明治安田J-REIT戦略ファンド(毎月分配型)(愛称:リート王)の評価

明治安田J-REIT戦略ファンド(毎月分配型)(愛称:リート王)は、日本のREIT市場の値動きを表す東証REIT指数(配当込み)を参考指数とし、それを上回る投資成果を目標とする日本リートアクティブファンドです。2011年6月30日に設定されました。

明治安田J-REIT戦略ファンド(毎月分配型)(愛称:リート王) J-REIT組入比率の調整イメージ


明治安田J-REITマザーファンドと日本国債にファミリーファンド方式で投資し、市場動向から日本のREIT市場の割高・割安局面を判断して、J-REIT組入比率を調整するのが特色です。

結果として、ここ最近はJ-REITに約75%、日本国債に32%と、リートにフルインベストメントでないにも関わらず、信託報酬は年0.90%(税引)とバカ高く、毎月分配型であることも加わって極めて効率の悪い運用となっています。

肝心のリターンもインデックスファンドを下回っており、購入検討する価値は全くありません。

(2016年6月5日更新)



 

明治安田J-REIT戦略ファンド(毎月分配型)(リート王)の基本的情報

・購入単位:証券会社により異なりますがSBI証券では最低500円より積立購入可能。
信託報酬年率0.90%(税抜)
信託財産留保額:0.2%
・決算: 毎月18日。毎月150円の分配金を身を削って出し続けているダメファンドです。

・資産配分比率: 計25銘柄のJ-REITに75.05%、日本国債に22.85%の比率で投資(2015年12月18日時点)J-REITの組入上位5銘柄の構成比率は以下の通りです。(2016年5月18日時点)

明治安田J-REIT戦略ファンド(毎月分配型)(愛称:リート王) 組入上位5銘柄の構成比率


・償還日:無期限
・運用:明治安田アセットマネジメント株式会社
・為替ヘッジ:なし(投資対象に為替リスクはありません)



明治安田J-REIT戦略ファンド(毎月分配型)(リート王)の管理人の感想と評価

高コストの日本リートファンド

まず信託報酬が年0.90%もかかる高コストの日本REITファンドという時点で、投資検討対象から外れます。運用報告書記載の、半年分の費用明細をご覧ください。

明治安田J-REIT戦略ファンド(毎月分配型)(愛称:リート王) 1万口当たりの費用明細


半年分の実質コストは0.513%(税込)であることから、年間の実質コストは0.513×2 = 約1.03%(税込)となります。

このファンドが投資している約23%の日本国債の部分にも、信託報酬0.90%(税抜)が重くのしかかります。現金保有分や、ただの国債保有の部分にも信託報酬がかかることを忘れてはいけません。高コストすぎて、本ファンドを選ぶ必要は全くありません。


インデックスファンドにリターンが劣るダメアクティブファンド

さらに、以下が明治安田J-REIT戦略ファンド(毎月分配型)(リート王)と<購入・換金手数料なし> ニッセイJリートインデックスファンド(信託報酬0.335%)との過去約2年のリターン比較のグラフです。

明治安田J-REIT戦略ファンド(毎月分配型)(愛称:リート王)と<購入・換金手数料なし> ニッセイJリートインデックスファンドの過去2年のリターン比較


上の図のように、本ファンドのリターンは、参考指数である東証REIT指数(配当込み)をベンチマークとする低コストのインデックスファンドに約4.6%も負けています。であれば、素直に信託報酬の低いインデックスファンドを買えばよいだけです。

アクティブファンドの存在意義は、インデックスファンドよりも成績が良いことなので、これでは全く役に立たないのが分かります。日本REITへの投資比率がわずか7割程度で、あとは日本国債や現金なんですから、期待リターンが低く、成績が振るわないのは当然です。

愛称が「リート王」となっていますが、こんな無様な成績で一体何がリート王なのか意味がわかりません。こんなヘボい投資信託を買うくらいなら、日清ラ王を食った方がよっぽどいいですね。
 
 


相場に応じてJ-REIT組入れ比率をうまく調整するなどできるわけもなく、全く評価できません。そんな神様のような事ができるなら、とっくにベンチマークより優れた運用成績を実現できていることでありましょう


分配金の大半が収益分以外からのただの取り崩し

毎月分配型で、相場動向に無関係に月150円ずつ元本を取り崩している様に至っては、運用側、受益者側双方に「本当に何をしているのかわかっているのですか」と問いただしたくなります。運用報告書記載の、以下の分配原資の内訳を確認します。

明治安田J-REIT戦略ファンド(毎月分配型)(リート王) 分配原資の内訳


分配金150円のうち収益分は12円~43円のみで、残りは「収益以外」からの取り崩しで、典型的なタコ足ファンドです。このように運用報告書にはタコ足かどうかきっちり書いてあるにも関わらず、毎月分配が嬉しいと喜んでいるようでは、いつまでたっても資産形成などできません。

・・・いや、大半の毎月分配型投信ファンの方々は、資産形成について考えているわけではなくて、お小遣い代わりになって嬉しいだけなんですけどね。。。

リスクを抑えるための安全資産は投資家側が自分で用意し、ファンドには、ご自身が投入しても良い金額を、リスク資産の分のみ購入すべきでしょう。


低コストで投資対象が幅広く分散されたインデックスファンドでOK

アセットアロケーションの日本リートクラスへの投資は、上の図でも比較対象とした<購入・換金手数料なし> ニッセイJリートインデックスファンド(信託報酬0.335%)や、さらに2015年12月より新規に登場したたわらノーロード 国内リート(信託報酬0.30%)を購入すれば済む話です。

複雑なことをやろうとして高い信託報酬をぼったくられることなく、シンプルで低コストのファンドを選ぶべきでしょう。(リート王を見れば、複雑な事をやっても上手く行かない事が明白ですからね!)


明治安田J-REIT戦略ファンド(毎月分配型)(リート王)購入先

明治安田J-REIT戦略ファンド(毎月分配型)(リート王)をノーロードで購入できる銀行・証券会社は以下の通りです。が、購入する必要はないですね。

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