HSBCブラジル債券オープン(毎月決算型)の評価・問題点

HSBCブラジル債券オープン(毎月決算型)は、ブラジル政府あるいは政府関連機関の発行するブラジルレアル建て債券に投資するブラジル債券アクティブファンドです。

販売手数料が最低2.0%(税抜)かかる上に、信託報酬が年1.55%(税抜)もする超高コストの新興国債券ファンドです。

ブラジル債券わずか8銘柄にしか投資しておらず分散が効いていません。また、ベンチマークもなし、さらには非効率な毎月分配型と、1つもほめるところがない欠陥ファンドと言えます。

(2014年9月15日更新)

HSBCブラジル債券オープン(毎月決算型)の概要

・購入単位:証券会社により異なりますが、SBI証券では最低500円より積立購入可能。
・販売手数料:最低2.0%(税抜) (ノーロードではありません)
・信託報酬:年率1.55%(税抜)
信託財産留保額:0.3%
・決算:毎月25日。毎月60円の分配金を出して純資産総額を削り続けています。

・資産配分比率: ブラジルレアル債券8銘柄に投資(2014年7月31日時点)
平均残存年数2.4年で、上位5銘柄の構成比率は以下の通りです。

HSBCブラジル債券オープン(毎月決算型) 組入上位5銘柄の構成比率


8銘柄にしか投資しておらず、分散できていないにもほどがあります。

・償還日:2023年9月25日
・運用:HSBC投信株式会社
・為替ヘッジ:なし


 

HSBCブラジル債券オープン(毎月決算型)・管理人の感想

ブラジルレアル建て債券わずか8銘柄に投資するだけにも関わらず、販売手数料2.0%、信託報酬1.55%のぼったくりファンドです。

こんなファンドでも新興国公社債オープン(通貨選択型)などの通貨選択型投資信託や、フィデリティ・USハイ・イールド・ファンドのようなハイイールド債券ファンドと共に、2010年時点最も売れているファンドの一つであったのは情けないの一言です。

 


ブラジルレアルは表面利回りこそ高いですが、その分インフレのために価値が下落しやすく、新興国債券に投資しても期待リターンは国内債券と同一です。

リターンに繋がらない為替変動リスクだけ取り、これだけの高コストでは実質的な期待リターンは(毎月分配で税金分リターンがさらに削られることも含め)相当、国内債券を下回ります。

同じくブラジル債券ファンドであるブラジル・ボンド・オープン(毎月決算型)と同様、投資価値は全くありません。

分散投資の観点から新興国債券にも投資したい場合は、ブラジルだけでなく幅広く各新興国の債券に低コストで分散投資できる、SMT 新興国債券インデックス・オープン(信託報酬0.60%)等が候補になります。

ただし、組入比率は資産全体のほんの一部にとどめておく方が無難です。



HSBCブラジル債券オープン(毎月決算型)の購入先

HSBCブラジル債券オープン(毎月決算型)は、下記の金融機関で購入可能です。
(販売手数料が最低2.0%(税抜)かかります)

フィデリティ証券
SBI証券楽天証券マネックス証券SMBC日興証券 、立花証券、 ジャパンネット銀行ソニー銀行、他多数

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