明治安田ジャパン・セレクト(愛称:萌芽)の評価・解説
明治安田ジャパン・セレクト(愛称:萌芽)は、TOPIX(東証株価指数)を参考指数とする日本株式アクティブファンドです。
日本株式の大型株を中心に25銘柄程度に厳選投資するスタイルを取り、「相場に左右されない中長期での絶対リターンを目標にしている」とのことですが、そんなことができるのならば誰でも市場には勝てていますよね、という事で、リターンはおもいっきりTOPIXの動きに連動して上下し、相場に左右されてます。
低コストのTOPIXインデックスファンドとのリターンを比べると、過去3年では勝っていますが、過去1年は大きく負けており、事前に成績の良いアクティブファンドを選ぶことができないことがよくわかります。
信託報酬が年1.60%(税抜)と高コストで分散もできておらず、魅力がありません。
(2015年1月9日)
明治安田ジャパン・セレクト(萌芽)の特徴・評価
・購入単位:1万円以上1円単位で購入可能。・信託報酬:年率1.60%(税抜)
・信託財産留保額:なし
・決算:年1回(12月24日)。2014年12月に分配金190円を出しています。
・資産配分比率: 日本株25銘柄に投資 (2014年11月28日時点)
組入上位10銘柄の構成比率は以下の通りです。

・償還日:2023年12月25日
・運用:明治安田アセットマネジメント株式会社
・為替ヘッジ:なし(投資対象に為替リスクはありません)
明治安田ジャパン・セレクト(愛称:萌芽)・管理人の感想
日本株式ファンドとして、信託報酬1.60%(税抜)は高すぎますね。
またアクティブファンドとして、肝心なリターンは過去3年、TOPIXインデックスファンドをわずかに上回っていますが、ここ1年は逆に大きく下回っています。
投資銘柄数が25銘柄程度と少なく分散度が低いため、良くも悪くも投資対象の銘柄の値動きに大きく成績が左右されるのでしょう。
下記が明治安田ジャパン・セレクト(愛称:萌芽)とSMT TOPIXインデックス・オープンの過去3年のリターンを比較したものです。
わずかですが、過去3年では明治安田ジャパン・セレクト(愛称:萌芽)の方がリターンが良いです。ただし、過去1年では以下のようにインデックスファンドを下回るリターンしか残せていません。
アクティブファンドを選ぶ方法は有るのか? でもお伝えしたように、過去の成績と将来の成績には関係がなく、成績の良いファンドを事前に選べないことがよくわかります。
(まあでも、投資信託運用成績は5年10年単位で長期に見なくてはなりません、本来は。そういう意味で、温かい目で長期で見てあげたいところですが、おそらく10年後に成績を振り返ると、酷いもんだと思いますよ・・・)
それでいて、SMT TOPIXインデックス・オープンの信託報酬0.37%に対し、明治安田ジャパン・セレクト(愛称:萌芽)は信託報酬が1.60%もかかり、コスト差は重くのしかかります。
日本株式への投資は、コスト最安のSMT TOPIXインデックス・オープンや日本株式インデックスeを使った方が、コストも低く、はるかに分散した投資が可能です。
明治安田ジャパン・セレクト(愛称:萌芽)の購入先
明治安田ジャパン・セレクト(愛称:萌芽)をノーロードで購入できる銀行・証券会社はスルガ銀行のみです。
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