グローバル・ハイブリッド証券ファンド(為替ヘッジ型)の評価

グローバル・ハイブリッド証券ファンド(為替ヘッジ型)は、世界のハイブリッド証券(除く優先株)に為替ヘッジ付で投資するアクティブファンドです。

グローバル・ハイブリッド証券ファンド(為替ヘッジ型) ファンドオブファンズ形式構造


ケイマン籍の「グローバル・サブオーディネイティド・デット・セキュリティーズ・ファンド」(円ヘッジドクラス)(信託報酬0.57%)にファンドオブファンズ形式で投資しています。

本ファンドの運用管理費用1.21%(税抜)と合わせ、二重にかかるトータルの信託報酬が1.78%もかかる高コストファンドです。さらに、毎月分配型投資信託のため、運用途中の分配金に税金がかかり、効率が悪いことこの上ないファンドとなっています。

グローバル・ハイブリッド証券ファンド(為替ノーヘッジ型) と投資対象、信託報酬は同一で、為替ヘッジしていることのみが異なります。

両ファンドとも、高コストであることはもちろん、投資対象として不適切なハイブリッド証券に投資しており、投資価値は全くありません。

(2016年5月29日)


 


グローバル・ハイブリッド証券ファンド(為替ヘッジ型)の基本的情報

・購入単位:証券会社により異なりますが、SBI証券では最低500円より積立購入可能。
信託報酬年率1.78%(税抜)(=投資対象ファンドの信託報酬0.57%+運用管理費用1.21%)
信託財産留保額:0.3%
・決算:毎月分配(12日)。毎月70円ずつ分配金を無駄に吐き出しています。
・資産配分比率: 海外のハイブリッド証券33銘柄に投資(2016年4月27日時点)

ハイブリッド証券の種別構成比や国別構成比率は以下の通りです。デュレーションは5.5年、最終利回りは6.8%です。

グローバル・ハイブリッド証券ファンド(為替ヘッジ型) 債券種別構成比率、国別構成比率


組入上位10銘柄の構成比率は以下の通りです。

グローバル・ハイブリッド証券ファンド(為替ヘッジ型) 組入上位10銘柄の構成比率


組入2位であるアビバ優先出資証券のクーポンの年8.25%が目を引きますが、償還日は2041年と超長期債です。組入5位のドイチェバンク優先出資証券は満期のない永久債で、証券価格事態の値付けがどのようになされているのか、想像もつきません。

・償還日:2019年6月12日
・運用:三井住友アセットマネジメント
・為替ヘッジ:あり


グローバル・ハイブリッド証券ファンド(為替ヘッジ型)、管理人の感想

世界のハイブリッド証券に投資するノーロードファンドですが、信託報酬が年1.78%と高コストで、毎月分配型投資信託でもあり、その分税金も無駄にかかるファンドです。

そもそもベンチマークも参考指数もない仕組み的に欠陥のあるアクティブファンドであり、投資価値は全くありません。

ハイブリッド証券の複雑な中身をわかっていますか? にて解説したように、ハイブリッド証券自体、個人の資産形成に適したものではありません。

本ファンドが投資対象としている「優先出資証券、永久劣後債、期限付劣後債」などのハイブリッド証券の特性、リスクがどのようなものかわかる方は、ほとんどいないと思います。

インターネットで情報収集しようとしても、発行側の都合(資本が希薄化しないとか、法律で認められているとか)ばかり載っていて、投資家側のメリットがほとんど書かれていません。

それもそのはずで、ハイブリッド証券は、金融機関側が資金調達に都合がいいように組成したもので、個人の資産形成用には、そもそも不向きです。多く見える分配金だって、ただの取り崩しです。分配金が利益だと勘違いしないようにご注意ください。

アセットアロケーションに組み入れる資産としては、世界の株式、債券、リートに幅広く国際分散投資すれば十分です。ハイブリッド証券の表面的な利回りに騙されないよう、くれぐれも注意が必要です。


グローバル・ハイブリッド証券ファンド(為替ヘッジ型) の購入先

グローバル・ハイブリッド証券ファンド(為替ヘッジ型)をノーロードで購入できる銀行・証券会社は以下の通りです。

SBI証券楽天証券

証券口座選びに迷った場合は、 管理人神推しの証券口座のページ を参考にして下さい。
管理人的には、 SBI証券 の利用がコストを徹底的に抑えられるのでベストだと思います。



 


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