フィデリティ・日本成長株・ファンドは長期に渡り優秀なアクティブファンド

フィデリティ・日本成長株・ファンドは、TOPIX(配当金込み)をベンチマークとする、日本株式アクティブファンドです。1998年4月1日より運用されている、老舗のファンドです。

個別企業分析により、成長企業(市場平均等に比較し成長力があり、その持続が長期的に可能と判断される企業)を選定し、利益成長性等と比較して妥当と思われる株価水準で投資を行なう」との運用スタンスにより、長期的にベンチマークを上回るリターンを上げることを目的としています。

フィデリティ・日本成長株・ファンド


アクティブファンドとして最も重要なリターンは、設定来でベンチマークのTOPIX(配当金込み)を大きく上回っており、運用手腕の優れたファンドと言えます。

(2016年11月23日)


 


フィデリティ・日本成長株・ファンドの基本的情報

購入単位:証券会社により異なりますが、SBI証券では最低500円より購入可能。
信託報酬年率1.53%(税抜)
信託財産留保額:なし
決算:年1回(11月30日)。設定来、一度も分配金を出さず効率的に運用されています。
資産配分比率:日本株式計273銘柄に投資(2016年10月31日時点)

市場別構成比率は以下の通りです。ベンチマークであるTOPIXが対象とする東証一部上場銘柄だけでなく、東証二部やジャスダック、その他市場の上場にも投資しています。

フィデリティ・日本成長株・ファンド 市場別構成比率


業種別構成比率は以下の通りです。

フィデリティ・日本成長株・ファンド 業種別構成比率


組入上位10銘柄の構成比率は以下の通りです。

フィデリティ・日本成長株・ファンド 組入上位10銘柄の構成比率


償還日:無期限
運用:フィデリティ投信
為替ヘッジ:なし(投資対象に為替リスクはありません)


フィデリティ・日本成長株・マザーファンドに、ファミリーファンド方式で投資しています。

フィデリティ・日本成長株・ファンド ファミリーファンド方式構造



フィデリティ・日本成長株・ファンド、管理人の感想と評価

設定来リターンが配当込みベンチマークより良い優秀なアクティブファンド

アクティブファンドは、何よりもベンチマークよりリターンが良いことが重要です。本ファンドの設定来リターンは、ベンチマークのTOPIX(配当金込み)を大きく上回っており、存在価値のあるアクティブファンドと言えます。

下のグラフは、設定来の本ファンドとベンチマークのリターンを比較したものです。1998年4月1日の設定来から約18.5年のリターンは、+84.26%(青線)であるのに対し、ベンチマークであるTOPIX(配当金込み)のリターン+47.15%(赤破線)と、はるかに高いリターンを上げています。

フィデリティ・日本成長株・ファンド 設定来の基準価額とベンチマークのリターン比較


インチキなアクティブファンドにありがちな、配当抜きのTOPIXでなく、きちんと配当込みTOPIXをベンチマークと宣言し、大幅にリターンが上回っていることにも好感が持てます。運用実績も18年超と、文句なく優秀なアクティブファンドと言えます。

アクティブファンドは自分自身のコストの高さからリターンを下げて「自滅」してしまうケースが多く、「アクティブファンドの多くはインデックスファンドに勝てない」と言われます。本ファンドは上記に当てはまらない希少なアクティブファンドとして高く評価できます。


それでも資産形成にはTOPIXインデックスファンドをメインに

ただし、本ファンドの信託報酬は年1.53%(税抜)と、日本株式ファンドとして高コストです。ファンドを保有している間は継続して、この高い信託報酬に加え、売買手数料等も加えた実質コストがかかり続けます。

過去のリターンは今後のリターンに無関係であることが知られており、本ファンドが、今後もTOPIX(配当金込み)を上回るリターンを出せるかどうかはわかりません。

今では、TOPIX(配当込み)をベンチマークとするインデックスファンドとしては、<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド(信託報酬0.18%)が購入できます。

本ファンドは長期に渡ってベンチマークを上回る好成績ではありますが、直近3年間に限っては、インデックスファンドのほうがリターンが良いという結果になっています。(下記の図では運用期間の長いSMT TOPIXインデックス・オープンと比べています)

グラフでは表示しませんが、5年のスパンでも、フィデリティ・日本成長株・ファンドよりもインデックスファンドのほうがリターンが良い結果になっています。




それに、フィデリティ・日本成長株・ファンドが長期的に優秀なアクティブファンドだと言っても、いったい誰がファンドマネージャーでどのような運用体制なのか、外から見たら全く判断つきません。

もしもファンドマネージャーが死んでしまったら、今後も従来同様に高いリターンを期待できるのかどうかなど、何ら判断基準も持てないようなファンドに全資金を突っ込むような賭博行為は、とてもじゃないが出来ません。

本ファンドより年間約1.5%近いも安い、ニッセイTOPIXインデックスファンドのようなインデックスファンドをアセットアロケーションの日本株式部分に割り当て、本ファンドのようなアクティブファンドをどうしても買いたい場合も、その一部を割り当てるサテライト的な位置づけに留めておくのが賢明でしょう。


フィデリティ・日本成長株・ファンドの購入先

フィデリティ・日本成長株・ファンドをノーロードで購入できる証券会社・銀行は下記の通りです。

フィデリティ証券SBI証券楽天証券


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管理人的には、 SBI証券 の利用がコストを徹底的に抑えられるのでベストだと思います。


 


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