ひとくふう先進国リートファンド・リターンの悪いダメアクティブファンド

ひとくふう先進国リートファンドは、S&P先進国REIT指数(除く日本)(配当込み)を参考指数とする、海外REITに投資できるアクティブファンドです。大和住銀投信投資顧問が運用するひとくふうシリーズの1つとして、2016年11月30日より運用が始まりました。

「S&P先進国REIT指数(除く日本)の構成銘柄の中から、増収・増配銘柄を中心に銘柄を選定し、価格変動リスクを相対的に抑えることを目指して組入銘柄数とウェイトを決定する」という運用を行うスタイルです。

ひとくふう先進国リートファンド ポートフォリオ構築イメージ


信託報酬が年0.30%(税抜)と、インデックスファンド並みに低信託報酬であることが特徴でしたが、最も肝心なリターンがインデックスファンドに負けている、残念なダメファンドです。


(2018年9月22日更新)・・・本ページの情報の更新を希望される方は、Q&Aページより管理人までお知らせください。すぐに対応したいと思います。



 


ひとくふう先進国リートファンドの特徴や基本情報

このファンドの基本情報

購入単位:証券会社により異なりますが、楽天証券SBI証券にて100円より購入可能。
信託報酬年率0.30%(税抜)
信託財産留保額:なし
決算:年1回(3月3日)。分配金は2回の決算とも0円です。
償還日:無期限
運用会社:大和住銀投信投資顧問
為替ヘッジ:なし


このファンドのポートフォリオなど

海外のリート計33銘柄に投資(2018年8月31日時点)。国別組入比率と通貨別構成比率、セクター別構成比率はそれぞれ以下の通りです。

ひとくふう先進国リートファンド 国別組入比率と通貨別構成比率、セクター別構成比率


組入上位10銘柄の構成比率は以下の通りです。ファンド全体の配当利回りは年3.8%です。

ひとくふう先進国リートファンド 組入上位10銘柄の構成比率


「ひとくふう先進国リートマザーファンド」にファミリーファンド方式で投資しています。

ひとくふう先進国リートファンド ファミリーファンド方式構造



ひとくふう先進国リートファンド、管理人の感想や評価

圧倒的に信託報酬が低い海外リートアクティブファンド

海外のリートに投資するアクティブファンドとして、信託報酬が年0.30%と驚異的に低いことが評価できます。

低コストといってよい海外リートインデックスファンドのiFree 外国REITインデックス(信託報酬0.31%)よりも信託報酬が低いのは驚きであり、画期的な低コストアクティブファンドです。

アクティブファンドはインデックスファンドよりも一般的に信託報酬が高いという「常識」を覆すようなコスト水準ですね。

ひとくふう先進国リートファンド


「アクティブファンドはインデックスファンドにリターンで負けることが多い」と言われるのは、アクティブファンド自身の信託報酬がインデックスファンドのそれより高いため、そのコスト分、リターンが低下するためです。

本ファンドの信託報酬はインデックスファンド並みの年0.30%であることから、その分、インデックスファンドより良いリターンが出せる可能性も高くなります。


リターンはインデックスファンドに劣るダメアクティブファンド

ところが、その期待は大きく裏切られる事になりました。

以下が、ひとくふう先進国リートファンドの設定来(2016年11月30日以降)のリターン(赤色)と、本ファンドの参考指数であるS&P先進国REIT指数(除く日本)(配当込み)をベンチマークとするインデックスファンドの、たわらノーロード 先進国リート(信託報酬0.27%)のリターン(オレンジ色)を比較したグラフです。

ひとくふう先進国リートファンドとたわらノーロード 先進国リートとのリターン比較

・たわらノーロード 先進国リート: +15.07%
・ひとくふう先進国リートファンド:+13.81%


上のグラフのように、ひとくふう先進国リートファンドは、インデックスファンドにリターンで負けています。

2017年8月29日から運用が始まったために、今回は比較対象にはしませんでしたが、今では信託報酬が0.20%と最安の先進国リートインデックスファンド、Smart-i先進国リートインデックスがあります。

コストが低い分、削られるリターンも減るため、ますますアクティブファンドがインデックスファンドにリターンが上回るのは難しくなってきています。

ましてや、このような情けないリターンしか出せていない本ファンドのようなダメアクティブファンドを、購入する必要はありません。

世の中には、特徴的な、あるいは魅力的に感じるような新しい投資信託が登場すると、新米投資家だけでなく、古参の投資家までもが速攻でファンドを乗り換えたりする「現象」が後を絶ちません。

ファンドの運用は少なくとも1~2年程度様子を見て、実際の運用報告書が上がってきたのを読み込んでから、納得できた場合にのみ、乗り換えたりする事をお勧めします。「こんなはずじゃなかった」と大騒ぎする投資家が多すぎますね。


実質コストは、信託報酬の約8倍の信じがたい超高コストアクティブファンド

比較した両ファンドの信託報酬差はわずかに年0.03%ですから、このリターン差の原因がよく分からず、「ひとくふう」がヘボいことをしているのかと思って、運用報告書記載の実質コストを確認しました。期間は、2017年3月4日~2018年3月5日までの1年間になります。

ひとくふう先進国リートファンド 1万口あたりの費用明細


仰天する事に、実質コストが年2.659%(税込)と、信託報酬の約8倍ものとんでもないトータルのコストがかかっている事が分かりました。

信託報酬は年0.326%(税込)ですが、特に保管費用だけで1.992%(税込)、売買委託手数料として株式の売買にも年0.242%(税込)もかかっているのが大きく、信託報酬の低さが台無しになっています。

こんなものを見ると、特にアクティブファンドへの投資は慎重にならざるを得ません。わざわざ投資対象銘柄を下手に絞って低いリターンしか出せない本ファンドを購入する必要は、全くありません。

アセットアロケーションの海外REIT部分には、お勧めの海外リートインデックスファンドに記載したような、海外リート市場に幅広く分散投資できるインデックスファンドをメインとする方が無難です。



ひとくふう先進国株リートファンドの購入先

ひとくふう先進国リートファンドは、以下証券会社にてノーロードで購入できます。

SBI証券楽天証券松井証券岡三オンライン証券、エイチ・エス証券、証券ジャパン証券ジャパン

証券口座選びに迷った場合は、 管理人神推しの証券口座のページ を参考にして下さい。
管理人的には、ポイント利用でコストを徹底的に削減する効果のある、SBI証券楽天証券の利用がベストだと思います。(どちらでもお好みのところを利用ください。)


 


★この記事が参考になりましたら、ブックマークもしくはシェアをお願いいたします

ページトップへ戻る