フィデリティ・世界インカム株式・ファンド (資産成長型)の評価

フィデリティ・世界インカム株式・ファンド (資産成長型)は、日本を含む世界の通信・公益株式に70%、世界のREIT(不動産投資信託)に、30%の基本資産配分比率で各資産クラスのマザーファンドファミリーファンド形式で投資する、バランス型アクティブファンドです。2010年12月16日より運用されています。

信託報酬が年1.599%と高い上に、アクティブファンドにも関わらずベンチマークや参考指数もない欠陥ファンドです。

本ファンドが1年決算であるのに対し、毎月分配型のフィデリティ・世界インカム株式・ファンド(毎月決算型)もあります。ファンドマネージャーの運用手腕を判定できない時点で、両ファンドとも購入するような代物とは言えません。

(2016年1月10日)


 


フィデリティ・世界インカム株式・ファンド (資産成長型)の基本的情報

・購入単位:証券会社により異なりますが、SBI証券では最低500円より積立購入可能。
信託報酬年率1.599%(税抜)
信託財産留保額:0.3%
・決算:年1回(12月15日)。設定来、分配金を一度も出さず効率的に運用されています。
・資産配分比率:基本組入比率、資産配分比率は以下の通りです。(2015年10月30日時点)

組入資産 マザーファンド(アクティブファンド)  組入比率 基本組入比率
 世界の通信・公益株式 フィデリティ・グローバル・通信・公益株マザーファンド  69.6%  70%
 世界リート フィデリティ・グローバル・リート・マザーファンド  30.1%  30%
 現金  0.4%  0%

平均配当利回りは年4.02%です。

・償還日:2025年12月15日
・運用:フィデリティ投信株式会社
・為替ヘッジ:なし


フィデリティ・世界インカム株式・ファンド (資産成長型)・管理人の感想

株式比率70%、リート比率30%のバランスファンドですが、株式はベライゾンやボーダフォン、AT&T、NTTドコモ等通信・公益株計44銘柄のみの限られた株式に投資しています。リートもわずか32銘柄と分散も甘く、バランスファンドとしてもアセットロケーションのコアとしては使えません。

かように分散も甘いうえに、信託報酬が年1.599%と高く、とても資産形成には使えないコスト水準です。

また、運用報告書記載の1万口当たりの費用明細は以下の通りです。 信託報酬以外に保管費用や売買コストも高めで、実質コスト年2.617%(税込)もかかっています。

仮に10年間保有したとしたら、元本の26%(実に4分の1も)がコストで消え失せるわけで、とても許容できるコストではありません。

フィデリティ・世界インカム株式・ファンド (資産成長型)運用報告書記載の1万口当たりの費用明細


バランスファンドは、ご自分のアセットアロケーションを実現するためのツールとして、信託報酬の低いバランスファンドの中から、ご自身に合う資産配分比率のものを選択すべきです。

本ファンドのような通信・公益分野のみの株式と、海外リートクラスへ投資するバランスファンドに、単一資産クラスのファンドを組み合わせてたとしても、アセットアロケーションを希望通りにするのは極めて難しいです。購入の必要は全くありません。


フィデリティ・世界インカム株式・ファンド (資産成長型)の購入先

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