J-Stock アクティブ・オープン・・・良し悪しの評価のしようがないファンド

J-Stock アクティブ・オープンは日本の新興市場(JASDAQ市場、マザーズ市場等)の中小型株式に投資する日本株式アクティブファンドです。

ファンド名にある「J-STock」とは「JASDAQ上場銘柄のうち、売買代金および時価総額などについて一定の基準を満たし、東京証券取引所によって選定された銘柄」を指していますが、当ファンドはJ-STock構成銘柄以外にも投資するので、あまり意味を持っていません。

ベンチマークも参考指数もなく、運用手腕を図ることもできない欠陥アクティブファンドです。信託報酬も年1.50%(税抜)と高く、投資検討の必要もありません。

(2016年9月3日)


 


J-Stock アクティブ・オープンの基本的情報

・購入単位:証券会社により異なりますが、SBI証券にて最低500円より積立購入可能。
信託報酬年率1.50%(税抜)
信託財産留保額:0.3%
・決算:年1回(10月20日)
・資産配分比率:JASDAQ市場の計51銘柄に投資(2016年7月31日時点)

業種別構成比率は以下の通りです。

J-Stock アクティブ・オープン 業種別構成比率


組入上位10銘柄の構成比率は以下の通りです。

J-Stock アクティブ・オープン 組入上位10銘柄の構成比率


・償還日:無期限
・運用:大和住銀投信投資顧問
・為替ヘッジ:なし(投資対象に為替リスクはありません)


J-Stock アクティブ・オープン、管理人の感想と評価

ベンチマークも参考指数もない欠陥アクティブファンド

日本の中小型株式銘柄に投資するアクティブファンドですが、そもそもベンチマークも参考指数もなく、評価しようがない欠陥アクティブファンドです。

アクティブファンドである以上、なんらかの指数を基準として定め、それを上回るリターンを上げる運用を目指すべきなのですが、その基準がない時点でお話になりません。

月報では、ファンドマネージャのコメントとして「J-Stock Index」の騰落率とファンドのリターンの話が出てくるため、本来は配当込のJ-Stock Indexをベンチマークにするべきと思いますが、かたくなにベンチマークなしと言いはっています。

小型株効果を狙っているのでしょうから、ベンチマークは異なりますが、TOPIXとジャスダック(それぞれ配当を含まず)と比べてみると、本ファンド(青線)はそれを上回っており、それなりには成果は出ていると思われます。

J-Stock アクティブ・オープンとジャスダック、TOPIXとの比較


ただしおそらく、J-Stock Indexの動向を見てみるとこんな感じです。指数は起点より2.3倍くらい上昇しているのに対して、上記のJ-Stock アクティブ・オープンは1.5倍程度の上昇のようですので、やはり投資価値は無いように思えます。

(なお、J-Stock Indexとグラフを重ね合わせて比較できているわけではないので、正確な分析ではありません。傾向としてリターンが良い訳ではなさそう、という意味合いになります)

J-Stock Indexの騰落の推移


上記のように、とにかくアクティブファンドはベンチマークが有って、それと実際のリターンときちんと比べられるようにしてもらわないと、本当に困りますね。そのようなファンドは、検討するだけ時間の無駄ですから、避けておいた方が良いでしょう。


コストはやっぱりかなり高めなので、投資のコアにはなりえない

なお、信託報酬が年1.50%(税抜)と高く、その意味でいくら運用成績が良くても、十分な投資価値があるのかと言うとそうではないと思います。

アセットアロケーションの日本株式の部分には、広く投資対象が分散された<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド(信託報酬0.29%)等の、低コストの日本株式ファンドをメインにすれば十分でしょう。


J-Stock アクティブ・オープンの購入先

J-Stock アクティブ・オープンは、以下証券会社にてノーロードで購入できます。

SBI証券楽天証券

証券口座選びに迷った場合は、 管理人神推しの証券口座のページ を参考にして下さい。
徹底的にコストにこだわるなら SBI証券 を選ぶと良いでしょう。


 


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