ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(毎月分配型)(愛称:杏の実)の評価・解説

ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(毎月分配型)(愛称:杏の実)は、 主に豪ドル建、ニュージーランドドル建ての国債、州政府債、国際機関債、政府機関債証券等の公社債に投資する毎月分配型の豪ドル・ニュージーランド債券アクティブファンドです。

投資対象の公社債はAA格以上の高格付けのものを購入します。現在99%以上が豪ドル建て債券に投資しており、実質的には豪ドル債券ファンドと言えます。

信託報酬が年1.25%(税抜)と高く、税金分無駄な毎月分配型ファンドです。ベンチマークも参考指数も設定されていないアクティブファンドとして重大な欠点があります。

月報にはひたすら分配金の金額の話のみと、元本のことを考えないカモ向けファンドとなっています。

(2014年10月13日)

ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(毎月分配型)(杏の実)の特徴・評価

・購入単位:1万円以上1円単位。(スポット購入のみ。ノーロードで積立購入はできません)
信託報酬年率1.25%(税抜)
信託財産留保額:なし
・決算:毎月15日。 毎月、1万口あたり60円の分配金を切り崩しています。
・資産配分比率: 以下の構成比率で豪ドル債券、ニュージーランド債券に投資(2014年9月30日時点)

ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(毎月分配型)(杏の実) 債券種別、格付け構成比率


99.4%を豪ドル債券に投資しています。

・償還日:無期限
・運用:大和証券投資信託委託株式会社
・為替ヘッジ:なし

 



ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(毎月分配型)(杏の実)・管理人の感想

MHAM豪ドル債券ファンド(毎月決算型)国際オーストラリア債券オープン(毎月決算型)同様に、高金利のオーストラリアドル建て債券+毎月分配型と、分配金を利益だと考えるカモ投資家ホイホイファンドです。

先進国の中でも特に金利の高いオーストラリア債券ファンドは、「毎月お小遣いがもらえますよ」と販売側が毎月分配好きな方に「お勧め」しやすく、カモ投資家が安易に購入しやすいです。

管理人もこんな感じで、毎月分配を神推しされましたからね(笑)!


高金利通貨建ての債券に投資しても、高金利の分インフレが進み、将来的には円高(豪ドル安)で調整されます。金利が高くてもその分円高に振れるため、期待リターンはコストを引く前で日本債券と変わりません。

しかも信託報酬が年1.25%と高すぎ、期待リターンの低い先進国債券ファンドとして、全く割にあいません。

ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(毎月分配型)(杏の実) にはベンチマークが設定されていませんが、常識的にはオーストラリアの公社債の値動きを示す代表的指数であるUBSオーストラリア債券(総合)インデックスをベンチマークにすべきです。

ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(毎月分配型)(杏の実) と、(豪ドル債券ファンドとして信託報酬が年0.57%と最も低い)i-mizuhoオーストラリア債券インデックスのリターンを比較したものが下図です。

ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(毎月分配型)(杏の実)とi-mizuhoオーストラリア債券インデックスのリターン比較グラフ


信託報酬が年0.57%のi-mizuhoオーストラリア債券インデックスの方がリターンが良く、信託報酬の高いハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(毎月分配型)(杏の実)の投資価値がないことがわかります。

(しかも上のグラフは、毎月の分配金を税金ゼロで再投資したと仮定するありえない場合です。実際は図の赤い線はもっと下がります)

外国債券ファンドを選ぶ際は、リスク分散のためにも、オーストラリア単一国ではなく22ヵ国の国債を投資対象にした<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国債券インデックスファンド(信託報酬0.38%(税抜))等の低コストファンドに投資したほうが分散投資の観点からも合理的です。

外国債券ファンドは資産運用のメインではなく、ポートフォリオの一部にとどめておく方が無難です。



ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(毎月分配型)(杏の実)の購入先

ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(毎月分配型)(杏の実)ををノーロードで購入できるのは、スルガ銀行(インターネット、テレホンバンキング専用)のみです。
主要ネット証券含め、販売手数料は最低1.5%(税抜)ほどかかります。

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