高金利先進国債券オープン(毎月分配型)(愛称:月桂樹)の評価

高金利先進国債券オープン(毎月分配型)(愛称:月桂樹)は、「世界の主要先進国(OECD(経済協力開発機構)加盟国)のソブリン債に投資を行ない、安定した収益の確保と信託財産の成長を目的」とする先進国債券アクティブファンドです。

月報やレポートには「良好な成績を上げている」と自画自賛していますが、ベンチマークも参考指数も設定されていない時点で、欠陥アクティブファンド確定です。

信託報酬が年1.25%(税抜)と高く、先進国債券の代表的なベンチマークであるシティ世界国債インデックス(除く日本)ベンチマークとするインデックスファンドにも、肝心のリターンは負けており、投資価値は全くありません。

(2016年1月9日)

 


高金利先進国債券オープン(毎月分配型)(月桂樹)の特徴・評価

・購入単位:東海東京証券にて最低1万円より購入可能。
信託報酬年率1.25%(税抜)
信託財産留保額:なし
・決算:毎月10日。毎月55円の分配金を出しており、税金分不利な運用がされています。
・資産配分比率:
アメリカの約42.3%を筆頭に、ニュージーランド、イギリス、オーストラリア、ノルウェーの計5ヵ国のソブリン債102銘柄に投資(2015年12月30日時点)。


高金利先進国債券オープン(毎月分配型)(月桂樹) 投資対象債券の国別、通貨別、種類別構成比率

・償還日:無期限
・運用:日興アセットマネジメント
・為替ヘッジ:なし



高金利先進国債券オープン(毎月分配型)(月桂樹)・管理人の感想

高コスト、低リターン、非効率な毎月分配型と悪い点が3拍子揃ったダメファンドです。以下、ご覧ください。

高コスト

先進国債券ファンドとして、信託報酬1.25%は明らかに高すぎです。

今では、シティ世界国債インデックス(除く日本)をベンチマークとする、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国債券インデックスファンドや、たわらノーロード 先進国債券(共に信託報酬0.20%)を筆頭にはるかに低コストのものは多く存在します。

それに比べて、信託報酬が年1%以上高いファンドで、本当に上記超低コストインデックスファンドにリターンが勝つ可能性があるのか考える必要があります。

コストはその分、確実にリターンを引き下げますから、そういう事実がありながら本ファンドのような高コストファンドを選ぶ必要は、全くありません。


低リターン

本ファンドはベンチマークや参考指数もなく、その時点で欠陥ファンドですが、当然、先進国債券指数として最も一般的なシティ世界国債インデックス(除く日本)をベンチマークとするインデックスファンドと参考比較します。

以下が本ファンドと、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国債券インデックスファンドの過去1年のリターン比較です。




過去1年のリターンは高金利先進国債券オープン(毎月分配型)(月桂樹)の-6.08%、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国債券インデックスファンドは-5.08%と、インデックスファンドよりリターンが劣っていることがわかります。

アクティブファンドとして最も重要なのはなんといってもリターンです。インデックスファンドよりも高い信託報酬が取られるアクティブファンドである以上、ずっと低い信託報酬のインデックスファンドにリターンが劣るのでは話になりません。


非効率な毎月分配型

しかも、上にある本ファンドのリターンは、「毎月の分配金を税金が全く引かれずに再投資した場合」という、ありえないほど有利な場合での値です。

実際は含み益分の分配金は「普通分配金」として税金が引かれますので、さらに実際のリターンは下がります。分配金は利益でもなんでもなく、出した分だけ基準価額は減少します。

税金分、コストが高くなる毎月分配型ファンドにひっかかる、「カモ」にはならないよう十分に注意しましょう。東京海上・外国債券ファンドは、買ってはいけないファンドの1つと言えます。


高金利先進国債券オープン(毎月分配型)(月桂樹)の購入先

高金利先進国債券オープン(毎月分配型)(月桂樹)をノーロードで購入できる証券会社・銀行は東海東京証券になります。。

なお、 管理人神推しの証券口座のページ を、証券会社選びにお役立て下さい。
管理人的には、 SBI証券 の利用が、コストを徹底的に抑えられるのでベストだと思います。



 


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