベストだと思います。



 


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