レジャーホテル(ラブホテル)ファンド「Hope」シリーズを一刀両断
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レジャーホテル(ラブホテル)ファンド「Hope」シリーズを
                             一刀両断


 

8.4%のリターンを得られるとの触れ込みで、結構巷で話題になっているレジャーホテル(ラブホテル)ファンド「HOPE」シリーズ。果たしてこのファンドはどのようなものなのでしょうか?レジャーホテル(ラブホテル)ファンド「HOPE」シリーズを一刀両断、丸裸にしたいと思います。
ラブホテルファンド

レジャーホテル(ラブホテル)ファンド「HOPE」シリーズの概要

主要投資対象は国内のラブホテル。1ファンド当たり2〜3件のラブホテルに投資、運用を行う。なお、投資に当たっては匿名組合方式で行っており、ファンドとは言っても、当サイトでご紹介している、いわゆる投資信託とは少し性格が異なるので、同列には扱う事ができない。

商品名称
投資単位
想定利回り(年)
優先出資予定総額
運用期間
募集期間
分配金
手数料
中途解約
:HOPEラスト優先出資匿名組合
:一口50万円(複数口数申込可)
8.4%
:41億円
:3年間
:平成19年8月22日〜平成19年9月10日
:分配金の支払いは年1回
申込手数料・管理手数料無し
:運用開始後1年経過後は可能

・運用成績
 今まで募集したファンドについては8.4%ほどの配当を実施している。ただし、ほとんどが第1期配当を持って繰り上げ償還しており、長期的に運用した実績は無い。
(繰り上げ償還と共に、別途設定したファンドへの移行はできるように配慮されている。)


レジャーホテル(ラブホテル)ファンドの有利な点

資料やホームページなどからの情報を総合的にまとめると、以下の点で有利だと言う事が分かる。

@ラブホテルは利益率が高い。休憩も有るので1日3回は回転する。
A大手企業の参入が少なく、安定した業界。仮にライバル店が出店しても、集積効果から逆に集客増となるケースが多い。
B元々市場規模が2兆円と、巨大な業界。

と言う事でしょうか。ラブホテル市場が非常に有望であることは理解できます。

ファンド自体については、一般投資家が出資する分を優先出資とし、ファンドも劣後出資と言う形で、10%分を出資します。このため、一見するとファンドも投資家同様に出資する事で同じようなリスクを負っていると考える事ができないでもないです。


レジャーホテル(ラブホテル)ファンドの問題点

有利な点があるものの、管理人は当ファンドについて、強い懸念を持っています。それについては、下記の通り記します。


懸念@:匿名組合を利用したファンドである

まず、匿名組合の詳細ついては用語集をご参照ください。当ファンドの最大の問題点は、この、匿名組合型ファンドである、と言う点です。

匿名組合は、組合員、つまり投資家の名前が表に出ず、さらに債務の責任も問われません。しかし、ファンドの営業者は投資家から募った資金を、自らの「財産」とすることが出来ます。そして、投資家はこの貴重な出資金の使途など、中身について影響力を行使する事ができません。

つまり、営業者はこの財産を好きなように運用し、利益を上げられる仕組みです。

さらに、匿名組合型ファンドは、監督官庁がありません。通常の投資信託であれば金融庁が監督官庁となり、チェックが入りますが、匿名組合はそれが無いため、好き勝手に運用する事が可能となります。

このため、匿名組合は過去、たびたび詐欺行為の温床となってきました。


懸念A:ファンド購入前に運用レポートを開示しない

通常、投資信託を購入するかどうか、過去の運用実績を良く確認して判断しますが、このラブホテルファンドは、「過去にキチンと配当しています」と言うだけで、肝心の運用レポートはファンド購入後でないと閲覧できない事になっています。

これでは口答説明だけを信じて購入する事になり、リスクが大きすぎます。真に投資家保護をうたうのであれば、運用レポートの開示は必須条件だと思います。


懸念B:高収益をうたいながら、配当は8.4%が上限

過去、数回は8.4%分の配当を実施している事が分かります。が、いつも必ず8.4%の配当、つまりこの数字が上限であることの根拠がよく分かりません。運用が上手くいけばもっと配当を出してよいはずですが、最初から8.4%が上限と言い切っています。


懸念C:投資家より、ファンドが損をしないように考えられている

ラブホテルファンドの有利な点で述べていますが、このファンドには、ファンド運用会社自信も1割を劣後出資の形で投資しています。投資家と共にリスクを背負うと言えば聞こえは良いですが、仮に投資物件の価値が下がり、売却益が出ない場合、または物件自体の収益性が悪くて期待した利益が出ない場合、ファンド運営会社の損失は1割までに抑えられるということ。

逆に、利益が出た場合は、投資家への還元は8.4%が上限で、それ以上の儲けは全てファンドのものとなります。つまり、損失は最小限に、利益は限りなくいただきますよ、と言う性格のファンドです。

投資家からすると、ハイリスクミドルリターン(いや、利回り8.4%ならリスクとの関係でスモールリターンと言ってもよいかも)の商品と言えます。


他にも細かい懸念は沢山ありますが、まとめると上記のようになります。投資信託を取り扱った様々なホームページで、このラブホテルファンドを好意的に取り扱った記事を見ることがありますが、これはアフィリエイトを通じて収入を得るためでしょう。

良い点ばかりに目を奪われず、リスクもよく把握する事が大事です。


レジャーホテル(ラブホテル)ファンドのリンク先

レジャーホテル(ラブホテル)ファンド「HOPE」シリーズファンドは、最終商品の「Last」が完売しています。

 ⇒ レジャーホテル(ラブホテル)ファンド「HOPE」シリーズファンドへのリンク

なお、今回なぜ最終商品になるのかと言えば、「今年の9月以降に金融商品取引法施行が予定。この金商法施行後では、現行の『HOPEシリーズ』を、現在のGFSの販売体制のもとで活動することができなくなる。よって、今後は、商品の仕組みの変更あるいは証券会社との提携等による販売体制の変更などの対応策が必要」だからだそうです。

要は、法改正により証券業者としての認可が無いと販売が出来ない、それによるコストや、金商法への対応によるコスト増が有って、販売が難しい、と言う事のようです。



 
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