JPM・BRICS5・ファンド (愛称:ブリックス・ファイブ )の評価

JPM・BRICS5・ファンド (愛称:ブリックス・ファイブ )は、BRICS5ヶ国(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)に投資する新興国株式アクティブファンドです。上記5ヶ国に各20%ずつの均等比率で投資することを基本に、±10%の範囲内で各国の配分比率を調整する方針となっています。


2015年9月より、SBI証券楽天証券にてノーロード化されました。2010年頃は純資産総額が800億円を超えていましたが、今では400億円未満にまで減っています。

信託報酬も年1.90%(税抜)もかかる超高コストファンドで、ベンチマーク参考指数もない時点で欠陥ファンドと言えます。購入価値のない時代遅れのファンドです。


(2015年9月26日)



JPM・BRICS5・ファンド (ブリックス・ファイブ )の概要

・購入単位:証券会社により異なりますが、SBI証券にて最低500円より積立購入可能。
・信託報酬:年1.90%(税抜) 
信託財産留保額:0.5%
・決算:年4回(1月20日)。設定来一度も分配金を出していません。
・資産配分比率: BRICS5ヵ国の株式 計67銘柄に投資。(2015年8月31日時点)

BRICS5構成5ヶ国の株式に以下比率で投資しています。

    
投資国 比率 
中国  22.6%
インド  21.6%
ロシア  18.9%
ブラジル  18.8%
南アフリカ  18.1%


組入上位10銘柄は以下の通りです。

JPM・BRICS5・ファンド (ブリックス・ファイブ ) 組入上位10銘柄の構成比率


・償還日:無期限
・運用:JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社
・為替ヘッジ:なし

 


JPM・BRICS5・ファンド (ブリックス・ファイブ )・管理人の感想と評価

一昔前に「今後の成長に期待」ともてはやされた、BRICs4ヵ国(ブラジル、ロシア、インド、中国)や、それに加えて南アフリカを加えたBRICS5ヶ国に投資するファンドは、シュローダーBRICs株式ファンドなど、いずれも信託報酬がぼったくりレベルに高いことが問題です。

JPM・BRICS5・ファンドも信託報酬が年1.90%と超高コストでこの段階で購入意義は全くありません。運用報告書記載の費用明細を見ても、それが分かります。実質コストは2.445%(税込)と、超驚きの高コストファンドであることがわかります。

JPM・BRICS5・ファンド (ブリックス・ファイブ ) 1万口当たりの費用明細


しかも、JPM・BRICS5・ファンドはベンチマークも参考指数もなく、アクティブファンドとしてそもそも比較すべき対象がありません。投資家が投資判断しようにもできないというわけで、欠陥ファンドと言えます。

新興国は各国の地政学的リスク、政治的リスクが大きく、リスク低減のためにはできるだけ多くの国へ分散投資することが重要です。

アセットアロケーションの新興国株式部分は、(BRICSだけにこだわることなく)新興国株式市場全体を幅広くカバーするMSCIエマージング・マーケット・インデックスをベンチマークとするインデックスファンドである野村インデックスファンド・新興国株式(信託報酬0.60%)が実質コストが最も低く、投資対象候補となります。

それにしても、2014年ころからの新興国株価の出遅れ感、そして2015年8月半ば過ぎからの新興国株の暴落を見ていると、BRICs株なんてのも、一種のテーマ型ファンドのようなものだったんだなとの感慨があります。




上記は、日経平均株価に連動する低コストインデックスファンド、「SMT日経225インデックス・オープン」と、BRICsのうち香港、ブラジル、ロシアの株価指数、及び日本を除く先進国の株価指数である、MSCIコクサイインデックスとの過去3年間の値動きの比較です。

今後の成長に期待とか散々もてはやされた挙句、上記のように目も当てられない状況ですね。投資において「一発狙う」と、たいがいロクな事が無いという羽目に陥りがちであるという、示唆に富んでいると思います。

機動戦士ガンダムにおけるアムロ・レイ、スターウォーズにおけるアナキン・スカイウォーカーのように、ニュータイプやジェダイでない限り、ごく平凡な投資家が銘柄に狙いを定めて投資するのは、危険極まりない事です。

それを分かった上でやるのでしたら、投資は完全に自己責任だからお好きなようにやれば良いと思いますが、そうではない人にとっては、世界中の複数の資産に徹底的に分散されたポートフォリオを保有することで、少しでもリスクを低減させるべきでしょう。



JPM・BRICS5・ファンド (ブリックス・ファイブ )の購入先

JPM・BRICS5・ファンド (愛称:ブリックス・ファイブ )は、以下証券会社でノーロードで購入できます。

SBI証券楽天証券

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管理人的には、 SBI証券 の利用がコストを徹底的に抑えられるのでベストだと思います。



 


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