GS日本小型株ファンド・超高コストかつリターンの悪いアクティブファンド

GS 日本小型株ファンドは、Russell/Nomura Small Cap インデックスベンチマークとする、日本の小型株式に投資するアクティブファンドです。2000年4月28日より運用されています。

2009年7月15日に、「一寸法師ゴールドマン・サックス日本小型/新興株ファンド」から「GS 日本小型株ファンド」へファンド名が変更されると同時に、運用方針も大きく変更され、絶賛迷走中です。

ベンチマークであるRussell/Nomura Small Cap インデックスは、東証1部上場銘柄を中心に、東証2部やJASDAQ(ジャスダック)上場銘柄も含む日本の全上場株式のうち、以下の図のように浮動株調整時価総額の下位15%の計1240銘柄を対象とする小型株式指数(配当抜き)です。

GS 日本小型株ファンド 投資対象の小型株イメージ


アクティブファンドとして、以下のような運用方針を取ることで、中長期的にベンチマークを上回るリターンを目標としています。

「成長性が期待できる日本の小型株へ投資」
「成長性が株価に織り込まれていないと判断される企業に投資」
「個別企業の分析を重視したボトムアップ・アプローチによる銘柄選択」


ただし、上記のような運用方針はアクティブファンドとしてごく当たり前の話しであり、結局のところ肝心のリターンはベンチマークに負けている残念なファンドです。


(2019年3月22日更新)・・・本ページの情報の更新を希望される方は、Q&Aページより管理人までお知らせください。すぐに対応したいと思います。



 


GS 日本小型株ファンドの基本的特徴

このファンドの基本情報

項目 内容
購入単位 証券会社により異なりますが、楽天証券SBI証券など主要ネット証券では100円より購入可能。
信託報酬 年率1.98%(税抜)
信託財産留保額 0.3%
運用期間 2022年4月15日
決算 年2回(4月15日、10月15日)
運用会社 ゴールドマンサックス・アセットマネジメント株式会社
為替ヘッジ なし(投資対象に為替リスクはありません)

ファミリーファンド方式ではなく、本ファンドが直接、投資対象株式に投資しています。


このファンドのポートフォリオなど

日本の小型株式計61銘柄(東証1部の57銘柄とJASDAQの4銘柄)に投資しています。(2019年2月28日時点)。上位10業種の構成比率と 市場別ポートフォリオ構成はそれぞれ以下の通りです。

GS 日本小型株ファンド 上位10業種の構成比率と市場別ポートフォリオ構成


組入上位10銘柄の構成比率は以下の通りです。組入上位には、コンタクトレンズ大手のメニコン、段ボール製造大手のレンゴーなど見慣れない銘柄が並びます。

GS 日本小型株ファンド 組入上位10銘柄の構成比率



GS 日本小型株ファンド、管理人の感想と評価

超高コストかつリターンも冴えない日本小型株式アクティブファンド

旧ファンド名である「一寸法師ゴールドマン・サックス日本小型/新興株ファンド」時代は、目論見書に「未来に輝く成長力の大きい銘柄に投資する」などと立派なことを言っておきながら、信託報酬1.98%(税抜)の超高コストのファンドというだけで、リターンもベンチマークに劣り、投資する価値は全くありませんでした。

この投資信託は、ひふみ投信のファンドマネージャーである藤野英人氏がゴールドマンサックス・アセットマネジメントを退社する2003年まで運用していたファンドであり、まさに無かったことになっている黒歴史のファンドでもあります。

その後、2009年7月にベンチマークを変更し、ポートフォリオも組み換えています。アクティブファンドもファンドマネージャーが交代したりすると、全く「別物」になってしまう可能性があるのですから、ある意味、怖いものです。

ただし、GS 日本小型株ファンドと名乗ってからも、信託報酬だけは同様に年1.98%(税抜)も取っており、完全にボッタクリの超高コストファンドです。

以下は、過去の期間別のファンドの騰落率とベンチマークの比較です。一見すると、ベンチマークよりファンドのリターンの方が少しリターンが良いように見えます。

GS 日本小型株ファンド 期間別騰落率とベンチマークとの比較表


ただし、ファンドの騰落率には投資対象銘柄の配当も含まれているのに対し、ベンチマークには配当が含まれておらず、実際は配当が年2%前後あることを考えると、実際にはリターンは配当込のベンチマークに負けています。

本ファンドのように、超高コストのくせにリターンが悪いアクティブファンドに投資する価値は全くありません。考え直した方が良いでしょう。


小型株に投資できるインデックスファンドでじゅうぶん

今では、日本の小型株式ファンドとしては、日本の中小型株式200銘柄で構成される株価指数であるJPX日経中小型株指数をベンチマークとする、はるかに低コストな以下のようなインデックスファンドがあります。

eMAXIS JPX日経中小型インデックス(信託報酬0.40%)
SMT JPX日経中小型株インデックス・オープン(信託報酬0.40%)


投資の基本は、分散と低コストです。日本の小型株式に投資したい場合は、上のような低コストの中小型株式インデックスファンドを、選べば良いでしょう。

ただし、中小型株式は値動きも大きく、相場変動の影響も大きく受けます。個々のアセットアロケーションの日本株式部分には、お勧めの日本株式インデックスファンドにあるeMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)のような、大型株式も含む信託報酬0.155%(税抜)の超低コストのTOPIXインデックスファンドをメインにするのが無難です。



GS 日本小型株ファンドの購入先

それでもGS 日本小型株ファンドを購入したい!という稀有な方は、以下の証券会社にてノーロードで購入できます。

SBI証券楽天証券カブドットコム証券マネックス証券SMBC日興証券(ダイレクトコース)


証券口座選びに迷った場合は、 管理人神推しの証券口座のページ を参考にして下さい。
(にしても、こんなに信託報酬の高い投資信託、ノーロードにされても全く意味ないですよね)


 


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