JPM中小型株・アクティブ・オープンの情けなさは日本有数である

JPM中小型株・アクティブ・オープンは、ラッセル野村中小型インデックス(配当込み)を
ベンチマークとする、日本の中小型株に投資できるアクティブファンドです。2000年5月12日に設定されました。

日本の上場全銘柄のうち、時価総額上位200銘柄を除いた中小型株式の中から、成長性があり、株価が割安と判断される銘柄を中心に投資することで、ベンチマークを上回るリターンを目標としています。

JPM中小型株・アクティブ・オープン


しかしながら実際のリターンはベンチマークに対してあり得ないほどの大負けしており、全く情けない限りのダメファンドです。


(2016年11月26日)



 


JPM中小型株・アクティブ・オープンの基本的情報

購入単位:証券会社により異なりますが、SBI証券では最低500円より積立購入可能。
信託報酬年1.53%(税抜)
信託財産留保額:なし
決算:年1回(9月10日)。設定来の分配金はゼロです。
資産配分比率:日本株式計75銘柄に投資(2016年10月31日時点)

市場別組入比率は以下の通りです。東証1部約86%を中心に、東証2部、JASDAQ、東証マザーズ上場銘柄にも投資しています。

JPM中小型株・アクティブ・オープン 市場別組入比率


業種別構成比率は以下の通りです。

JPM中小型株・アクティブ・オープン 業種別構成比率


組入上位10銘柄の構成比率は以下の通りです。

JPM中小型株・アクティブ・オープン 組入上位10銘柄の構成比率


償還日:無期限
運用:JPモルガン・アセット・マネジメント
為替ヘッジ:なし(投資対象に為替リスクはありません)



JPM中小型株・アクティブ・オープン、管理人の感想と評価

ベンチマークに大負けしている、情けないアクティブファンド

設定来のリターンがベンチマークであるラッセル野村中小型インデックス(配当込み)をはるかに下回る、典型的なダメアクティブファンドです。以下が、設定来の本ファンドのリターンと、ベンチマークとの比較です。

JPM中小型株・アクティブ・オープン 設定来のリターンとベンチマークとの比較グラフ

JPM中小型株・アクティブ・オープン 設定来のベンチマークと基準価額の騰落率比較


設定来のベンチマークの騰落率+84.2%に対し、ファンドのリターンはわずか+12.4%と、ベンチマークを超絶に下回るリターンしか出せていません。運用期間約16年で、この差72.2%はどこに行ってしまったのでしょうか?

アクティブファンドは、ベンチマークを上回るリターンを上げてこそ存在価値があり、ここまでベンチマークに対して悪い成績しか出せないファンドは、いったい何のためにこの世に存在しているのか、全く意味が分かりません。

当サイトで多くのアクティブファンドのリターンを調べてきましたが、このレベルの成績の悪さは、もしかしたら日本一かもしれません。あっぱれですな。。。

目論見書には「成長性があり、かつ株価が割安と判断される銘柄を中心に投資」とか「運用チームによる徹底した企業取材」、「徹底した企業取材を基にした分析」などがんばっている感満載の文章が踊りますが、その努力は全く無駄だったことがわかります。

これなら何の分析もせずに、ベンチマーク構成銘柄、比率通りに株式を保有するだけで、ベンチマークよりコスト分だけ負けているリターンが得られる、よほど信託報酬の低いインデックスファンドの方がはるかにリターンが良いことになります。

アクティブファンドは自分自身のコストの高さからリターンを下げて「自滅」してしまうケースが多く、「アクティブファンドの多くはインデックスファンドに勝てない」と言われますが、本ファンドは信託報酬1.53%に比べ、ベンチマークよりも負け方が大きすぎます。

このリターンの惨敗ぶりにも関わらず、月報にも運用報告書にも何も改善点が書かれておらず、話にならないダメファンドです。

時価総額の大きな銘柄よりも中小型株式銘柄の方がハイリスクハイリターンであるとする小型株効果も言われるところですが、このファンドではとてもそのリターンは得られそうにありません。

もしも2000年からこのファンドに投資している投資家がいるとしたら、その人は自分のために投資しているというよりは、JPモルガン・アセット・マネジメントとファンドマネージャーを食わせるためにお金を突っ込んできたことになります。実に哀れな状況です。

アセットアロケーションの日本株式部分へは、超低信託報酬で十分に分散された多数の銘柄に投資できる、<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド (信託報酬0.18%)のような低コストの日本株式ファンドをメインにすれば良いでしょう。



JPM中小型株・アクティブ・オープンの購入先

JPM中小型株・アクティブ・オープンをノーロードで購入できる銀行・証券会社は下記の通りです。が、購入する必要は全くありません。

SBI証券楽天証券カブドットコム証券スルガ銀行(インターネット)

あわせて、 管理人神推しの証券口座のページ を証券会社選びにお役立て下さい。
管理人的には、 SBI証券 の利用がコストを徹底的に抑えられるのでベストだと思います。


 


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