JPMザ・ジャパンの評価・問題点

JPMザ・ジャパンは、TOPIX(配当込み)をベンチマークとする、日本株式アクティブファンドです。1999年12月15日から運用されているファンドで、「利益成長性が高く、株主を重視した経営を行っており、かつこれらの状況を市場が株価に織り込んでいない日本企業」に重点投資します。

 JPMザ・ジャパン


販売手数料が最低1.0%(税抜)かかり、かつ信託報酬が年1.70%(税抜)もする高コストファンドですが、設定来のリターンはベンチマークを大きく上回っている貴重なアクティブファンドです。

ただし、直近1年のリターンはベンチマークに大きく負けていることには注意が必要です。

(2014年12月28日)

JPMザ・ジャパンの概要

・購入単位:証券会社により異なりますが、SBI証券では最低500円より積立購入可能。
・販売手数料:最低1.0%(税抜) (ノーロードではありません)
信託報酬年率1.70%(税抜)
信託財産留保額:なし
・決算:年1回(12月14日)
・資産配分比率: 東証1部上場銘柄だけでなく、東証2部上場銘柄、JASDAQ,東証マザーズ上場銘柄計102銘柄に投資しています。(2014年11月28日時点)

市場別構成比率は以下の通りです。
ベンチマークであるTOPIXが対象とする東証1部上場銘柄には74.5%投資し、残りはJASDAQ、東証2部、東証マザーズ銘柄に投資しています。
JPMザ・ジャパン 市場別構成比率


業種別構成比率は以下の通りです。
JPMザ・ジャパン 業種別構成比率


上位10銘柄の構成比率は2014年10月末時点は以下の通りです。
TOPIX上位銘柄とはずいぶん顔ぶれが違うことがわかります。

JPMザ・ジャパン 組入上位10銘柄の構成比率


・償還日:なし
・運用:JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社
・為替ヘッジ:なし


 


JPMザ・ジャパン・管理人の感想

JPM ザ・ジャパンの運用成績はとてつもなく優秀

この投資信託の設定来のリターンは、以下のように、ベンチマークであるTOPIX(配当込み)を大きく上回っています。

JPMザ・ジャパン 設定来の基準価額とベンチマークのリターン比較


主要ネット証券でも販売手数料が最低1.0%(税抜)はかかること、日本株式ファンドとして信託報酬が年1.70%(税抜)と高いこと、上記のファンドのリターンは分配金再投資なので、分配金の税金の分、運用成績は少々下がるとかいう点を考慮しても、それらをはるかに凌駕するほどのすばらしいリターンです。

アクティブファンドの存在価値は、ベンチマークよりも成績が良いかどうか(=インデックスファンドよりもリターンが良いか)が、最重要ポイントです。

その意味では、ノーロードでないアクティブファンドの中で極めて数少ない優秀なファンドと言えます。

また、JPMザ・ジャパンと、(信託報酬0.37%の低コストインデックスファンドである)SMT TOPIXインデックス・オープンとの過去3年来のリターン比較をしてみたのがこちらです。こちらもJPMザ・ジャパンの方がTOPIXインデックスファンドより圧倒的にリターンが良いです。

JPMザ・ジャパンとSMT TOPIXインデックス・オープンの過去3年のリターン比較


一方、以下はJPMザ・ジャパンとSMT TOPIXインデックス・オープンとの、過去1年のリターン比較です。一転して、過去1年ではインデックスファンドに大きく負けています。

JPMザ・ジャパンとSMT TOPIXインデックス・オープンの過去3年のリターン比較


JPMザ・ジャパンは過去の好成績のために、2014年に一時販売を中止することになったほどの人気で資金が集まりすぎたこともあり、思い通りの運用ができなくなった可能性があります。

また、過去に成績の良かったアクティブファンドが今後も良いリターンが出せるかは全く無関係ということも、JPMザ・ジャパンのリターンを見るとよくわかりますね。



JPM ザ・ジャパンを、他の優秀なアクティブファンドと比べてみた

この部分は、存在価値のあるアクティブファンドの中で、日本株に特化した優秀なアクティブファンドを、過去3年間のリターンで比較したものです。

JPMザジャパンとそのほかの優秀なアクティブファンドとの比較


青線の、ネット証券専用ファンドシリーズ<購入時手数料無料>日本応援株ファンド(日本株)【愛称:スマイル・ジャパン】が、とてつもない運用成績でビックリです。

JPMザ・ジャパンは、ひふみ投信と似たような位置につけています。が、JPMザ・ジャパンの値動きは、他のアクティブファンドに比べると、かなり値動きの変動が激しいですね。

それもそのはず、当ファンドの標準偏差(リスク)は、スマイルジャパンの19.02、ひふみ投信の15.71に比べると、30.6となっており、とてつもなくリスクを取っています

JPMザ・ジャパンに投資する際は、かなりのリスクを取っている投資信託だという事を十分認識してた上で、投資資金の一部を振り分けるといった行動が求められます。



JPM ザ・ジャパンのコストに関して

最後に下記の運用報告書記載の費用明細から、JPMザ・ジャパンの実質コストを確認します。

 JPMザ・ジャパンの運用報告書記載の費用明細


これより実質コストは、信託報酬1.70%×(870円/711円)=約2.08%と計算できます。

このコストの高さは、売買高比率が4.97と高く、1年で保有残高の5倍もの額が入れ替わるほどの頻繁に銘柄売買を行っている影響で、売買委託手数料がかさんでいるのが主要因です。

ノーロードでは購入できないこともあり、JPMザ・ジャパンに投資する場合はコスト面においても、SMT TOPIXインデックス・オープンなど低コストの日本株式インデックスファンドをメインに、一部の資金にて購入するのが無難でしょう。



JPMザ・ジャパンの購入先

JPMザ・ジャパンは、下記の金融機関で購入可能です。
(販売手数料が最低1.0%(税抜)かかります)

フィデリティ証券SBI証券楽天証券マネックス証券SMBC日興証券 、立花証券、 ジャパンネット銀行 、他多数


フィデリティ証券は年数回、全ファンドの販売手数料無料キャンペーンを実施しており、現在も2015年1月16日までJPMザ・ジャパンをノーロードで購入できます

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