フィデリティ・日本配当成長株投信より評価の高い投資信託

フィデリティ・日本配当成長株投信は、TOPIX(配当金込み)を参考指数とする日本株式アクティブファンドで、2007年6月11日に設定されたゆうちょ銀行専用ファンドです。

主として予想配当利回りが市場平均以上の銘柄の中から、投資価値の高い銘柄に厳選して投資すること で、魅力的な配当等収益を確保することを目指す」方針とのことで、高配当銘柄に投資することにより参考指数よりも高いリターンを目標としています。

設定来のリターンは参考指数を上回っていますが、近年は参考指数よりリターンは悪いです。販売手数料も最低2.4%(税抜)もかかることから魅力が薄いファンドです。

以下にてフィデリティ・日本配当成長株投信の概要を確認し、ノーロードでより評価の高いファンドを紹介します。

(2014年10月9日更新)

フィデリティ・日本配当成長株投信の概要

・購入単位:1万円以上1円単位、 積立では、5000円以上1000円単位で購入可能。
・販売手数料:窓口3.0%(税抜)、ネット(投信ダイレクト)2.4%(税抜)  
(ノーロードではありません)
・信託報酬:年率1.08%(税抜)
信託財産留保額:0.3%

・決算:年4回(1月19日、4月19日、7月19日、10月19日)。毎回30円の分配金を吐き出しています。
・資産配分比率: 東証一部上場銘柄を中心にの高配当銘柄93銘柄に投資(2014年8月29日時点)

組入上位10銘柄の構成比率は以下の通りです。

フィデリティ・日本配当成長株投信 組入上位10銘柄の構成比率


ファンド全体の配当利回りは2.2%と、TOPIXの配当利回り(1.9%)より高くなるように銘柄が選ばれています。

・償還日:無期限
・運用:フィデリティ投信

 


フィデリティ・日本配当成長株投信の問題点

日本株式ファンドとして、販売手数料が最低2.4%、信託報酬が年1.08%(税抜)とコストが高すぎるのが問題です

なにしろ高配当といっても、ポートフォリオ全体の配当利回りは年2.2%と、参考指数であるTOPIXの配当利回りは年1.9%よりも年0.3%高いだけです。

そもそも、配当が増える傾向の企業に投資すると言っても、数年単位でその様な企業は頻繁に変動するでしょうし、配当が良いから株価が高いと言うパターンが存在するのかどうか、目論見書からは全く判断できません

高配当銘柄を中心に投資するというコンセプト自体は「高配当戦略」としてありな方法ですが、ここまで高コストだと配当の高さも全て台無しです。

フィデリティ・日本配当成長株投信設定来のリターンは、以下のようにTOPIX(配当金込み)より高いです。

フィデリティ・日本配当成長株投信 設定来のリターンと参考指数との騰落率比較

ただし、販売手数料が最初から引かれていることと、分配金にかかる税金のことを考えるとその差はかなり小さいでしょう。

また、この1年は参考指数より2%ほどリターンが劣っており、年度別に参考指数に勝ったり負けたりを繰り返しています。

勝ち続けるアクティブファンドを選ぶのがいかに難しいかがよくわかります。ま、このファンドは頑張っているほうだとは思いますけれども。



フィデリティ日本配当成長株投信よりメリットの大きい投資信託

信託報酬の安い日本株式ファンドを素直に選ぶのがコストも低く、その分アクティブファンドより有利です。TOPIXインデックスファンドとしては、

★ SMT TOPIXインデックス・オープン (信託報酬0.37%)
★ 日本株式インデックスe (信託報酬0.37%)

アクティブファンドであれば、高配当戦略を取るファンドではないですが、ひふみプラス(信託報酬0.98%)あたりが今のところは過去のリターンは良いです。

これらはいずれもノーロードですので、販売手数料のかかるフィデリティ・日本配当成長株投信を購入する必要はありません。

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