グローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド(愛称:健次)の評価

グローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド(愛称:健次)は、日本を含む先進国のヘルスケア・バイオ関連企業の中で、ファンダメンタルズが健全と考えられる株式に投資する、先進国株式アクティブファンドです。MSCIワールド・ヘルスケア・インデックス(税引後配当込)を参考指数としています。

グローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド(愛称:健次)


信託報酬が年2.20%(税抜)と超高コストな時点で、投資の検討をする必要は全くありません。世界のヘルスケア・バイオ関連企業に投資するだけのテーマ型ファンドに、このコストはあり得ません。ただし、・・・・以下、感想欄をご覧ください。

(2016年6月24日更新)


 


グローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド(愛称:健次)の基本的情報

・購入単位:証券会社により異なりますがSBI証券では最低500円より積立購入可能
信託報酬年率2.20%(税抜)
信託財産留保額:0.3%
・決算: 年2回(2月27日、8月27日)

2013年8月に2253.4円、2014年2月に2796円と巨額の分配金を出し、盛大に税金を引かれている意味のわからないファンドです。

・償還日:2020年2月27日
・運用:国際投信投資顧問
・為替ヘッジ:なし

・資産配分比率:国別構成比率は以下の通りです。(2014年9月30日時点)

投資国 比率
アメリカ  75.0%
日本  5.5%
イギリス  4.1%
アイルランド  3.4%
スイス  2.1%
ベルギー  1.7%
イスラエル  1.5%
フランス  0.9%
UAE  0.7%
その他  0.5%

組入上位10銘柄と構成比率は以下の通りです。
銘柄 比率
ブリストル・マイヤーズ スクイブ アメリカ  6.1%
メルク アメリカ  5.1%
アクタビス アメリカ  5.0%
ギリアド・サイエンシズ アメリカ  4.6%
イーライ・リリー アメリカ  4.4%
リジェネロン・ファーマシューティカルズ アメリカ  4.2%
アストラゼネカ イギリス  2.9%
マッケソン アメリカ  2.8%
ジョンソン&ジョンソン アメリカ  2.7%
HCAホールディング アメリカ   2.5%


グローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド(愛称:健次)、管理人の感想や評価

信託報酬2.20%(税抜)の超高コストファンド、(+ぼったくりで悪名高き国際投資顧問・小声ね。)の段階で、あなたの体の中から警戒信号が発せられなければ、あなたは格好の餌食となる可能性が大です。

なぜ、こんな高コストのヘルスケア分野のファンドを買う人がいるのか、全くわかりません。

参考指数であるMSCIワールド・ヘルスケア・インデックス(税引後配当込)とは、年毎に勝ったり負けたりのリターンです。アクティブファンドとしてのリターンも良くなく、当ファンドを選ぶ必要はありません。

さらに、2013年8月と2014年2月の2回の半年ごとの決算だけでも、分配金を約4800円も吐き出しており、その分税金も取られてさらにコストが高くなっています。2020年2月には償還される予定であり、長期投資にも不向きのファンドです。

また、本ファンドと同じマザーファンドに投資する、償還期間が無期限のグローバル・ヘルスケア&バイオ・オープン Bコース(為替ヘッジなし)(愛称:健太)も存在します。分配金の吐き出し額も少ないため、本ファンドよりもそちらを選ぶべきでしょう。

ヘルスケアやバイオテクノロジー分野にこだわらなくても、先進国株式クラスはSMT グローバル株式インデックス(信託報酬0.50%)や<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(信託報酬0.39%)など、低コストのインデックスファンドを主力にしたほうがよほど低コストかつ広く分散された投資が可能です。



 


結果論だが、俺は将来を見通せる、と言う人は買っても良い(次の項も見よ)

上記で、低コストのインデックスファンドをセレクトしたほうが良いのではないかと書きました。しかしながらこのグローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド、けしからぬことに、先進各国に分散投資するインデックスファンドよりは、運用成績が良好です

グローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド(愛称:健次)と世界分散インデックスファンドとの運用成績比較


MSCIワールド・ヘルスケア・インデックスをベンチマークとする投資信託が他に無いので、「以前から、俺はバイオ関連企業に目を付けていて、こうなると思ったよ!!!」と将来を見通せるお方は、高コストには目をつぶって、この投信を購入しても良いかもしれません。

ただ、そこまでの千里眼をお持ちならば、当然銘柄選びの達人でいらっしゃるでしょうから、こんなコストの高いグローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンドではなくて、「iシェアーズ グローバル・ヘルスケアETF」という、本投資信託に比較するとコストがとんでもなく安い、海外ETFをお選びになる事と思います。

そういう意味から、・・・・やっぱこの投資信託を購入するのはナシですかね。「俺はどうしてもこの投資信託が好きなんだ!!」と言うのであれば、買っても良いです。。。


で、2016年6月再チェック、もしかして高値掴みした人も多数か

さて、2013年から2014年の成績が非常に良かったので、思わずこのファンド「健次」を購入した人も多数おられるかと思います。みなさん、いったいどのタイミングで購入したんでしょうかね?

当ファンドの成績が良いらしいという噂が広まってきた、2014年12月末に、それと当ファンドの高値を記録した直後辺り、2015年7月末健次を購入したと仮定して、現時点(2016年6月17日)の騰落率を見てみましょうか。

比較するのは1つ前の項と同様、SMTグローバル株式インデックスと、今回はMSCIワールド・インデックスです(こちらの指数の方が比較する実態に近い、ただし騰落率は出ないので、グラフ上の参考として見て下さい)。

グローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド(愛称:健次)の購入時期と騰落率

銘柄 A地点から現在まで B地点から現在まで
グローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド(愛称:健次) 91.2% 78.8%
SMTグローバル株式インデックス 84.0% 80.1%

ここから分かる事は、あなたがどの時点で購入したのかによって、運用成績がかなり異なるという事です。もしもB地点で買っていたら、高値掴みをしたことになります。

参考までに、健次の直近1年間の運用成績の比較をしてみましょう。1年で見ると、健次を買ったとしても、特に報われない結果になっているという事ですね。

猛烈に高いコストを支払っても、大きく勝っている時間はわずか2年だったことになります。事前にどのテーマが市場の平均値を上回れるかは、洗練された投資家以外には見通すことは困難だと思います。

グローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド(愛称:健次)の直近1年の運用成績


付け加えると、いかに洗練された投資家で、2013年時点で「これからはバイオやヘルスケアが有望だ」と考えて当ファンドに投資したとしても、じゃあ今度はどの時点で売却するのか、またもタイミングを図る事が非常に難しいです。

テーマ型ファンドは、コラムにて「テーマ型投信はやめといた方が無難」でお伝えしている通り、流行り廃りをタイミングよく見極められる投資家でないと、ただ単に金融機関のカモになっておしまいです。

当サイトでも明治安田女性活躍推進ファンドとか、TS・ハイブリッドカー・ファンド(愛称:トヨタH)世界シェールガス株ファンドなどなど、いくつも紹介していますが、大半がロクでもないのの目白押しです。


グローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド(愛称:健次)の購入先

グローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド(愛称:健次)をノーロードで購入できる証券会社、銀行は以下の通りです。iシェアーズ グローバル・ヘルスケアETFも、カブドットコム証券以外の下記証券会社で買えます。

SBI証券楽天証券マネックス証券カブドットコム証券ソニー銀行スルガ銀行


あわせて、 管理人神推しの証券口座のページ を、証券会社選びにお役立て下さい。管理人的には、SBI証券 の利用が、コストを徹底的に抑えられるので、ベストだと思います。


 


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