ハイブリッド・セレクション・・・この安定感は素晴らしい

ハイブリッド・セレクションは、TOPIXを参考指数とする日本株式アクティブファンドです。日本株式の中で、グロース株(成長株)とバリュー株(割安株)の組入比率を相場環境に応じて変化させることで、リターン向上を狙う手法を取ります。

ハイブリッド・セレクション投資信託


信託報酬が年1.08%(税抜)と高めですが、設定来リターンは参考指数であるTOPIXを大きく上回っています。高コストでありながら過去のリターン実績は優秀な、数少ない日本株式アクティブファンドの1つです。


(2018年7月1日更新)・・・本ページの情報の更新を希望される方は、Q&Aページより管理人までお知らせください。すぐに対応したいと思います。



 


ハイブリッド・セレクションの基本的な情報

このファンドの基本情報

購入単位:証券会社により異なりますが、楽天証券SBI証券では100円より購入可能。
信託報酬年1.08%(税抜)
信託財産留保額:0.3%
決算:年1回(2月17日)
資産配分比率:東証1部上場銘柄を中心に計93銘柄に投資(2018年5月31日時点)
償還日:なし
運用:アセットマネジメントONE株式会社
為替ヘッジ:なし(投資対象に為替リスクはありません)



このファンドのポートフォリオ

グロース株とバリュー株比率は以下の通り。状況に応じて変化します。

業種 組入比率
グロース株(成長株)  65%
バリュー株(割安株)  35%


組入上位10業種と組入上位10銘柄は以下の通りです(Gはグロース株、Vはバリュー株)。2014年12月に本ファンドをチェックした際に、業績不振のソニーを仕入れていて、組み入れ上位の1位に来ていましたが、今でもホールド中のようです。かなり利益出てますね。

ハイブリッド・セレクションの組入上位10業種と銘柄



ハイブリッド・セレクション、管理人の感想と評価

安定的にベンチマークを上回るこれぞ本当のアクティブファンド

ハイブリッド・セレクションは、高コストながら設定来のリターンはTOPIXを大きく上回るリターンを上げている、評価の高いファンドです。

下記のように、設定来の基準価額は、参考指数であるTOPIXの値動きを上回っています。正確には、TOPIX(配当込み)と比較する必要がありますが・・・。

ハイブリッド・セレクションの設定来の基準価額推移とTOPIXとの比較、純資産総額の推移


また、上記の基準価額は、毎年の決算時に取られる税金がゼロとした場合の、分配金再投資の数字であるため、本当のリターンは税金分、下がるのですが、それでも設定来のリターンは参考指数を大きく上回っており、優秀です。

とはいえ、配当込みのTOPIXに明確に勝っているのか、上のグラフだけではいまいち分かりにくいので、SMT TOPIXインデックス・オープンとリターンを比較してみました。

ハイブリッド・セレクションとSMT TOPIXインデックス・オープンの過去3年のリターン比較のグラフ


ご覧の通り、直近1年から長期の10年というスパンにおいてまでインデックスファンドを明確に上回るリターンを上げています。グロース株とバリュー株の投資比率の組入比率を変化させるタイミングと、銘柄選定が上手くいったことになります。

長期間、このように安定的に優れたリターンを叩き出すアクティブファンドの「安定感」は、凄いものがあります。これは文句なく、存在価値のあるお勧めアクティブファンドです。

ただ、上記の数字はほぼ上昇相場だけの記録となります。設定来の基準価額のグラフを見ると、2007年~2009年のリーマンショック前後の大暴落の時の基準価額の下げは、ベンチマークよりも強力に下げているようにも見えます。

常に毎年、必ず運用成績が良いという訳ではないと思いますので、変に過大な期待を寄せないで、金融商品とは冷静にお付き合いしていきたいものですね。


分配姿勢を改めたと思われる点も高評価

ハイブリッド・セレクションは、リーマンショックの辺りまでは、決算期に盛大に分配金を出していて、投資家の投資効率を著しく悪化させる要因になっていました。

しかし、それ以降は分配金を無駄に吐き出す行為を改めて、基準価額が上昇しても無分配を貫いており、高く評価できます。




直近の分配金利回りはゼロパーセントです。1年リターンは18%であり、これを分配金として吐き出すことなく内部の成長に回している事になり、長期投資に相応しいアクティブファンドと言えるでしょう。

なお、分配金が出ないとダメだという人は、単に分配金の分だけ、ファンドを解約して現金化すればよろしいですね。分配をファンド側にやらせると、大概はロクでもないタコ足分配をやった上に、妙に高コストをむしり取る事になりかねませんので。


コストの高さには留意を

ただ、やはり気になるのはコストの高さです。下記は本ファンドの、最新の運用報告書記載の1万口あたりの費用明細です。信託報酬以外の費用を合わせた実質コストは、信託報酬をかなり上回る、年1.468%(税抜)もあります。

ハイブリッド・セレクションの運用報告書記載の1万口あたりの費用明細表


これは、売買高比率が4.06で(運用報告書より)、1年間に当初保有していた株式残高の4倍も売買で総入れ替えとなっていると言う意味であり、突出して高いです。これでは信託報酬以外のコストが、ずいぶん高くなるのも当然です。

過去のリターンは優秀とは言え、今後のリターンについては全くわかりません。当ファンドの未来に賭けるために、毎年約1.5%近くのコストを払う価値があるかどうかの判断は難しいところです。

購入する場合も、日本株式クラスの一部にハイブリッド・セレクションを割り当て、大半はやはり低コストのeMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド(共に信託報酬0.159%)のようなインデックスファンドにしておくのが無難です。



ハイブリッド・セレクションの購入先

ハイブリッド・セレクションをノーロードで購入できる銀行・証券会社は以下の通りです。

SBI証券フィデリティ証券マネックス証券楽天証券ジャパンネット銀行立花証券ストックハウス

証券口座選びに迷った場合は、 管理人神推しの証券口座のページ を参考にして下さい。
管理人的には、ポイント利用でコストを徹底的に削減する効果のある、SBI証券楽天証券の利用がベストだと思います。(どちらでもお好みのところを利用ください。)


 


★この記事が参考になりましたら、ブックマークもしくはシェアをお願いいたします

ページトップへ戻る