HSBC ブラジル オープンの評価・解説

HSBC ブラジル オープンは、MSCIブラジル10/40指数ベンチマークとするブラジル株式アクティブファンドです。

ベンチマークが対象とするブラジル国内の株式だけでなく、ブラジル国内の活動により収益を得ているブラジル国外の企業の株式も投資対象とし、中長期的にベンチマークを上回るリターンを目標としています。

しかしながら、信託報酬1.90%(税抜)と驚きの高コストかつ、ベンチマークを大きく下回るリターンしか出せておらず、アクティブファンドとしての投資価値は全くありません。

(2015年7月5日更新)

HSBC ブラジル オープンの特徴・評価

・購入単位:1万円以上(積立は手数料有料)
信託報酬年率1.90%(税抜)
信託財産留保額: なし
・決算:年1回(3月30日)
・資産配分比率: ブラジル株式43銘柄に投資(2015年5月29日時点)

業種別構成比率は以下の通りです。

HSBC ブラジル オープン 業種別構成比率


通貨別構成比はブラジルレアル90.5%、米ドル9.5%(アメリカ市場に上場している米国預託証券(ADR)分)となっています。

HSBC ブラジル オープン 通貨別構成比率


また、組入上位10銘柄は以下の通りです。

HSBC ブラジル オープン 組入上位10銘柄の構成比率

・償還日: 無期限
・運用: HSBC投信株式会社
・為替ヘッジ:なし



HSBC ブラジル オープン・管理人の感想

信託報酬1.90%の高コストにも関わらず、肝心のリターンはベンチマークを大きく下回っており、投資価値の全くないアクティブファンドです。

下記が、HSBC ブラジル オープンの設定来の基準価額推移とベンチマークの比較です。

HSBC ブラジル オープン 設定来の基準価額とベンチマーク推移


ベンチマークである(しかも配当落ちしている)MSCIブラジル10/40指数を一貫して下回るリターンしか出せておらず、成績は悪過ぎるの一言です。

さらにHSBC ブラジル オープンの(信託報酬以外のその他費用を合わせた)実質コストも高いです。以下が運用報告書記載の1万口当たりの費用明細です。

HSBC ブラジル オープン 1万口あたりの費用明細


本ファンドの実質コストは、2.219%(税込)となります。配当落ちしているベンチマークにすら大きくリターンが負けるのは、やはり高コストが一因となっています。

年2.2%以上もの費用をかけて、さらにベンチマークを大きく下回るリターンが残せていないのですからこんなファンドを選ぶのは、運用会社だけを儲けさせているだけです

HSBC投信のファンドは、HSBC ブラジル オープンHSBC インド オープンのように高コスト・低リターンのものが多く、HSBCの名称を見ただけで注意が必要です。

低コストインデックスシリーズ登場前は、新興国株式ファンドにはインデックスファンドはなく、HSBC ブラジル オープンのような超高コストファンドを選ぶしか選択肢がありませんでした。

現在は、ブラジル株式に投資するインデックスファンドとして、ピクテ・インデックスファンドシリーズ-ブラジル株(愛称:ピクテIFブラジル株)があります。

また、ブラジルなど単一国の株式だけでなく世界の新興国株式全体に低コストで投資できるEXE-i 新興国株式ファンドや、野村インデックスファンド・新興国株式(愛称:Funds-i新興国株式)等が、気軽にネット証券で購入可能です。

アセットアロケーションに組み入れる新興国株式部分には、やはり新興国株式市場全体を網羅する低コストのインデックスファンドをメインに投資するのが無難です。

HSBC ブラジル オープンの購入先

HSBC ブラジル オープンをノーロードで購入できるのは、スルガ銀行(インターネットまたはテレフォンバンキング)のみです。主要ネット証券含め、通常は販売手数料が3.0%(税抜)かかります。(というか、買う必要無いんで・・・)

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管理人的には、 SBI証券 の利用がコストを徹底的に抑えられるのでベストだと思います。


 


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