フィデリティ・世界インカム株式・ファンド(毎月決算型)の評価

フィデリティ・世界インカム株式・ファンド (毎月決算型)は、「日本を含む世界の通信・公益株式に70%、世界のREIT(不動産投資信託)に30%」の基本資産配分比率で各資産クラスのマザーファンドファミリーファンド形式で投資する、バランス型アクティブファンドです。2010年12月16日より運用されています。

フィデリティ・世界インカム株式・ファンド(毎月決算型) ファンドの仕組み


年1回決算のフィデリティ・世界インカム株式・ファンド (資産成長型)と投資対象、信託報酬は同一で毎月分配型であることだけが異なります。

信託報酬が年1.599%(税抜)と高い上に、アクティブファンドにも関わらずベンチマークや参考指数もない欠陥ファンドです。運用手腕を判定できない時点で、購入価値は全くありません。

(2016年5月22日)


 


フィデリティ・世界インカム株式・ファンド (毎月決算型)の基本的情報

・購入単位:証券会社により異なりますが、SBI証券では最低500円より積立購入可能。
信託報酬年率1.599%(税抜)
信託財産留保額:0.3%
・決算:毎月15日。毎月分配金を180円ずつ吐き出して無駄な税金が取られています。
・資産配分比率:基本組入比率、資産配分比率は以下の通りです。(2016年3月31日時点)

組入資産 マザーファンド(アクティブファンド)  組入比率 基本組入比率
 世界の通信・公益株式 フィデリティ・グローバル・通信・公益株マザーファンド  69.4%  70%
 世界リート フィデリティ・グローバル・リート・マザーファンド  30.1%  30%
 現金  0.5%  0%

平均配当利回りは年3.96%です。


・償還日:2025年12月15日
・運用:フィデリティ投信株式会社
・為替ヘッジ:なし


フィデリティ・世界インカム株式・ファンド (毎月決算型)、管理人の感想と評価

分散が甘く、信託報酬が高いバランスファンド

株式比率70%、リート比率30%のバランスファンドですが、株式部分はAT&Tやベライゾンやアメレン、NTTドコモ等通信・公益株計45銘柄のみの、限られた銘柄に投資しています。同様にリート部分もわずか34銘柄と分散も甘く、バランスファンドとしてもアセットロケーションのコアとしては使えません。

かように分散も甘いうえに、信託報酬が年1.599%と高く、とても資産形成には使えないコスト水準であることが問題です。

さらにベンチマークも参考指数もなく、アクティブファンドとして銘柄選択が良かったのか悪かったのかもまったくわからないのも大問題です。

以下のような金をかけたファンド紹介動画も用意していますが、高コストやベンチマークについては完全無視です。豪華な動画があるファンドにろくなものはありません。




実質コスト年2%超の高コストファンド

運用報告書記載の1万口当たりの(6ヵ月分の)費用明細は以下の通りです。実質コストは1.042%×2 =年2.08%(税込)もかかっています。

フィデリティ・世界インカム株式・ファンド (毎月決算型) 運用報告書記載の費用明細



仮に10年間保有したとしたら、元本の20%以上がコストで消え失せるわけで、とても許容できるコストではありません。

さらに毎月分配金を吐き出す非効率なファンドです。普通分配金の場合税金がかかり、その分コストはさらにかさみます。コストの金食い虫的投資信託と言えます。

バランスファンドは、ご自分のアセットアロケーションを実現するためのコアとなるファンドとして、信託報酬の低いバランスファンドの中から、ご自身に合う資産配分比率のものを選択すべきです。

本ファンドのような通信・公益分野のみの株式と、海外リートクラスへ投資するバランスファンドに、単一資産クラスのファンドを別に組み合わせてたとしても、アセットアロケーションを希望通りにするのは極めて難しいです。その意味でも購入の必要は全くありません。


フィデリティ・世界インカム株式・ファンド (毎月決算型)の購入先

フィデリティ・世界インカム株式・ファンド (毎月決算型)をノーロードで購入できるのは以下の証券会社です。

フィデリティ証券SBI証券楽天証券東海東京証券スルガ銀行(インターネット専用)

あわせて、 管理人神推しの証券口座のページ を証券会社選びにお役立て下さい。
管理人的には、 SBI証券 の利用がコストを徹底的に抑えられるのでベストだと思います。






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