JPMエマージング株式ファンドの評価は?

JPMエマージング株式ファンドは、MSCIエマージング・マーケッツ・インデックス(税引後配当込み)をベンチマークとする新興国株式アクティブファンドです。

2006年7月28日に設定されてから、ずっと販売手数料がかかるファンドでしたが、2015年9月2日よりSBI証券楽天証券にて、ノーロードで購入できるようになりました。

信託報酬も年1.90%(税抜)もかかる超高コストファンドで、アクティブファンドとして肝心なリターンも同じベンチマークのインデックスファンドに負けています。アクティブファンドとしての存在価値はありませんね。

(2015年9月5日)



JPMエマージング株式ファンドの概要

・購入単位:証券会社により異なりますが、SBI証券にて最低500円より積立購入可能。
信託報酬年1.90%(税抜) 
信託財産留保額:0.5%
・決算:年1回(7月26日)
・資産配分比率: 新興国株式15ヶ国の計77銘柄に投資。(2015年7月31日時点)

組入上位10ヶ国の国別構成比率は以下の通りです。
MSCIエマージング・マーケッツ・インデックスには含まれていないサウジアラビアやベラルーシの株式に投資しているのが特徴です。

JPMエマージング株式ファンド 組入上位10ヶ国の国別構成比率


組入上位10銘柄は以下の通りです。
組入1位の「騰訊」はテンセント・テクノロジーのことです。

JPMエマージング株式ファンド 組入上位10ヶ国の国別構成比率


・償還日:無期限
・運用:JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社
・為替ヘッジ:なし

 


JPMエマージング株式ファンド・管理人の感想と評価

MSCIエマージング・マーケッツ・インデックスは、最も代表的な新興国株式指数であり、野村インデックスファンド・新興国株式(Funds-i新興国株式)(信託報酬0.60%(税抜))などの新興国株式インデックスファンドのベンチマークとして使われています。

MSCIエマージング・マーケッツ・インデックスをベンチマークとするアクティブファンドは、ノーロードファンドとしては意外にも今まではありませんでした。その意味では、JPMエマージング株式ファンドは貴重な存在と言えます。

ただし、アクティブファンドとして最も重要なリターンはインデックスファンドに負けています。以下が本ファンドと野村インデックスファンド・新興国株式の過去3年のリターン比較です。

JPMエマージング株式ファンドと野村インデックスファンド・新興国株式の過去3年のリターン比較


過去3年のリターンは、JPMエマージング株式ファンドの+33.6%に対し、野村インデックスファンド・新興国株式は+40.43%とインデックスファンドに惨敗しています。

アクティブファンドにも関わらず、インデックスファンドに負けているのであれば、存在価値は全くありません。何のために高いコストを支払っているのか、という事で。

上記は、本ファンドの信託報酬が年1.90%(税抜)と驚きの高コストであることで、信託報酬の低いインデックスファンドに、コスト差分だけリターンを削られていることが一因です。

運用報告書記載の1万口あたりの費用明細(以下)を見ると、以下のように実質コストは年2.916%(税込)と超高コストであることがわかります。

JPMエマージング株式ファンドの運用報告書記載の費用明細


これでは資産運用しているのは、ファンドを購入している投資家ではなく販売側です。(意味分かるかな? 投資家をカモにして、お金を増やしているのが運用側、って事)

投資の基本は、低コストと幅広い分散です。アセットアロケーションの新興国株式部分には、実質コストも低い野村インデックスファンド・新興国株式(信託報酬0.60%】等の、良質のインデックスファンドで実現するのが基本です。

時代遅れの高コストファンドを買って、資産を無駄に減らさないよう注意が必要です。



JPMエマージング株式ファンドの購入先

JPMエマージング株式ファンドは、以下証券会社でノーロードで購入できます。

SBI証券楽天証券

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管理人的には、ポイント利用でコストを徹底的に削減する効果のある、SBI証券楽天証券の利用がベストだと思います。(どちらでもお好みのところを利用ください。)



 


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