HSBC インドオープン・・・超高コストかつ低リターンのダメファンド

HSBC インドオープンは、S&P/IFC Investable Indiaベンチマークとするインド株式アクティブファンドです。2004年11月30日より運用されています。

インド国内の企業だけでなく、「インド経済の発展と成長に関連し、収益のかなりの部分をインド国内の活動から得ている、インド以外の国の企業」にも投資することで、中長期的にベンチマークを上回るリターンをめざしています。

ただし、肝心のリターンはベンチマークを大きく下回っており、全く投資価値のない残念なファンドです。

HSBC インド オープン


(2019年5月1日更新)・・・本ページの情報の更新を希望される方は、Q&Aページより管理人までお知らせください。すぐに対応したいと思います。




 


HSBC インドオープンの基本的情報

このファンドの基本情報

項目 内容
購入単位 スルガ銀行にて1万円からノーロードでスポット購入可能。(積立は手数料有料)
信託報酬 年率2.00%(税抜)
信託財産留保額 なし
運用期間 無期限
決算 年1回(11月29日)。
運用会社 HSBC投信株式会社
為替ヘッジ なし

「HSBCインドマザーファンド」にファミリーファンド方式で投資しています。

HSBC インド オープン ファミリーファンド方式構造


このファンドのポートフォリオなど

インド国内の株式を中心に計55銘柄に投資(2019年3月29日時点)。業種別構成比率、通貨別構成比率はそれぞれ以下の通りです。通貨別構成は、インドルピー93.0%、米ドル7.0%となっています。(米国市場上場のADR銘柄にも投資している部分は米ドル建てです。)

HSBC インド オープン 業種別構成比率、通貨別構成比率


また、組入上位10銘柄の構成比率は以下の通りです。

HSBC インド オープン 組入上位10銘柄の構成比率



HSBC インドオープン、管理人の感想と評価

ベンチマークに惨敗している投資価値の無いアクティブファンド

HSBCインド オープンの分配金再投資後の基準価額赤線)とベンチマーク(灰色線)の設定来(2004年11月30日~の約14年6ヵ月)の比較が以下のグラフです。

HSBC インド オープン 分配金再投資基準価額とベンチマークの推移


期間別の騰落率を表にしたものが以下です。

HSBC インド オープン 期間別騰落率


ファンドの分配金再投資基準価額は、分配金に税金が全くかからないというありえない仮定での基準価額であることから、実際はもっとリターンは下がります。

また、上のグラフのベンチマークには配当落ち分が含まれていないので、実際にはベンチマークである「S&P/IFC Investable India(配当込)」と比較すべきです。

でも、そうするまでもなく、設定来のファンドのリターン(+146.9%)はベンチマーク(393.7%)を大幅に下回っていることがわかります。・・・と言いますか、よくぞここまでヘボい運用成績になるものだなと、何か感慨深いものがあります。。。

アクティブファンドの存在意義は、一にも二にもベンチマークより高いリターンを上げることのみです。本ファンドはベンチマークを大きく下回る成績しか出せていない、ダメなアクティブファンドの代表例です。全く投資価値はありません。


高コストすぎることがリターンが悪い原因の一つ

リターンが悪いことの要因の一つが、新興国株式ファンドとして信託報酬が年2.00%(税抜)とあまりにも高すぎることです。

さらにHSBC インド オープンの(信託報酬以外のその他費用を合わせた)実質コストもバカ高いです。以下が、運用報告書記載の1万口当たりの費用明細です。

HSBC インド オープン 1万口あたりの費用明細


本ファンドの実質コストは、約2.666%(税込)もあり、要は年間約2.67%もの費用をかけながらもベンチマークを大きく下回るリターンが残せていないのですから、情けなさ過ぎてチビってしまいそうです。

低コストインデックスファンドの登場前は、新興国株式ファンドにはインデックスファンドはなく、HSBCインド オープンのような超高コストで成績の悪いアクティブファンドしかありませんでした。(ネット証券や主要証券会社ではさらに販売手数料が3.0%(税抜)かかります。(まさに泣きっ面に蜂ですね。)

現在は、インド1ヶ国の株式だけでなく世界の新興国株式全体に、信託報酬0.189%の超低コストで投資できるeMAXIS Slim 新興国株式インデックス<購入・換金手数料なし>ニッセイ新興国株式インデックスファンドがあります。

コストはその分だけ、確実にリターンを削ります。資産運用の基本である、低コストかつ分散投資の観点からも、新興国株式への投資は上記ファンドのような新興国株式全体に分散投資するインデックスファンドを選ぶべきです。

HSBCインドオープンのような、情けない投資信託は、無視するようにしましょう。

もしもどうしてもご自身の相場観に基づいてインド単独に投資をしたい、あるいはアセットアロケーションにインド株の投資比率を上げたいために、アクティブファンドでも追加投資をしたい場合は、ベンチマークを上回るリターンを上げている、ノムラ・アジア・シリーズ(ノムラ・印度・フォーカス)か、野村インド株投資が検討の選択肢になります。

ただし、それらの2つのアクティブファンドはノーロード投資信託ではなく、それぞれ購入時にガッポリと手数料を取られますから、当サイト管理人としてはよほどの事が無い限りはどうも賛同いたしかねます。


【併せてご覧ください・似たような投資信託を評価】

ブラックロック・インド株ファンド
ダイワ・ダイナミック・インド株ファンド
イーストスプリング・インド株式
JPMインド株アクティブ・オープン
ノムラ・アジア・シリーズ(ノムラ・印度・フォーカス)
野村インド株投資



HSBC インドオープンの購入先

HSBC インドオープンをノーロードで購入できるのは、スルガ銀行(インターネット)のみです。主要ネット証券含め、通常は販売手数料が3.0%(税抜)ほどかかります。

証券口座選びに迷ったら、管理人神推しの証券口座のページを参考にしてください。


 


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