フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし)の評価・解説

フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし)は、米国のREIT指数の1つであるFTSE NAREIT Equity REITs インデックス(税引前配当金込)をベンチマークとする米国REITアクティブファンドです。

2003年12月9日より運用されています。

ファンドの配当利回りがベンチマーク以上になることをめざして運用を行う」(注:ファンドのリターンでなく配当利回り??)という意味不明な方針のファンドです。

マザーファンドが同一で為替ヘッジをかけているフィデリティ・USリート・ファンドA(為替ヘッジあり)も存在します。

信託報酬が年1.40%(税抜)と海外リートファンドとして高コストかつ非効率な毎月分配型ファンドのため、設定来リターンはベンチマークを下回っており、アクティブファンドとして投資価値は全くありません。

(2015年1月10日更新)

フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし)概要

・購入単位:1万円以上1円単位
信託報酬年率1.40%(税抜)
信託財産留保額:0.3%
・決算:毎月15日。毎月80円の分配金を吐き出して基準価額を削り続けています。
・資産配分比率: 米国リート62銘柄に投資(2014年10月30日時点)

以下の組入上位10銘柄で46.1%を占めます。ファンドの配当利回りは年3.54%です。

フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし)  組入上位10銘柄の構成比率


・償還日:無期限
・運用:フィデリティ投信株式会社
・為替ヘッジ:なし

 


フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし)・管理人の感想

米国リート(不動産投資信託)に投資するファンドとして、そもそも信託報酬1.40%(税抜)は高すぎます。

その割に、アクティブファンドとして肝心のリターンは、以下のようにベンチマークを大きく上回っており、投資価値は全くありません。

フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし) 基準価額とベンチマークの推移


しかも、この(ベンチマークに負けている)オレンジの線は、無分配の場合や普通分配時の税金がゼロの場合のリターンです。毎月分配型のため、税金が取られる分、さらにリターンが下がります。

こんな高コスト、低リターンのファンドでも、毎月分配型ということで純資産も8740億円以上集める巨大ファンドとなっています。

最近は、「儲かっているんだから普通分配の税金はクレテヤレ」、などわけのわからないことを耳にしますが、いかに税金分が非効率になっているかをきちんと理解できなければ、投資などしない方が良いでしょう。

毎月の分配金は、かなり多くの部分が元本の取り崩しです。これを利益だと勘違いしている人が実に多いです。また、分配金を再投資しても税金分引かれるだけで複利効果も全くありませんから、実に投資らしくない投資という事になりますね。

米国のリートのみに投資するノーロードのファンドは他にありませんが、海外先進国リートの代表的なベンチマークであるS&P先進国REIT指数(除く日本)には米国リートが2/3を占めています。

分散投資の観点からも、S&P先進国REIT指数(除く日本)をベンチマークとするSMT グローバルREITインデックス・オープン(信託報酬0.55%)に投資する方が、ずっと低コストで米国リートの他に欧州リートなど先進国のリート全体に幅広く投資できます。

また、<購入・換金手数料なし>ニッセイ グローバルリートインデックスファンド(信託報酬0.45%)であれば、先進国リートだけでなく、新興国リートも含む世界全体のリートに驚きの低コスト投資できます。(これだけでコストは年1%程度も下がり、確実にその分リターンを押し上げます)

リターンを事前に予測できませんが、コストは努力で調節できます。毎月分配型ファンドなどに騙されず、低コストかつ幅広い投資対象のファンドを選ぶのが基本です。


 


フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし)の購入先

フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし)は、スルガ銀行のインターネットまたはテレホンバンキングでのみノーロードで購入できます。

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