JPMザ・ジャパン・・・長期では猛烈に凄まじい運用リターン

JPMザ・ジャパンは、TOPIX(配当込み)をベンチマークとする、日本株式に投資できるアクティブファンドです。

1999年12月15日から運用されているファンドで、「利益成長性が高く、株主を重視した経営を行っており、かつこれらの状況を市場が株価に織り込んでいない日本企業」に重点投資します。

 JPMザ・ジャパン


販売手数料が最低1.0%(税抜)かかり、かつ信託報酬が年1.70%(税抜)もする高コストファンドですが、設定来のリターンはベンチマークを極めて大きく上回っている、日本有数の凄腕アクティブファンドです。

ただし、直近3年のリターンはベンチマークに大きく負けていることには注意が必要です。

(2017年8月15日)



 


JPMザ・ジャパンの概要

購入単位楽天証券SBI証券ではわずか100円より積立購入が可能です。
販売手数料:最低1.0%(税抜) (ノーロードではありません)
信託報酬:年率1.70%(税抜)
信託財産留保額:なし
決算:年1回(12月14日)
資産配分比率:東証1部上場銘柄だけでなく、東証2部上場銘柄、JASDAQ,東証マザーズ上場銘柄計57銘柄に投資しています(2017年7月31日時点)。

市場別構成比率は以下の通りです。ベンチマークであるTOPIXが対象とする東証1部上場銘柄には80.6%投資し、残りはJASDAQ、東証2部、東証マザーズ銘柄に投資しています。

JPMザ・ジャパン 市場別構成比率


業種別構成比率は以下の通りです。

JPMザ・ジャパン 業種別構成比率


上位10銘柄の構成比率は2017年6月末時点は以下の通りです。TOPIX上位銘柄とはずいぶん顔ぶれが違うことがわかります。

JPMザ・ジャパン 組入上位10銘柄の構成比率


償還日:なし
運用:JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社
為替ヘッジ:なし



JPMザ・ジャパン、管理人の感想と評価

JPM ザ・ジャパンの運用成績はとてつもなく優秀だが、最近は元気がない

この投資信託の設定来のリターンは、以下のように、ベンチマークであるTOPIX(配当込み)を極めて大きく上回っています。

JPMザ・ジャパン 設定来の基準価額とベンチマークのリターン比較


主要ネット証券でも販売手数料が最低1.0%(税抜)はかかること、日本株式ファンドとして信託報酬が年1.70%(税抜)と高いこと、上記のファンドのリターンは分配金再投資なので、分配金の税金の分、運用成績は少々下がるという点を考慮しても、それらをはるかに凌駕するほどのすばらしいリターンです。

アクティブファンドの存在価値は、ベンチマークよりも成績が良いかどうか(=インデックスファンドよりもリターンが良いか)が、最重要ポイントです。その意味では、ノーロードでないアクティブファンドの中で極めて数少ない優秀なファンドと言えます。

しかしながら、長期では極めて素晴らしい運用成績を上げてはいるものの、ここ最近は以前の凄さが影を潜めて、ほぼベンチマークと同程度の運用成果しか挙げていないのが気になる点です。5年のスパンで見ると、ベンチマークにむしろ負けています。

JPMザ・ジャパンの最近5年の運用成績


このような成績なのであれば、わざわざ超割高なアクティブファンドを選ぶ必要は無く、インデックスファンドで十分でしょう。また、購入時に必ず1%以上の手数料を取られる事を考えると、現時点においてはインデックスファンドのほうがリターンが高くなります。

今なら信託報酬が超絶に安い(各0.18%)、下記のようなTOPIX連動型のインデックスファンドを買っていれば良いでしょう。JPMザ・ジャパンを買うにしても、投資資金のごく一部を振り向けるスタンスがよろしいかと思います。

eMAXIS Slim 国内株式インデックス
<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド
たわらノーロード TOPIX


過去に成績の良かったアクティブファンドが今後も良いリターンが出せるかは全く無関係ということも、また、アクティブファンドは長期的にはインデックスファンドに勝利しにくいという、これら当たり前の事実を突き付けてくるような状況になっています。


JPM ザ・ジャパンを、他の優秀なアクティブファンドと比べてみた

この部分は、存在価値のあるアクティブファンドの中で、日本株に特化した優秀なアクティブファンドを、過去3年間のリターンで比較したものです。以下の投信と比較。

ひふみ投信
フィデリティ・日本成長株・ファンド
ネット証券専用ファンドシリーズ<購入時手数料無料>日本応援株ファンド(日本株)【愛称:スマイル・ジャパン】

JPMザジャパンとそのほかの優秀なアクティブファンドとの比較


ひふみ投信が、とてつもない運用成績でビックリです。ひふみ投信はかなり高いリスクを取っているのかと思いきや、標準偏差の数字(5年)が14.53で、JPMザ・ジャパンの24.64に比べると、かなりリスクの低い数値です。

JPMザ・ジャパンは、かなりのリスクを取っている投資信託であるのにもかかわらず、運用成果がきちんと出ていないのは、少々痛いですね。

参考までに、TOPIXインデックスファンドのリスクは16くらいですから、 インデックスファンドを買うほうがJPMよりも、リスクが少なくてリターンが良く、効率的な運用になっています。


JPM ザ・ジャパンのコストに関して

再度、コストの話をします。下記の運用報告書記載の費用明細から、JPMザ・ジャパンの実質コストを確認します。約2%ちかいコストがかかっていることになり、かなりの高コストファンドです。

JPMザ・ジャパンの運用報告書記載の費用明細


このコストの高さは、以前のチェックですが売買高比率が4.97と高く、1年で保有残高の5倍もの額が入れ替わるほどの頻繁に銘柄売買を行っている影響で、売買委託手数料がかさんでいるのが主要因だと思われます。

購入手数料もあわせて、年に3%ほどのコストがかかる投資信託は、長期で保有すればするほど、元本を削るマイナスの効果があります。

10年で30%もの元本の目減りを、運用成績を常に叩き出す事でカバーしようとするのですから、アクティブファンドは本当に、常に大変シンドイ戦いを強いられるわけですね。



JPMザ・ジャパンの購入先

JPMザ・ジャパンは、下記の金融機関で購入可能です。(販売手数料が最低1.0%(税抜)かかります)

フィデリティ証券SBI証券楽天証券マネックス証券SMBC日興証券立花証券ジャパンネット銀行 、他多数


証券口座選びに迷った場合は、 管理人神推しの証券口座のページ を参考にして下さい。
管理人的には、ポイント利用でコストを徹底的に削減する効果のある、SBI証券楽天証券の利用がベストだと思います。(どちらでもお好みのところを利用ください。)


 


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