グローバル・ソブリン・オープンより投資価値のあるファンドをチェックしてみる

グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)(グロソブ)は、かつては純資産総額5兆円を超える日本では圧倒的な人気を誇る毎月分配型投資信託でした。

現在は、より分配金を出す(単に資金を元本から取り崩している)ハイイールド債券等に投資する毎月分配型ファンドのフィデリティ・USハイ・イールド・ファンドに純資産残高が逆転され、グロソブの純資産も0.94超円まで減っています。

日本で投資信託ブームの先導役となったグロソブのような「毎月分配型投信」の問題点については、下記の記事でも指摘している所です。

グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)よりメリットの大きい投資信託

グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)は、日本を含む先進国を中心とした国債を投資対象とするシティ世界国債インデックスベンチマークとしています。

そのベンチマークを上回る成績をめざし、(ベンチマークでは投資対象外である)州政府債や政府機関債といったソブリン債券にも投資し、そして見事にベンチマークを下回った成績になってしまっています。

信託報酬も1.25%(税抜)と先進国債券ファンドとして高コストであり、リターンにも悪影響を与えています。であれば、より低コストのものが良いじゃないか、という事で以下2つのファンドを選びました。

 ・<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国債券インデックスファンド
 ・EXE-i 先進国債券ファンド


ちなみに、グローバル・ソブリン・オープン(毎月分配型)よりもメリットが大きいというのは、分配金がたくさん出る、という意味ではありませんからね。

分配型投信のほぼ全てが、実際の投資先からのリターンを大幅に上回る「分配金利回り」を、大々的に謳っています。

でも、考えてもごらんなさい。なんで投資先から入ってくる利益よりも、分配金のほうが利益があるんですか? そんな事は詐欺でも働かない限り不可能ですよね?

そう、分配金利回りとか、分配金がたくさん出る、なんて言葉は、合法的な詐欺といってもいいくらい、投資家を上手にダマクラカシているんですよね。

毎月、たくさん分配されるお金は、大半があなたご自身の投資元本を取り崩しているだけで、利益でも何でもないですから、勘違いなさらないでくださいね

元本取り崩しのお金も、分配金利回りに計算するのですから、投資信託業界というのは、本当に困ったところです。

グローバル・ソブリン・オープンと代替ファンドとの比較

いずれもノーロードで購入できますが、グロソブは信託報酬が年1.25%とバカ高いことがわかります。また、解約時にかかる信託財産留保額も0.5%と高すぎます。

投資対象は、EXE-i 先進国債券ファンドが日本を含む先進国の国債や政府機関債、社債にも投資しています。

ファンド グローバルソブリンオープン(グロソブ) ニッセイ外国債券インデックスファンド EXE-i 先進国債券ファンド
購入手数料 なし なし なし
信託報酬(税抜) 1.25% 0.38% 0.43%
信託財産留保額 0.5% なし なし
ベンチマークまたは参考指数 シティ世界国債インデックス シティ世界国債インデックス(除く日本) シティグループ世界BIG債券インデックス
ファンド投資対象 日本を含む先進国の国債、州政府債や政府機関債 日本を含む先進国の国債 日本も含む先進国の国債、政府機関債、社債
決算回数 年12回 年1回 年1回
償還日 無期限 無期限 無期限


上記、3つのファンドの運用成績を比較すると・・・

高いコストを支払って、結局グローバルソブリンオープンの運用成績がどうなのか、ご紹介した低コストのインデックスファンドと比較してみたら、一目瞭然です。

(※異なるベンチマークを持つファンドを比較していますので、その点はご留意ください)




・分配金が利益でもなんでもなく、ただの取り崩しである
・常に運用目標を下回る酷い成績
・その割に高コストを取っている
・低コスト投資信託よりも運用成績が劣る



これらが理解できていれば、グロソブを選ぶ理由は全くないことがわかります。

グローバル・ソブリン・オープンについて、かなり批判的に記述していますが、それでも最近は、グロソブをはるかに凌駕する、複雑で中身の分からなくてもっと超高コストで、実はとんでもなくリスキーな分配型投信が売れに売れています。

それを考えると、グローバル・ソブリン・オープンは、もしも情報に疎くて騙されやすい人が買ってしまうのであれば、もうこのファンドでもいいかな?と思ってしまうほど、シンプルといえばシンプルです。

管理人でもそのような変な錯覚にとらわれるくらいですから、野村證券のような業界のトップ企業が率いる投信業界、投資家を騙すような手口はやめにしていただきたいですね。

幸いにして当サイトを訪問されて、このページをご覧のあなたは、本当にラッキーだと思います。低コストのインデックスファンドを主体に、自分の頭で資産運用を行いましょう。



 


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