フィデリティ・Jリート・アクティブ・ファンドの評価

フィデリティ・Jリート・アクティブ・ファンドは、毎月分配型の日本リートを投資対象とするアクティブファンドです。2012年12月14日から運用が開始されました。

ベンチマークも参考指数も設定していない時点で、欠陥アクティブファンドです。さらに、毎月盛大に分配金を吐き出し、よくあるカモ向け高コストファンドの1つです。

2016年3月17日より、SBI証券や楽天証券でノーロードで購入できるようになりましたが、投資価値は全くありません。

(2016年3月21日)



 


フィデリティ・Jリート・アクティブ・ファンドの基本的情報

・購入単位:証券会社により異なりますがSBI証券では最低500円より購入可能。
信託報酬年率0.95%(税抜)
信託財産留保額:0.3%
・決算: 毎月24日。 毎月1万口あたり150円の分配金を吐き出しています。
・資産配分比率: J-REIT37銘柄に投資(2016年1月29日時点)

組入上位10銘柄の構成比率は以下の通りです。

フィデリティ・Jリート・アクティブ・ファンド 組入上位10銘柄の構成比率


予想配当利回りは年3.36%です。

・償還日:2023年4月24日
・運用:フィデリティ投信
・為替ヘッジ:なし(投資対象の日本リートに為替リスクはありません)



フィデリティ・Jリート・アクティブ・ファンドの感想と評価

高コストかつ、非効率な毎月分配型なのが問題

日本REITファンドとして、信託報酬が年0.95%と高く、かつ非効率な毎月決算型であることから、購入価値はほとんどありません。

毎月、1万口あたり150円を必ず分配金として元本を切り崩していくのは、税金のことを考えてもムダでしかありません。分配金は利益でもなんでもなく、その分、元本から削っているだけです。

実際、その150円の分配金に対して、毎月の分配原資がどの程度あるのか、運用報告書を見れば一発で分かります。150円あなたに分配するうち、マトモな利益は6円~46円程度しかないという事です。

という事は、残りはどこから出てくるのでしょうか? ・・・はい、あなたの元本が、「元本払戻金」として戻って来るだけなのです。とても利益とは言い難いと、分かっていただけるのではないでしょうか?

フィデリティ・Jリート・アクティブ・ファンドの分配原資の内訳


現在、日本のリート向けのインデックスファンドであれば、東証REIT指数(配当込み)をベンチマークとする、ずっと低コストの下記のようなファンドがあります。

<購入・換金手数料なし> ニッセイJリートインデックスファンド(信託報酬0.335%)
たわらノーロード 国内リート(信託報酬0.30%)


日本のリートクラスを買うのであれば、フィデリティ・Jリート・アクティブ・ファンドのような高コストファンドでなく、上記のインデックスファンドを候補にすれば良いでしょう。


ただ、分配金に税金が全くかからない条件ではリターンは良いファンド

これだけの高コストファンドですが、2013年6月からの約2年9ヵ月のリターンは、インデックスファンドを上回る好成績です(ただし、分配金に税金がかからなければです。)

以下が、<購入・換金手数料なし> ニッセイJリートインデックスファンドと本ファンドとのリターン比較です。(本ファンドのベンチマークはないので、あくまで参考比較です。)

<購入・換金手数料なし> ニッセイJリートインデックスファンドとフィデリティ・Jリート・アクティブ・ファンドのリターン比較


本ファンドの方が、<購入・換金手数料なし> ニッセイJリートインデックスファンドよりもリターンが良いことがわかります。アクティブファンドの大半がインデックスファンドに運用成績が負ける現実を考えると、相当良くやっているなとは感じます。

ただし、このリターンは毎月の分配金に税金が全くかからないという、あり得ない条件でのリターンです。実際は税金分、かなりリターンは下がってしまいます。

アクティブファンドの過去リターンと、これからのリターンが全く無関係であることを考えると、やはり購入するのはためらわれますね。

インデックスファンドと比較すると、そこそこ良好なファンドに見えるにも関わらず、分配金の大半が元本払戻金だという現実を見ると、毎月分配型投資信託がいかに私たちに不利な仕組みなのか、分かって頂けると思います。


フィデリティ・Jリート・アクティブ・ファンドの購入先

フィデリティ・Jリート・アクティブ・ファンドをノーロードで購入できる銀行・証券会社は以下の通りです。

SBI証券楽天証券

あわせて、 管理人神推しの証券口座のページ を証券会社選びにお役立て下さい。
管理人的には、 SBI証券 の利用がコストを徹底的に抑えられるのでベストだと思います。


 


★この記事が参考になりましたら、ブックマークもしくはシェアをお願いいたします

ページトップへ戻る