国際オーストラリア債券オープン(毎月決算型)の評価・解説

国際オーストラリア債券オープン(毎月決算型)は、 主に豪ドル建の国債、州政府債、国際機関債、社債、モーゲージ証券、資産担保証券等に投資を行い、オーストラリアの公社債(国債、社債含む)の値動きを示す代表的な指数であるUBSオーストラリア債券インデックスを参考指標とする毎月分配型のアクティブ型豪ドル債券ファンドです。

ファンドオブファンズ形式でウエスタン・アセット・マネジメント・カンパニー・ピーティーワイ・リミテッドが運用 を行う「LM・オーストラリア債券ファンド(適格機関投資家専用)」に投資するため、信託報酬が年1.39%(税抜き)と高コストのファンドです。

毎月分配型で税金分非効率であり、投資検討の価値は全くありません。

(2014年3月2日)

国際オーストラリア債券オープン(毎月決算型)の特徴・評価

・購入単位:証券会社により異なりますがSBI証券では積立で最低500円より購入可能。
・信託報酬:年率1.39%(税抜き)
・信託財産留保額:なし
・決算:毎月20日。 1万口あたり150円の分配金を切り崩しています。
・資産配分比率: 以下の構成比率で豪ドル債券に投資(2014年1月31日時点)
国際オーストラリア債券オープン(毎月決算型) の債券種別構成比率とポートフォリオ特性値(2014年1月31日時点)

・償還日:2017年11月20日
・運用:国際投信投資顧問
・為替ヘッジ:なし

 

国際オーストラリア債券オープン(毎月決算型)・管理人の感想

高コスト + 毎月分配型 + 高金利通貨の豪ドル債券ファンドと、いかにもインカムゲインがありそうなファンドに見え、分配金大好きな方が買ってしまいそうなファンドです。

年1.39%も信託報酬がかかっていては、債券ファンドとして全く割にあいません。

毎月分配型であることで、税金分無駄となり、高コスト化に拍車をかけています。先進国の中でも金利の高いオーストラリア債券ファンドは、毎月お小遣いがもらえますよと販売員が毎月分配好きな方に「お勧め」しやすく(⇒こんな感じで)、安易に購入しやすいです。

投資対象が豪ドル債券のみで分散も効いておらず、高金利通貨であるために将来的には円高(豪ドル安)で調整されます。金利が高くてもその分円高に振れては意味がありません。

参考指数であるUBSオーストラリア債券インデックスは、国債比率が約38%ですが、本ファンドは国債比率を9.8%に抑え、その分高利率の社債等に比重をかけることで参考指数を上回ることを狙っています。

本ファンドは2013年1月末から運用が開始されたため、初回の運用報告書も発行されておらず、リターンが参考指数に対しどうだったのか、実質コストはいくらなのかまだ不明です。

しかしながら外国債券ファンドで年1.39%(税抜き)の信託報酬は高すぎます。国内債券ファンドと外国債券ファンドの期待リターンは(コストを引く前で)同一です。

債券ファンドは期待リターンが低く、高い信託報酬が引かれるとリターンはいくらも残りません。

外国債券ファンドを選ぶ際は、オーストラリア単一国ではなく22ヵ国の国債を投資対象にした<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国債券インデックスファンド(信託報酬0.38%(税抜き))や外国債券インデックスeSMT グローバル債券インデックスに投資したほうがコストもずっと低く、分散投資の観点からも合理的です。

また、どうしてもオーストラリア債券に投資したい方は、(現在まだみずほ銀行やみずほ証券でしか購入できませんが)i-mizuho オーストラリア債券インデックスファンドの方がよほど低コストで投資できます。

本ファンドは償還日が2017年11月に設定されており、運用期間はわずか4年10か月ほどです。

ホントに何がしたいか意味不明のファンドですが、毎月150円ずつ毎月分配を続けて元本がゼロになるのをわかっているからかも知れません(笑)

国際オーストラリア債券オープン(毎月決算型)の購入先

国際オーストラリア債券オープン(毎月決算型)をノーロードで購入できる銀行・証券会社は、以下の通りです。

SBI証券楽天証券カブドットコム証券

SBI証券では投信残高の最低年0.1%(最高0.2%)分をSBIポイントで還元する「投信マイレージサービス」が他の証券会社よりも還元率が一番高いです。 コストに徹底的にこだわりたい方はSBI証券を選ぶと良いでしょう。

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