かいたくファンドの評価・解説

国内外の株式に投資する「世界中から厳選した」複数のアクティブファンドファンドオブファンズ形式で投資することで運用資産の長期的な成長をめざすという名目のアクティブ型の世界株式ファンドです。

 
 (青い色はかいたくファンドの投資対象国)


2010年4月1日に、浪花おふくろ投信株式会社、楽知ん投信株式会社、かいたく投信株式会社が合併し誕生したクローバー・アセットマネジメントが運用しています。さわかみ投信ありがとう投信のファンド同様、直販ファンドとなります。

しかしながら長期投資をうたっているのは良いのですが、ベンチマークも参考指数もなく、運用手腕の判定もできません。

また、ファンドオブファンズ形式ということもあってし信託報酬が二重にかかり、信託報酬が年1.6%±0.2%と高すぎること、資産配分比率の決め方が不明確なことで長期投資には不向きなファンドです。

(2015年8月10日更新)



 


かいたくファンドの特徴・評価

・購入単位:1万円以上1円単位
信託報酬年率1.60%±0.2%(税込)
信託財産留保額:0.2%
・決算:年1回(2月25日)
・資産配分比率: 組入れているファンドは以下の通りです。(2015年7月31日時点)

組入ファンド 投資対象 比率
TMA長期投資ファンド  国内外の株式  42.22%
コムジェスト・グロース・アメリカ  米国株式  25.99%
ニッポンコムジェスト・ヨーロッパファンドSA  欧州株式  15.31%
TOPIX連動ETF  日本株式  8.97%
ニッポンコムジェスト・エマージングマーケッツ・ファンドSA  新興国株式  3.13%
 短期金融資産など  -  4.38%


らくちんファンド浪速おふくろファンド等と月報が共通化されたことで、各ファンドの国別構成比率は月報に掲載されなくなってしまいました。

・償還日:無期限
・運用:クローバー・アセットマネジメント(旧 かいたく投信)
・為替ヘッジ:なし


かいたくファンド・管理人の感想

まず、信託報酬が高すぎます。銀行や証券会社を経由しない直販方式を採用しているにもかかわらず、信託報酬が1.60%前後もあるのでは、期待リターンに対し、あまりにも大きなコストがかかっています。

かいたくファンドでは純資産総額が300億円を超えると信託報酬が0.1%程度下がる仕組みです。しかし未だ純資産総額はわず6.3億円程度で、信託報酬引き下げどころか、繰上償還が心配されるレベルです。300億円到達は夢で終わりそうです。

本ファンド同様に、世界株式に投資するありがとうファンドのような、似たような高コストで組入れアクティブファンドの比率をちょこっといじっただけの直販ファンドが乱立している状況です。

コストの高いアクティブファンドを複数まとめただけの直販ファンドの、何が良いのか全くわかりません。

しかもかいたくファンドは、日本株式部分はアクティブファンドでなく、TOPIX連動ETFを購入しており、単なるインデックス運用です。

信託報酬0.1%未満のTOPIX-ETFにも信託報酬を二重にかけており、わざわざかいたくファンドを通じて投資する必要は全くありません。

また、資産配分比率も基本配分比率は存在しておらず、「世界の景気サイクルに沿って投資する国、地域、産業などを大きく切り替えていく」となっています。そんな景気の動向を読んでうまく切り替えることは、誰にもできません。夢物語を語っても意味がありません。

今は、信託報酬の安いバランス型ノーロード投信ランキングにあるような、ずっと信託報酬の低いファンドが選択できる時代です。

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドや、世界経済インデックスファンドのような低コストで株式、債券が50;50比率のバランスファンドを買っても良いですし、株式比率を上げたければ、世界経済インデックスファンド(株式シフト型)も選べます。

また、さらにコストの安いインデックスファンドを複数組み合わせてポートフォリオを構築したい方は、SMTインデックスファンドシリーズや、ニッセイインデックスシリーズのような、低コストインデックスシリーズからお好きなファンドを選べる良い時代になりました。

直販ファンドだからと言って単純に信奉するのではなく、コストや中身を分析の上、低コストのインデックスファンドを中核に資産形成を行うべきです。



かいたくファンドの購入先

かいたくファンドは、クローバー・アセットマネジメントにてノーロードで購入できますが、投資価値はありません。

あわせて、 管理人神推しの証券口座のページ を証券会社選びにお役立て下さい。
管理人的には、ポイント利用でコストを徹底的に削減する効果のある、SBI証券楽天証券の利用がベストだと思います。(どちらでもお好みのところを利用ください。)



 


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