MLP(マスター・リミテッド・パートナーシップ)

MLP(Master Limited Partnership、マスター・リミテッド・パートナーシップ)とは、エネルギー関連事業への管理・運営を行う米国の共同投資事業形態の1つです。エネルギーインフラ分野への投資推進を目的として、1980年代に米国で誕生しました。

MLPは石油パイプラインやシェール・ガスの輸送料、保管料、設備使用料が総収入の90%以上を占めています。

MLPイメージ


MLPは取引所に上場しており、収益の90%以上を分配金として出すことで法人税はかかりません。その意味では、REIT(不動産投資信託)と仕組みが似ており、MLPは別名「エネルギーREIT」とも呼ばれます。

MLPは株式や債券に比べて市場規模がはるかに小さく、取引量も少ないです。(米国REIT市場よりも規模が小さいです) その分値動きも激しく、流動性も劣ります。

(2016年1月31日更新)


 


リスクの高さや流動性のなさと引き換えの高利回り

販売側は高利回りと謳っていますが、それらのリスクの高さや流動性のなさが反映された利回りであることを忘れてはいけません。

また、「商品市況に左右されず、キャッシュフローが非常に安定している」などの宣伝文句も嘘です。石油など資源価格にも左右されますし、株式市場が調節した2014年10月中旬や、2015年は原油価格の下落により株式よりもよほど下落幅が大きかったのがMLPです。

市場規模が小さいため、投資家が資金を引き揚げるとすぐに価格が急激に下がりやすいです。(日本から投資する場合、当然米ドル円の為替リスクもあります)

また、米国の税制が複雑で、特に日本のような米国外からの投資の場合、MLPの比較的高い利回りを帳消しにする高い税金が課される可能性もあります。投資対象としては魅力が薄いと考えられます


MLPを投資対象とするファンド

MLPを投資対象としているノーロードファンドには、下記があります。

ファンドの名称  ベンチマーク 信託報酬(税抜)
米国エネルギー・ハイインカム・ファンド(愛称:エネハイ) SGI PGS MLP Top 20 Index 1.125%
アメリカ高配当株オープン(年2回決算型) なし 1.74%


 



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